色々な別れ(その2)会いたいなぁ・・・・
8月30日(水)晴れ
昨日の続きを書きます。
おばちゃんは、都会へ行かれてからも時々ばばに電話をくれ
近況など話して下さった。
同年配の方々の集いにも良く参加され、野菜作りなども頑張っておられるような事も
話して下さった。
島で暮らしていた頃と、ほぼ変わりない生活を送っているようで、ばばも安心した。
たまにばばから電話をすると、気を遣われて
「ばばちゃん、こっちから電話するから・・・」と言ってくれた。
我が家の自宅へ上がる階段の途中からも、又、現在住んでいる家の2階からも
おばちゃんの家が見える。
ずっと窓が閉まったままだった。
しかし、おばちゃんが都会へ引っ越して行かれてから数ヶ月後
ある家族が入居した。
その家族とは、お仕事をされていたので、あまり話したりする機会はなかった。
その家族も、今年の春引っ越して行かれた。
いよいよ誰もいなくなってしまった、おばちゃんの家。
開いているはずも無い、おばちゃん宅の窓をついつい見ていたばば。
台風5号が接近する前だったか、偶然、雨戸が閉まった。
あれっ?と思ったけど「親戚の方が台風対策されたのかな?」と見ていた。
台風が過ぎた後、何日か経って、おばちゃん宅のカーテンが開いているように見えた。
「今まで締め切っていたので、親族の方が風を通しているのかな?」と
その時も思った。
そして「どんどん祭り」の数日前、おばちゃん宅の玄関先に
小型トラックが止まって、何か工事をするような音がしていたが
誰も人は見えなかった。
「どんどん祭り」当日の夜、花火大会の途中で、
車がおばちゃんの家の玄関に止まるのが見えた。
そして、花火を見ているばばの前で、おばちゃん宅2階の窓やカーテンが開いた。
?????
そして、昨日夕方、自宅へ上がって用事を済ませ、階段を下りている時
何気なくおばちゃん宅を見ると、ベランダに洗濯物が干されていた。
あぁ〜〜〜っ。
どなたか入居されたんだ!
ここ数年、我が家の周辺でも空き家が増えつつある。
自分の親戚のようなお付き合いをしていたおばちゃんが都会へ行かれ
ポカ〜〜ンと心に穴が開いたような、ここ3年だったけど・・・・
どんな方が入居されたんだろう?
「遠くの親戚より 近くの他人」と言う言葉を実感しているここ数年のばば。
もし、新しい入居者さんと顔を合わす機会があったら
きちんと挨拶して、今後気持ち良くお付き合い出来るようにしよう。
一昨日、「闘牛パレード」のブログを書いた後・・・
夜の花火を見ていたら、おばちゃん宅の電気が点いたりしたので
おばちゃんの事が、とても気になって・・・
昨日は数回電話をしてみたけど、おばちゃんは出なかった。
もしかしたら?おばちゃん、体調崩されているのでは???
いや、着信に気づかないだけなのかも知れない・・・
色々思っているばば。
おばちゃんのお子さん達3名が帰省して、お家の整理を済ませ
飛行場へ出発する前に、ご近所さん達と写した最後の写真が
ばばの後ろの壁に貼られている。
おばちゃんが写っていないのが残念だけど、その写真を見ながら
「もう一度、おばちゃんに会いたいなぁ」という思いがこみ上げてきたばば。
でも、それは実現することは無い、はかない夢であることは、ばば自身分かっているけれど・・・
大好きだったおばちゃん・・・
そのおばちゃんの家に、別の家族が入居したようだ。
「会うは別れの始め」とも言うけれど、「別れあれば、新しい出会い有り」とも言うよね。
新しく入居された方と、まだ顔を合わせては無いけれど
そのうち、きっと・・・・
「良い出会い」が待っていますように・・・
画像は、おばちゃんが島で暮らしておられた時
「ばばちゃん、それ、綺麗だね」と言って下さった「ハツユキカズラ」。
未だに時節になれば、新芽を出して・・・・
あぁ〜又、おばちゃんを思い出してしまった。
会いたいなぁ・・・・おばちゃんに。