貴重だったのになぁ・・・

7月22日(土)晴れ
カァ〜〜〜ッと晴れたと思ったら、黒い雲がモクモク。
雨が降るかなぁ?降って欲しいな?と思いつつ
洗濯物など取り入れると、又、カァ〜〜ッと晴れる。
黒い雲は出ても、全く前の降らない徳之島。
島内でも、昨日かな?雷が凄かったらしいけど、
じじばばの居住区では全く関知せず。
このままでは、どうなるんだろう?徳之島。
防災無線放送では「農家の皆さんは、サトウキビへの灌水対策を・・・」と呼びかけていた。
雨が降りすぎて困っている地方があるかと思えば、雨不足で困っている所もある。
人間の思うようにはいかない自然現象。
じじの言う通り、台風でも近づかないと島に雨は降らないのかなぁ?

又、今日の昼前は「亀徳大橋の南口交差点の信号が故障しています。
点滅信号を守って通行して下さい」と呼びかけていた。
一昨日からずっと故障が直らないんだね。
今夕も通らなければならないけれど、気をつけて運転しよう。

一昨日、じじの従兄弟Hちゃんご夫妻を空港まで送った帰りに
諸田池に寄ってみた。
池の周囲は木の枝が生い茂り、蜘蛛が巣を張って鬱蒼となり歩きにくくなっていた。
腰をかがめて木の枝をくぐりながら少し歩いてみた。
鳥もあまりいず、寂しかったが、それでもカイツブリが2羽とセイタカシギは見えた。
あまりに暑いので、早々に車に戻ると、すぐ横に大きな島桃の木があり
沢山の実を付けていて、地面にも百個以上くらい落ちていた。

ばばが子どもの頃は、立派なおやつだったのに
時代が変われば、見向きもしなくなるんだね。
熟した島桃は、香りだけは水蜜桃と変わらない位良い。
大きさは、卵のSサイズの3分の2位の大きさかな?
この桃、小さいから下処理するのは大変だけど
皮を剥いて、ザラメとかで煮詰めると、とっても美味しいおやつになるらしい。
面倒くさくて、ばばに尾はとても出来そうに無い。
と言うか?先ず原料の島桃が無いから・・・・

島桃と言えば、ばばには忘れられない思い出がある。
子どもの頃、長姉がばばを予防接種に連れて行った。
当時、病院は隣集落にあり、自宅から子どもの足で20分位の距離だった。
病院に向かって歩きながら、姉が言った。
「注射で泣かなかったら、家に帰って裏の畑にある桃を採ってあげるからね」と。
入学前だったかなぁ・・・注射=怖い=痛いと思っていたばば。
でも・・・桃が食べられるなら泣かない!と決めた。
そして、我慢して我慢して、泣かないで注射を受け
家に帰るや、すぐ姉に「泣かなかったから桃ちょうだい!」と要求。
約束通り、姉は裏の畑から熟した島桃を数個採ってきて、ばばにくれた。
桃の味ははっきりとは覚えていないが、おぼろげな記憶の中では
今の水蜜桃と同じ位美味しかった気がする・・・

あれからウン十年。
誰かから「島桃貰ってちょうだい」と言われても、やんわり断ってしまうと思う。
子どもの頃の「泣き虫ばば」を痛い注射でも我慢させる位の魔力があったのになぁ。

ばばが子どもの頃のおやつって、桑の実・椎の実・山桃・スモモ・はったい粉の型菓子などで
どれも身の回りにある果実か、母の手作りだった。
それで充分満足したし、そのおやつを得る為に手伝いを頑張ったり
野山を駆け巡って、自分で採ったりしていた。
上記のおやつを、ここ数十年食べた事がないし、これからも食べる事は無いだろうなぁ。

ばばの最後の職場には大きな山桃の木があったが
誰ひとり、その実を食べる人はいなかったし、
もしかしたら、山桃を「食べられる」と知らない人がほとんどだったのでは?と思う。

数週間前、あるお宅に行ったらガラス瓶に入った見慣れぬ物が・・・
「何ですか?}と聞くと、「これね、知人が持って来てくれたの。
お酒に山桃の実を漬けてあるのよ」って。
あれから数週間。
瓶の中の液体は少しピンク色になっている。
漬けておけば「山桃酒」になるのかな?
山桃のお酒って、どんな味がするのかな?
お酒は全く飲めない、ばばだけど・・・あのお酒を飲んだ人の感想を聞いてみたいな。

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