涙が出る・・・

5月14日(日)曇り・今にも降り出しそう
昨日、夕方の買い物から帰宅したら、キッチンのテーブルの上に
縦長の段ボールが!
「最近、何かを注文した覚えも無いんだけどなぁ」と思いながらも
「何?」とじじに聞くと、「母の日のプレゼントだよ〜」って。
1日早く、娘夫婦から「母の日プレゼント」が届いていた!
じじと2人で開けてみると、アジサイ。


名前が「ウエディングブーケ」って、素敵!!!

箱から出すと、やはり離島までは発送から日数がかかるせいか
真ん中の花房の中央辺りが少し茶色っぽくなり
小さな蕾が鉢の上の方に無数に落ちている。
勿体ない!
すぐに包装されているセロファンなどを剥がして
たっぷり水をかけて、直射日光の当たらない場所に置いた。
花色はピンクらしい。
早く復活して、きれいな沢山の花が開花してくれると良いなぁ・・・

すぐにお礼をと電話をしても出なかった。
気になりつつ、夜電話したら繋がった。
お礼を言うと「お母さんのブログ読んだら桜でも良かったかなぁと思ったよ。
鉢植えのがあったんだけどね」って。
いえ、いえ、アジサイで良かったよ。
都会の桜は島では育つかどうか分からないからね。

数十年前は、自分が「祝う方」だったのに、今は「祝ってもらう方」になってしまった。
嬉しいけれど、寂しい気もする。
祝ってあげたい「母」は、もういない。
それだけ自分が年取ったという事だね。

明け方、3時過ぎにベッドで寝ていたじじが起き出す気配がして
ばばも目が覚めた。
起きるには早すぎるし、枕元のラジオをつけると
NHKの「ラジオ深夜便」で今日の「母の日」にちなんだ曲をかけていた。
10曲かけたらしいが、最後の1曲で、小林幸子さんが歌う「元気でいてね」という曲だった。
「クレヨンしんちゃん」の映画の主題曲らしいが、ばばは聞いた事が無かった。
静かに聴いていると、歌詞が素晴らしい!
ついつい自分と重ねてしまい、泣きたくなってしまった。

  元気でいてね

作曲:岩崎元是
作詞:白峰美津子

あのね おかあさん 覚えてる?
運動会の おべんとう
早起きして 作ってくれた
あのたまごやき おいしかったな…また食べたいな

それでね おかあさん 初めての
学芸会は カエル役
間違えちゃって 泣きそうだった
でもおかあさん 見つけたとたん…ほっとしたんだ

今だから 今だから 言える『ありがとう』
いつまでも いつまでも 元気でいてね
わたしがおかあさんになっても ずっと元気でいてね

あのね おとうさん 覚えてる?
一年生の 参観日
早起きして 来てくれたよね
きっとお仕事 たいへんなのに…うれしかったよ

それでね おとうさん ほんとはね
しかってばかりで こわかった
だけど自転車 こわれた時は
何も言わずに なおしてくれた…かっこ良かった

大きくて あたたかい 手のひらだったなぁ
いつだって いつだって 見ていてくれた
どこかでくじけそうになったら 昔のようにしかって

今だから 今だから 言える『ありがとう』
いつまでも いつまでも 元気でいてね
遠くはなればなれになっても ずっと元気でいてね

遠くはなればなれになっても ずっと元気でいてね

曲を聴いているうちに、自分が子どもだった頃の事とも歌詞が重なり
又、自分が親となった時の事とも重なって・・・
特に、お父さんの歌詞の部分は、我が家ともピッタリ重なる。

子ども達が成長し、独り立ちして都会暮らしをしている現在、
離ればなれでいると、なおいっそう「お互いに思い合う気持」は強くなる。
自分が親の立場になってみて、初めて親のありがたさ、偉大さに気づく事は多い。
じじの両親、自分の両親から受けた「言葉では表し切れないほどの無償の愛」。
いつまで経っても、ばばには超えられない。

今は娘達が「母の日」・「父の日」に「おめでとう!ありがとう!」と
祝ってくれるけれど、ばばは又、じじ両親と自分の両親に
「感謝の気持」を伝える日にしたいと思っている。

お墓参りと仏壇に手を合わせるしかできないけれど、両親はきっと、ばばの気持ちを分かってくれるはず・・・

 

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