「あくまき」

5月7日(日)曇り
ばばが子供の頃は、季節、季節の色々な行事が盛んで
行事に欠かせない、おやつや料理などを母は必ず作ってくれた。
たとえば・・・3月3日にはヨモギ餅、5月5日には黒糖餅
お盆には型菓子、大晦日には豚骨料理等々。

しかし、ばばは母が作ってくれた行事食を何一つまともに作れない。

今でも、ばばの実家集落の先輩方は3月3日はヨモギ餅を、5月5日には黒糖餅を
仏壇に供える方が多いかなぁ・・・と思う。
ばば姉は、ばばと違って几帳面で、3月3日や5月5日になると
お供え用のお餅を、ばばの分もスーパー等で買ってきてくれる。

5月5日が子どもの日だったので、前日の4日夕方には
ばばに「あくまき」を届けてくれた。


「黒糖餅を買いに行ったら、売り切れていて、あくまきは2本あったので
買ってきたよ」と言いながら・・・

JA鹿児島県経済連のページで調べてみると、以下のような説明があった。

●鹿児島の伝統的なお菓子「あくまき」

 「あくまき」は、鹿児島に古くから伝わるお菓子で、地元では「ちまき」と呼ばれ親しまれており、
 主に端午の節句に作られています。予め一晩ほど灰汁に漬けておいたもち米を、
 同じく灰汁に漬けておいた竹の皮などに包み
 糸や竹の皮から作った糸で縛り、灰汁で3〜4時間ほど炊いたものです。

 灰汁で炊くのでアルカリ性食品です。
 長時間煮ることによる滅菌、木の成分による抗菌、アルカリ環境による雑菌繁殖の抑制、
 竹の皮による抗菌、と複合的かつ合理的に出来ており保存性がよく、
  その昔、豊臣秀吉の朝鮮の役や、関ケ原の戦いで薩摩の兵は兵糧食として、
  「あくまき」を携帯したと言われています。

  
●おいしい食べ方

  「あくまき」は水分を多く含むため、食感はプルプルで柔らかいです。
  そのままではほとんど味がなく(えぐみのような味が若干ある)、
   きな粉と砂糖、または黒蜜や蜂蜜などをかけて食べるのが一般的です。
   切る時は、皮で包む際に縛った糸が使われます。(以下略)
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「あくまき」の事、「ちまき」とも言うの?初めて知ったよ。
「ちまき」って、ばばは全く別物と思っていたので「びっくり!びっくり!」でした〜

ばばの母が「あくまき」を作った事は一度も無いと思うが、
徳之島でも、島内の方が作った「あくまき」をスーパーで買う事は出来る。
今回、姉からもらった「あくまき」を午前中のお茶の時間にいただく事にした。
島の「あくまき」は、竹の皮では無く、ガーゼのような薄い生地で出来た袋に入っている。

口を縛ってある糸を上手く切れば、あとは袋の横を塗ってある糸を引き抜き
簡単に開けられると思ったが、なかなかどうして・・・・
口の糸を切るのに四苦八苦。
横の糸を、一気にピィ〜〜〜ッと引っ張ろうと思ったが、ここでも失敗。
最終的には、ハサミで袋の横をチョキチョキ切って開けました!

細長いので、じじが朝食に使う細長いお皿に入れて
包丁で切ろうとしたら、生地が柔らかくて、上手く切れず・・・
ハサミを水で濡らしながら切って、食べる部分を包丁で切って
きな粉と砂糖を混ぜた物を塗しながらいただきました。

柔らかくて、美味しかったよ。
ごちそうさま〜。
おやつとか、自分でもすぐ作りたくなるばばだけど
この「あくまき」、一応作り方は調べてみるけど
ばばの腕では、とてもできそうじゃありません。

優しく、気の利く姉上、ごちそうさまでした!

 

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