現実・・・

3月10日(金)曇り
去年辺りから、気づいた事・・・

お通夜に行くと、小さなペットボトル入りのお茶をいただく事が時々ある。
そんな時、「力が無いから、開けてくれる?」
と、先輩方から頼まれる事が時々あった。

ある時は、後輩から乳酸飲料の入った小さなプラスチック容器の蓋が
「開けられないから開けてちょうだい」と頼まれた事もあった。
どうして???と思っていた。

すると、数週間前の朝、じじが蜂蜜の入った瓶の蓋を開けようとしていた。
左手で瓶を支え右手で蓋を握って、グッと回そうとするのだが
全然ビクともしない。


じじは、同じ事を何回も何回も繰り返していた。
そして、ついには座り込んで両足で瓶を支え
両手を使って一気に開けようとしたが開かない。
数回繰り返していた。
そんなじじをじっと観察していると・・・・
何だか違和感が。。。。

そのうち、じじも気づいたようだ。
何と!普通、蓋を開けるには反時計回りに回す事が多いと思うのだが
じじ、全力で時計回りに蓋を回していた。
開かないはずだよ・・・
2人同時に大爆笑!
「笑いスイッチ」が入ってしまったじじとばば、
しばらく笑い転げていましたとさ。

じじは、単に蓋を反対に回していたから開かなかったんだけど
「オエッとボトルの蓋が開けられない」と、ばばに言った人たちは
「手に力が入らなくて・・・開けてちょうだい」と言った。
そうか・・・年を重ねると、出来なくなる事が多くなっていくんだね。

じじは、毎日3回は蜂蜜の瓶の蓋を開け閉めするのだが
その時、じじも言っていた・・・
「最近、手に力が入らなくて・・・」と。
特に寒い季節は、力が入れにくいんだろうね。

ばばは、特に毎日の家事で瓶の蓋の開け閉めってあまりしないから
実感は無いけれど、年を重ねる毎に
きっと握力も弱くなっていくんだろうね。

ばばが自分を年取ったな?と思い始めたのは
ジャンプが出来なくなっていたから。
数週間前、先輩が「ばばちゃん、骨はね、年取ってからも
強く出来るんだって」と言い、骨を強くする方法として
背中をまっすぐ伸ばしたままで、20回位軽くジャンプをすれば良いって。
「片手で、机とか台とか掴んでも良いのよ。
1日2セット位続けたら良いらしいよ」と・・・・・

骨が強いに超した事は無いから、早速キッチンでジャンプしてみた。
あれっ?
足、床から離れてる?
気持ちは飛んでいるつもりなんだけど、床から1センチ位は飛べてる?
って位しか、飛べてない。
そうか・・スリッパを履いているからいけないんだ・・・
と、スリッパを脱いで再チャレンジ。
たいして変わらないなぁ・・・
着地の時は、つま先の方からで良いのかなぁ・・・
それにしても、たった20回飛んだだけで、息がハァ、ハァ荒くなる。

イメージとしては「気を付け!」の姿勢で、
軽く5,8センチは飛ぶ筈だったのに・・・・
現実は、1センチ飛べてる?

強がって、何も触らず20回飛んだけど、あと20回は左手を机の上に置いて飛んだ。
はぁ〜、この理想と現実の違い。

ガッカリだぁ〜
でも、認めなきゃならない現実なんだよな、これが。

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ばば
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