顔合わせ・・
12月27日(火)曇り
25日、クリスマスは新しい出会いがあった。
その10日ほど前、知人のHちゃんから電話があり
「姉が、叔母を連れて帰ってくるから、親戚顔合わせをしたいって。
だから、ばばさん夫婦にも声をかけてみてねと連絡があったけど
どうかしら?25日の晩なんだけど・・・」と打診された。
せっかくのお誘い、喜んでいくことにした。
何名くらい集まるのかなぁ?
都会からは、何名くらいいらっしゃるのかなぁ?
ばばに手伝えることはないかなぁ?
電話の後、ばばなりに色々考えた。
Hちゃんのお姉さんは、都会暮らしだけど
数年前に亡くなったお父さんの妹さんに付き添う形での帰省らしい。
当日、午後からの便で帰って来るという。
ばばは、じじの親戚関係は未だにあまり詳しくわからない。
Hちゃん姉妹のお父さんのお名前は、じじ両親からも聞いていたけれど
直接話したことはほとんどない。
Hちゃん姉妹も名前は聞いていたけど、直接、ゆっくり話したのは
3年前、義父が亡くなったときに、弔問に来てくれた時からだ。
それからしばらく経って、Hちゃんのお姉さんご夫婦が帰省した折り、
我が家に寄ってくれ、ご主人とじじは意気投合。
それ以来、じじのことを「じじ兄」、ばばのことを「ばば姉さん」と
親しみを込めて呼んでくださり、お付き合いは続いている。
今回、ご主人は帰省せず、奥様のOちゃんだけが帰省するという。
Oちゃんは、顔合わせの当日午後の便で帰省するという。
当日、ばばはHちゃんに電話してみた。
「何期かお手伝い出来ることはない?」と。
「豚骨等煮てあるから大丈夫ですよ」との返事。
じじに「Hちゃん達の親戚に、お手伝い出来る若い方っているかなぁ?」と聞くと
「うぅ〜ん、いないんじゃないかなぁ?」と答えた。
じゃぁ、ばばも何かおやつでも、おつまみでも作って行こうかな?」と言うと
きっと喜ぶと思うよ」とじじも言うので、急遽大奮闘。
ふくれ菓子をカップ36個分と、切り分けられるような直径26センチ位のを作り
ドーナツと、はったい粉餅を作った。
もしかしたら、野菜料理が少ないかもしれないと思ったので
桜の木に巻き付いて実を付けていた大小のゴーヤー4個を収穫し
卵や蒲鉾、ニラなどを加えて、チャンプルーを作り、ついでにピーナツ味噌を作り
ほうれん草が沢山あったので茹でて、人参や白菜で暈増ししごま和えに・・・
さて、作ったは良いけれど、どのようにして持って行こう?
結局は盛り皿が一番良いかなと、詰めてみたら隙間が出来る。
さて、隙間をどう埋めよう?と考え、ニラや人参を入れた厚焼き卵を作って入れたら、ピッタリ。
野菜料理?の盛り皿と、おやつ類とデザートにミカン数種類を準備して
一足先に届け、定刻6時半にHちゃんの実家に。
ばば達が一番乗りだったようで、玄関先で迎えてくれたHちゃん姉妹が
ばばに向かって「本当にありがとうね。ふくれ菓子もはったい粉餅も
何個も何個も試食しているよ。どれも、みんな美味しい〜」と
喜んでくれた。
次々お客さんも集まり、Oちゃんが、この集いの趣旨などを簡単に話して
初めて会う人たちを紹介してくれ、その後、開宴。
都会からいらした方が6名ほどで、あとはじじばばを含めて8名ほどの島の人たち。
ばばは、その島の人たちでさえ親戚とは知らず、
話したことのある人もほとんどいなかった。
ばばも、Hちゃん姉妹と一緒に料理を運んだり、時々お喋りに加わったりしながら
Oちゃんは、夕方5時頃帰省して、すぐに「ちらし寿司」を作ったり、
デザートを準備したりしてあって、手際の良さにびっくり!
Hちゃんはバナナケーキや、豚骨や野菜類の煮物を作ってさって、
豚骨も艶々で美味しそう!
ばばの盛り皿も真ん中に出されて、皆さん、次々に箸を伸ばしてくれ嬉しかった。
今時のゴーヤーも珍しかったのかな?
80歳を超えたHちゃん姉妹のおばちゃんも、ピーナツ味噌をお代わりまでしてくれ
ご高齢なのに、歯が丈夫で良いなぁ〜この、おばあちゃんにとって
ピーナツ味噌って「ふるさとの味」になってるのかなぁ・・・とか思った。
食事をしながら会話も弾み、そのうちにギターが演奏され
それに併せて懐かしい小学校や中学校の校歌を歌い
懐メロを歌い、宴は盛り上がっていった。
宴もたけなわの頃、また一人お客様があり、その方は三味線の名手で
またまた三味線伴奏に合わせて校歌やら懐メロ合唱。
ギターと三味線がコラボして、ますます賑やかになった。
ギターだけの時は小学校校歌の3番の途中からの歌詞が
誰も思い出せなくて、同じ場所で堂々巡りしていたけど
三味線名手Kさんが演奏しながら歌うと、何故か突然その歌詞も出てきて
みんなでビックリしたり、笑いあったり。。。。
楽しい楽しい時間は過ぎた。
じじとばば、家を出る時は「8時半か、遅くても9時には帰ろうね」
と言いながら出たのに、あっという間に9時を過ぎ・・・
ばばは、その晩どうしてもやらなくはならない仕事があり
Hちゃん姉妹にそっと目で合図して、退出した。
じじも何とか帰宅させようと電話したが、携帯は家においたまま・・・
仕方ないので、自分の仕事をしていたら、10時過ぎ、真っ赤な顔のじじ帰宅。
楽しすぎて、ついつい飲み過ぎ?
聞くと、普段飲まない清酒までいただいたそうで。
でも良いよね、初めての親戚の顔合わせ。
じじは、島の方はだいたい顔は分かっていたみたいで、
楽しそうに話し、歌っていた。
ふだんは、じじとばば二人っきりの生活だけど、たまには賑やかな席、楽しいね。
ばばは、今までは親戚とさえ知らず、顔も分からず話したこともなかった方々との
初顔合わせで、ちょっと緊張もしたけれど、
誘ってくれたHちゃん姉妹に感謝!
親の代は、親しくつきあっていた親戚も、子供の代になると
疎遠になり、顔さえ知らない・・・という関係になることが多いけど
今回の集まりで、Hちゃん姉妹とのご縁は深まったと思う。
思い切って、参加して良かったなぁ。
※ばばの作ったおやつなどの画像をアップしようとしたらカメラの不具合で
取り出せなくなっちゃったよ〜
だから今月21日写した島のスミレの画像ですよ〜