大きな椎茸もらったよ〜
12月22日(木)曇り後雨
現在お昼2時過ぎだけど、室温は27,3度もあるよ。
空は黒雲に覆われ、雨が降り出した〜。
天気予報では、今日から天気は下り坂って言ってたけど、本当だね。
午前中、思い切って墓参りや、外回りの用事を済ませておいて良かった!
でもね、今日は、あと2件用事がある。
3時過ぎと5時半頃と出かけなくちゃならないけれど、大丈夫かなぁ・・・
行き当たりばったりの行動が多いばばだけど
今朝になってから、姉に「今日でお墓参り行ってくる?}と電話したら
姉も「行ける時に行って来た方が良いかもね」と言うので決行。
4軒の墓参り、実家の庭の雑草が枯れているか点検、友人宅3軒回って挨拶・・・
往復で約40分、仕事をしたのは1時間足らず。
正午ちょっと前には帰宅して、ご飯を炊いたりお昼の準備。
全て計画通り完了〜良かった、良かった。
そうそう、5日前の昼、外でばばを呼ぶ声がした。
男の人の声・・・誰だろう?ばばを呼び捨てにする男性って?
と思いながら、カーテンを開けると同級生のM君が
大きな椎茸を4個持って、濡れ縁の前に立っていた。
「どうしたの?」と聞くばばに、「今、山から取って来たばかりの
僕が育てた椎茸、食べてみて」って。
その、椎茸の大きさたるや、直径15センチくらいはある。
わざわざ、じじとばばの分届けてくれたM君。
M君は、ばばと小学校・中学校時代の同級生。
ばばの小学時代って、昭和30年代から40年代で、
当時、男女は口をきく事すらほぼ無かった。
学校での女子は、しょっちゅう男子に虐められていた。
と言っても、暴力を振るうわけでは無く
ちょっと言葉で厳しい事を言ったり、追いかけ回したり、
今思えば、鬼ごっこのようなゲーム感覚だったかもしれない。
それでも、ばば達女子は「男子は怖い」と常日頃から思っていた。
同じ集落の男子の中には、親戚もいたけれど学校では絶対話したりする事さえ無かった。
家に帰れば、話もするし、親の用事でお互いの家を行き来もしたし
田植えや製糖期の農繁期にはお互いの家の作業を手伝い合ったりもしていた。
学校では反目し合い、家に帰れば一緒に作業をしたり
集会場の庭に集まって、陣取りとか缶蹴りとかして遊んでいた。
今回椎茸を持って来てくれたM君とは、集落は違う。
ばばは、高校から島外に出たので、
M君と再会したのは社会人になってからだ。
言葉を交わすようになったのも、ここ数年。
お店や道路で会えば、挨拶ぐらいはしていたけれど・・・・
ばばはじじと結婚して、今の場所に住むようになり
M君も、ばばの近所に住んでいる事も分かった。
M君と話をするようになったのは、昨年11月、同級生のN君が亡くなり
そのお通夜の席での会話がきっかけだった。
お通夜には、中学校卒業以来、初めて会う同級生も沢山いたが
その人達に,M君がばばを紹介してくれた。
50年以上会っていない同級生も沢山いたが、話しているうちに
中学時代の事を色々思い出したりした。
そんな事があって、今年、じじとばばは、M君にある頼み事をした。
M君の仕事は完璧で、じじも大変喜んでくれ、
一気にM君のファンになってくれた。
その時以来、M君はちょちょい我が家に寄ってくれるようになり
寄った時には、じじも交えてお喋りをしながらコーヒーを飲んだりするようになった。
5日前寄ってくれた時も、上がってもらい、椎茸作りの事とか
同級生の近況とか、しばらくお喋りをして帰って行った。
M君の椎茸はばばの掌にも余る大きさの立派な物だった。
「ばばは、2人家族だから、それ位なら食べられるかなぁと思って。
軽く塩胡椒して焼いたら美味しいよ〜」とレシピまで教えてくれた。
小中学生の頃は、会話さえした事の無い、同級生の男子が
半世紀以上経ったある日、ばばに自家栽培の椎茸を届けてくれた〜何だか感動!
椎茸を収穫した時、きっと「これは、じじさんとばばに食べてもらおう」
と思ってくれたはず・・・
相手の事を思いながら、野菜や果樹やお店の品物など選んでいる時の
自分の事を思い出す。
M君も、きっと喜んでくれる「じじさんとばば」のことを思いながら
この巨大椎茸を収穫し、わざわざ玄関先まで届けてくれたはず・・・
「誰かを喜ばせよう」って思う時の、人間の心って
きっと穏やかで、自分も喜びの気持になっていると思う。
物をプレゼントする時だけで無く、相手を喜ばせよう・・・と
思う時って、自分もハッピーだよね。
他人様も自分も、ハッピーな時間が
沢山持てるような過ごし方をしていきたいなぁ・・・
M君からのサプライズ、本当に嬉しかった!
M君、ありがとうね〜