その気になりゃ・・・・
8月17日(水)晴れのち曇り
友人Mちゃんの義父さんが、お亡くなりになったと、
昨日知って、お悔やみに行って来なくちゃ・・・
早いほうが良いと、今日、行ってくることにした。
一緒に行く人はいないので、ばば1人で出かけることにした。
町外の、これまで2,3回くらいしか行ったことの無い集落。
普段通らない林道を走り、畑中の道を通って行かなくてはならない。
出発前、じじにテレマップで調べて貰ったが
地図を見てもピンとこない。
でも行きさえしたら、どこかで集落の方と会えるだろう。
その方に聞いていけば良いと考え出発した。
行き交う車もほとんど無くて、果たして最初の目印の
四つ角まで行けるか心配もしたが、20分ほどで辿り着けた。
それからが、全く初めてのコース。
四つ角には、葬儀社の「お悔やみ案内板」が立てられていた。
あと何枚か、同じような案内板があるだろうから
それを目印に進めば良いと、少し気が楽になった。
走っても走っても集落の方々1人とも会わない。
ばばが予想した場所近くには案内板も見えず
とにかく前に進んでみたけど、行けども行けども
両側にぽつんぽつんと民家とサトウキビ畑がある。
帰りに迷子にならないように、左右の風景を
しっかり目に焼き付けつつ更に前進したが、
ただ畑だけが広がる場所に出た。
もう少し先に行って、広い場所に出たら方向変換して
民家に入り込んででも、Mちゃん宅を教えてもらった方が
良いかもしれない・・・と思いながら走っていると
右側にお悔やみ案内板があって、左折したら良さそうだった。
左折したらすぐに、白い旗と花輪とか見えたので
「良かった!着いた!」と思ったら、そこはMちゃん家のお墓だった。
「お墓がここなら、お家も近いかも」と更に前進すると
顔見知りの先輩が歩いて行くのが見えた。
先輩が歩いて行った方に進むと、先輩もばばに気づき
「あらっ」と驚いた様子だった。
先輩もMちゃんと親戚になるそうだ。
先輩の誘導で車を駐車し、無事、Mちゃん宅へ。
Mちゃんや、そのご主人、ご親戚の方が
「よく分かりましたね。遠いところから有り難うございます」
と丁寧に迎えて下さった。
早速、Mちゃんの義父さんの仏壇にお参りさせていただいた。
お悔やみで無ければ、ゆっくり、積もる話もしたかったけど
今日は、焼香後すぐに失礼した。
帰りは、一回で目印の四つ角まで出られるか
ドキドキしながら走った。
「とにかく北へ、北へと走る」と決めていたので
左右はあまり見ずに、ひたすら北へ向かって走ったら
5,6分では目印の四つ角に出られてホッ!
自他共に認める「超方向音痴」のばばが
今回は、スムーズに目的地に着けて、
用事を済ますことが出来た。
行く時は「とにかく正確にMちゃんのお家へ行く」事が
課題で、正面だけ気になったが、帰りは
民家が一軒だけ道路沿いにあるのが気になったり・・・
買い物はどこまで行けばお店があるんだろう?とか、
周囲に一軒のお隣さんも無くて、家族以外、
直接は話す事も出来なさそうだし
夜とか、怖くないんだろうか?とか
要らぬ心配をしながら車を走らせた。
家を出て、ほぼ1時間弱では自分の生活圏内に戻ることが出来
パパッと買い物もして、帰宅した。
島内でも、自分の仕事で通勤していたコースや
実家のある校区内などはだいたい土地勘があるけれど
ちょっと幹線道路から外れた道に足を踏み入れたりしたら
全く地理勘が無いばばだ。
昨年、ひょんな事から「冒険心」が動きだし
普通通り慣れた幹線道路では無い、山の中腹コースを通って
帰宅しようと思ったのは良いけれど
走っても走っても、車や人とも一切行き会わず
おまけに、狭い道の両サイドから車の屋根すれすれに、
木の枝が覆い被さって、無事帰宅できるか、本当に怖い思いをした。
あの時は、姉が一緒だったから良かったけど、
もし1人だったらと考えると、今でもゾッとする。
狭い徳之島だけど、まだまだ知らないことが沢山!
じじは若い頃からオフロードバイクなどで
山道もどんどん走っているし、方向音痴でも無いので
じじに助手席に乗って貰って、今まで走ったことの無い場所へも
行ってみたいなぁ・・・
今日は、1人で小冒険をしたばばでした。
結果、「ばばだって、その気になりゃ・・・」って
ほんのちょっとだけ、自信がついたような・・・
いやいや、これくらいで「自信」なんて・・・