ごめん!失敗です

6月19日(日)晴れ
今日は「父の日」だけど、ばばが「お父さん」と呼ぶ人は
もう、この世にいない。
両親が存命中は「父の日」「母の日」「敬老の日」「誕生日祝」と
家族でイベントをしていた。
イベントと言っても、会場は「我が家」。
ばばは食事を作り我が家の三姉妹は
「じいちゃん・ばあちゃん」に向けてメッセージを書き
エレクトーンを演奏し、肩を揉み。。。。等頑張ってくれてたな。
今思えば、酒を酌み交わしていた父とじじも、
内心は嬉しかっただろうな・・と思う。
じじとばばの両親共に亡くなって、我が家の三姉妹も
社会人として都会で暮らし・・・
昨今は色々なイベントをすることも無くなった。
でも、今日は「父の日」だから、じじのためにおやつでも作ろうかな?と
昼前になって思い立ち、じじが撮影から戻ってくるまでには・・・と準備した。
作ったのは「チョコレートふくれ菓子」。
これまで、ごく普通の黒糖ふくれ菓子は何十回も作り
自分でも、まぁまぁの物が作れると自負している。
しかし、今回、たまたまネットで
「チョコレートふくれ菓子」なる物のレシピを見つけ
「じじが喜ぶかなぁ?」と思い立った。
いつもの黒糖ふくれ菓子と違っているのは
黒糖の代わりに白糖、ソーダの代わりにベーキングパウダー、
卵は入れない、サラダ油を入れる・・・等々。
それでも、ネットの画像では、ぱっくり割れた「ふくれ菓子」が美味しそう〜。
蒸し器のいっぱいになるように、粉300グラムで作ってみようと思ったが
万が一、美味しくなかったら・・・と思い、粉はレシピ通り130グラムで。
板チョコの代わりにはレーズンを入れて、甘味が少し足りないかもと
オリゴ糖を入れ、蒸し器でお湯を沸かし蒸し始めた。

じじが帰って来て、昼食。
ちょうど食事が終わる頃、ふくれ菓子も蒸し上がった。
分量が、いつもの3分の1なので、
鍋の底の方にふっくら鎮座している位の状態。
お腹がいっぱいなので、味見はお昼のおやつに・・と思ったが
作った責任上、やはり味見はしておかなくちゃ・・・と
小さく千切って食べてみた。

「何?!!!!!甘味が足りなぁ〜〜〜い」。
しっとり感が無い。
レーズンはしっかり生地に混ざり込んでいて美味しい。
けどなぁ・・・・
じじは、ばばよりも甘味に敏感で、甘味の強い物が好き。
今回のおやつ作りは、失敗だぁ〜。
もう、2度と今日のレシピでのチョコレートふくれ菓子は
作らないと決めた。
やはり、自分が作り慣れた「黒糖ふくれ菓子」や
「抹茶ふくれ菓子」「ココアふくれ菓子」の方が、
上手く作れるし、美味しい。

今日のチョコレートふくれ菓子、じじは、きっと
「まぁ、まぁ、美味しいよ」とは言ってくれると思うけど
ばば自分で完全な失敗を認めているので
出来れば、じじに食べさせたくは無い。
かと言って廃棄も勿体ないし罰が当たりそう。
どうしよう〜。
やはり、初めてのことをする時は
成功すれば良し、でも「失敗する覚悟」も必要だね。
数日後には「美味しい黒糖ふくれ菓子」を作って
リベンジ決定だぁ!

 


 

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