どう呼べば良いの?
5月25日(水)時々小雨(入梅10日目)
ばばが良く行くお宅の近くで、イソヒヨドリが子育てをしている。
屋根の片隅に巣を作り、親鳥たちは交互に餌を採りに出かけているようだ。
過日は、雨が降っていたが、1羽が餌を求めて飛び立つと、
1羽は近くの電柱の天辺に留まり、1羽が戻ってくるまで待っていた。
人間は「買いだめ」とか「作り置き」をするけれど
鳥たちも餌を「採り溜め」とか出来るのだろうか?
どんな天気の日でも、親鳥は雛の餌を調達してこなくてはならない。
横殴りの雨が降る中、ばばも「早く餌を採って帰って来ないかなぁ」と思いながら
暫く様子を見ていたけれど、10分以上経っても帰ってくる様子はなかった。
健気な親鳥の様子を見ていると、つい「頑張れ!」と応援したくなっちゃうね。
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今時は、子ども達は男女区別無く遊んだり、会話したり
下校時も一緒に帰る・・・・という光景は普通に目にする。
ばばが、幼稚園や小学生の頃は「男子」対「女子」と
いつも別れていたような気がする。
中学生までも、そうだった。
だから、ばばが遊ぶのも話すのも女子。
特に小学時代は、男子は「女子を苛める敵」としか見ていなかった。
これまでも何回かブログにも書いているが、
下校時はいつも男子に「通せんぼ」され、いかに男子に見つからず
家に帰れるかが、その日の一大事だった。
今思えば、男子も女子を叩いたりする暴力を振るう事は無かった。
ただ、「通せんぼ」をすると、女子がキャーキャー逃げ回ったりするのが
楽しかっただけなのかも知れない・・・と、今は思う。
「同級生の男子は怖い」という観念が無くなったのはいつ頃からだろう?
社会人になってからは、小・中学校時代の男子と会う事は殆ど無かった。
男子も女子も大半が都会へ出て、生活の基盤を築いた同級生が多かったからね。
50歳になる頃から、時々島にいる同級生と顔を合わす事があった。
女子には、すぐ名前で呼びかけ親しく話が出来るのだが
男子には、まず、何と呼びかけたら良いのか分からなかった。
男子は、ばばに「ばば」と呼び捨てで呼んでくれたけど
ばばは仕事柄もあって、男子にも女子にも普段は「さん付け」で呼びかけていて
プライベートでは女子には「ちゃん付け」で呼ぶこともあった。
だから、男子を呼び捨てにするなんてとても出来ず、
かと言って「さん付け」でも呼べなかった。
お店とか、色々な場所で同級生の男子と会っても、会釈をした後、会話はするけれど
呼びかけることは出来ずにいた。
そんな時、同級生の女子と会って、色々話す中で、
彼女たちが同級生の男子を呼び捨てで呼んで話す事に気づいた。
そういうことが約10年続いた。
退職後、島内にいる同級生の男子・・・約5,6名かな?と
たまぁに顔を合わすことがある。
(殆どは斎場で・・・・年齢を感じるね。)
そんな時に、ごく自然に「○○」と、
男子の名前を「呼び捨て」にしている自分に気づきビックリする。
えっ?ばば、いつから男子を呼び捨てで呼べるようになったの?
男子が呼び捨てにするから、こちらが「さん付け」とか「君付け」とかで呼ぶと
かえって堅苦しくなってしまうかなぁ・・・・と思ってはいたんだけど・・・
いつの間にか、お互い「呼び捨て」で呼び合うようになっている。
不思議なもので、話し始めると、気持ちは一気に小・中時代に戻る。
数年に一回位しか会わない人でも・・・・本当に不思議。
数日前、我が家の前で同級生のM君とバッタリ。
前からさらっと声かけはしていて、お願いしたいこともあったので、
「コーヒーでも飲んでいかない?」と声をかけると、我が家へ寄ってくれた。
コーヒーを飲みながら、じじとM君とばばと暫くお喋り。
じじが、ばばの同級生男子と我が家で話すなんて、初めてのことかも。
でも、色々話は弾んで、M君にあることをお願いしたら
気持ち良く引き受けてくれ、迅速に動いて、じじとばばの困っていたことを
一気に解決してくれた。
「同級生って有り難いね」と、じじとも話すことだった。
じじの同級生は、すぐに集まってボランティア活動をしたり
同窓会をしたりしているけれど、ばばは、なかなかそういう機会は無い。
でも、ここ数年、男女問わず「同級生って良いなぁ」という気持ちが強くなった。
同級生は大事にしなくちゃ・・・
※画像は雨に濡れて咲く、ご近所さんの「ダチュラ」です。