幻でも見たの?
10月16日(金)晴れ
ばばがキンモクセイ好きということは、これまで何回も書いた。
そして、大分前に買ったキンモクセイが
「ウンともスントも言わず」買った時とほぼ同じ大きさのままだと言うことも。
キンモクセイがダメならと、去年はギンモクセイを3本買った。
この購入の経緯は、姉が買い物ついでに寄った花屋さんの店先から
キンモクセイの大きな苗が出ているよ。要る?」と電話してきたので
「じゃぁ、綺麗な苗を3本買ってきてちょうだい」とお願いしたのだった。
ところが、苗に付いていた札をよくよく見ると
「四季咲きギンモクセイ」だった。
姉は「ごめんね〜、ごめんね〜」と何回も謝ったけど、とんでもない!
それでも、蕾も付いていたし、すぐに開花したし「ラッキー」だった。
そして、つい数日前の水曜日、生協に注文して置いた
「四季咲きキンモクセイ」の苗木が3本届いた。
早速、植えようと思っていたのだが、届いた日は
同級生のお母さんが亡くなられてということで、
実家集落に、お通夜に行くことになり、バタバタと用事も出来たので
苗木は開けてみることもせず、濡れ縁に置いたままにしていた。
昨日は、前日に続き同級生のお母様の告別式にも参加することを
友人二人と約束していたので、お昼前から又実家集落へ・・・
で、結局、キンモクセイを箱から出したのは昨日夕方だった。
どんな苗かなぁ・・・・ワクワクしながら箱を開けると
高さも30センチ前後あり黄色い蕾も付いていて、立派な苗木だ。
もう、一人前に芳香を漂わせているところが、またステキ!
早速花壇に2本、植木鉢に1本植えた。
キンモクセイの花が満開になり、我が家がその芳香に包まれる事を
想像しながら・・・もう、ばばはウキウキ!
そして、今朝、じじにキンモクセイの苗木のことを話すと
「あの苗木、奄美市から送られてきたんだね」と言う。
えっ?奄美市に生協は無いけど・・・・
生協を利用するようになって20年くらいになるけれど、
未だかつて、「奄美市」から品物が送られてきたということは無い。
不思議に思いつつ、「えっ?鹿児島からじゃ無かったの?」と聞く、ばば。
ばばは、どこから送られてきたかなんか眼中に無く
注文した苗が生協から送られてきたと思い込み、植え付けたんだけど・・・
苗木を出した段ボールは、嵩を小さくするために、水につけて柔らかくしておいた。
本当に奄美市から送られてきた?
ばばが段ボールを持って来て、じじにも見せたが
やはり「鹿児島市○○・・・」としか書かれていない。
ばばにとっては極々当然のことだけど、じじは納得がいかないらしく
「確かに奄美市○○」と書かれていたと言い、「他に送り状は無かったの」?と。
いえいえ、一つの荷物に異なった二つの送り状が付いてくるなんて無いでしょう。
「奄美市○○」という地名は、確かにじじとばばに縁はありますけど・・・・
じじは「僕、確かに見たんだけど・・・夢だったのかなぁ」等と不思議がっている。
でもね、ばばも一瞬、奄美市で育てられたキンモクセイの苗を
生協が販売しているのかなぁ?と思ったの。
と言うのも、一昨日来、同級生のお母様の、
お通夜、告別式と一緒に行動した友人が
「実はね、センネンボクの苗木を作るアルバイトしているのよ」と話したのだ。
何と!百均で売られているセンネンボク、徳之島で育てたセンネンボクの茎を
一定の長さに切り、上の方には溶かした蝋を付けて
何本かずつ一纏めにして、段ボールに入れて都会へ送っているんだって。
都会で、芽が出たセンネンボクをプラスチックの鉢などに植え付けて
又、徳之島や全国の同じ系列の百均へ送って販売しているそうだ。
全ての同系列百均ショップに、徳之島産のセンネンボクが並ぶかどうかは
分からないけど・・・・・
だから、今朝じじが「キンモクセイの苗の送り状に、奄美市○○って書かれていた。」
と言った時は、昨日昼にセンネンボクの話を聞いたばかりだったので
(奄美市で育てたキンモクセイの苗を鹿児島の生協本部から
離島などへも発送しているんだ)と思ってしまったのね。
でも・・・キンモクセイは「都会の開発センター」で育てられているみたい。
じじ〜、一体何を見て「奄美市○○」ってインプットしたんだろう?
人間の脳って、不思議だね。
ばばは、じじに「幻でも見たの?」と言いたくなっちゃった出来事でした!