2秒の差は大きかった!

9月22日(火)晴れ
昼過ぎ、撮影から戻り2階へ上がりかけたじじが
「あっ、ばばに渡す物があった。たった1つだけど・・」と言う。
えっ?今日は「お土産は?」と聞いてないのに・・・
と思っていると、なにやらゴソゴソやっていたが
まだ青い1個のドングリをばばに差し出した。
一旦渡したものの、「ちょっと貸して」とドングリを取って
右手の人差し指と中指に挟んで、テーブルの上に
「ホイッ」と投げたら・・・あらっ、回り始めたよ。
ばば、じじに悟られないように心の中で時間を計ったよ。
回った時間は約4秒。
軸の無いコマ回し。
じじは、2回、3回とやっていたが、
2回目以降はドングリが彼方此方飛んだり
すぐに倒れてしまって寝たままグルグル回ったり・・・・
で、ばばも負けじと「今度はばばがやってみる」
と、ドングリを返してもらって・・・
人差し指より中指を少し後ろに引いてドングリを挟んで
ちょっとひねりを入れて、「えいっ!」。
物の見事、ドングリはテーブルから飛び出して床に。
何回も試みたが全然回らない。
悔しい〜〜〜。
じじが階段を上がり初めても、ばばは、まだまだコマ回しチャレンジ。
十数回目かに、まぐれなのかチョロッと回ったよ。
でも・・・たったの2秒くらい。
完全にじじの勝利だね。
じじったら、階段を上がりながら
「僕勉強は嫌いだったけど、遊びは天才だったからね」ってさ。
それを言うなら、ばばだって、
じじに負けないくらい天才だったと自負しているけど・・・
でも・・・2秒の差は大きかったなぁ〜。

夜。。。。
夕食前に、ばばが「あのドングリは?」と言った。
「その辺にあるよ」とじじが言うので、見つけて
又食事の前なのに、ばばはコマ回し。
何度しても、うまく回らない。
人差し指と中指でなく、親指と人差し指でつまんで
投げてみたりもしたが、あっちに飛んだり、こっちに飛んだり
全然回りやしない。
じじが「うまく回す方法教えようか?」
と言いながら、爪楊枝に手を伸ばしかけた。
軸を付けるつもりだな?
しかし、青くて堅いドングリに爪楊枝が簡単には刺さらない。
次は、台所の包丁でドングリの先っちょを切ろうとするじじ。
「やめて!じじが怪我するの分かっているんだから!」
と、本気で止めたら、じじは何かぼそぼそ言いながら
階段を上がって行った。
「あのぉ〜〜、夕食なんですけど〜〜〜」。
しかし、じじは何故か2階へ。
「ははぁ〜、2階で工具を使ってでも、
ドングリに穴を開けたいんだな?
数分後、意気揚々と嬉しそうに降りてきたじじ、
テーブルの上に「ホイッ」とドングリを投げたら
回り始めたよ・・・・
ちゃんと軸が付けられている。
「バランス悪いんだよなぁ」と言う通り、ギクシャクと回っている。
ばばも、真似して「エイヤッ」と投げ飛ばしたら
コマはじじのスリッパの横へすっ飛んでいった。
もう〜やめた、やめた!
今回は、ばばの完敗だ。
潔く認めよう。
しか〜〜し、昔取った杵柄、いつかリベンジしなくちゃ!
それまで密かにドングリを調達してきて
じじがいない間に、たくさんたくさん練習しとかなくちゃね。
やったるぞ〜

 

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ばば
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