「母ちゃんの声を聞いた」って

6月6日(土)雨
今日も朝から静かに雨が降っている・・・・しとしとしとしと・・・・

朝食がいつもより遅かったし、午前中、ばばが「大工」で忙しかった。
昨日じじが組み立ててくれた、二段ボックスの中に
ちょっと工夫して、棚を仕切って収納しやすくしたよ〜。
1時少し前に「あっ!昼食の準備しなくちゃ!」と慌てて台所に立ったら
「ごめん下さい」と、お客様。

「遅くなってごめんね。○○さん(母の名前)に会いに来たよ〜」って。
「どうぞ〜」と上がってもらった。
お客様は、ばばが以前ブログに書いた「一緒にメタボになろう〜」って
スーパーで、カバンから菓子を出して、ばばにくれたHちゃん。

Hちゃん、仏壇の前へ行きながら「かるかん(鹿児島の銘菓)の皮作ってきた〜」って。
母の写真の前に向かうと「○○さん、かるかん食べてね」って供えてくれた。
その後、「どれが美味しいかな?」と言いながらカバンの中を探っていたが
「これが良いかも」と、取り出したのがある県の名物うどん。
「先ず、うどんを茹でておいて、次に卵を割ってね、
そこに醤油と鰹節とネギなど入れてうどんを絡めて食べると、美味しいよ〜」と
詳しく説明してくれた。
その後、焼香し終えて、「これはカンコロ餅と言ってね・・・・」
と、今度は別に出したお餅の食べ方を説明してくれた。
椅子に座ってもらって、「お茶かコーヒー淹れましょうか?」
と聞くと「お茶をお願いします」と言うのでお茶の準備をしながら
2階にいるじじに声をかけ、下りてきてもらい、Hちゃんの相手をしてもらった。

Hちゃんって、本当に明るくて話しているだけで元気になる。
4,5年前までは、毎夕、じじ&ばば&ばば姉の3人で散歩をしていて
その時、必ずHちゃんの家の前を通っていた。
散歩に行かなくなって、年に数回、スーパーなどでしかHちゃんにも会えない。
2年前?久しぶりにスーパーで会ったとき、「一緒にメタボになろう」って
甘いお菓子を渡されたときはビックリしたが
その後、ホームセンターで会ったら、今度は手作りのお餅をくれた。
その後、スーパーで飴玉をもらった事もある。
会う度に何かもらい、楽しい話を聞かせてもらい・・・・・
そんな、Hちゃんだ。
じじ母とも、以前から顔見知りで、介護施設で会ったら
母がおやつのチョコレートをHちゃんにくれたんだって。
他にも手編みの帽子などもプレゼントしてもらったって話してくれた。

ちょっと遅くなったけど、「○○さんに会いに来た」〜と
手作りの「かるかんの皮」持参できてくれたHちゃん。
「かるかんの皮」って、何?って、ばば、一瞬、首をかしげたけど
かるかんって、あんこが入っているのが多いけど、
あんこが入っていない「生地」だけってことかな?と思った。
白と黒、2色のかるかん。


お母さん、どうぞ、召し上がれ。
Hちゃん、ありがとう。

そう、そう、今朝、じじは母の声を聞いたって。
座って、ウツラウツラしていたら
突然「○△〜」と、母の声がして
「ハイッ」と返事をした自分の声で目が覚めたんだって。
元気な頃、母がじじを呼んでいた呼び方と全く同じ声だったって。
「お母さん、一言も話せずに天国に行っちゃったから
きっと、じじに何か話したかったんだろうね。
お母さんにお線香あげたら」とばばが言うと
じじはお線香を上げた後、母の写真の前に、しばらくじいっと座っていた。
昨年末以来、会話が出来なくなっていた母。
きっと、じじに色々話したかったんだろうね。
母が亡くなって、明日で3週間。
早いなぁ・・・・

 

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ばば
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