「強運の3人」、その3
4月23日(木)晴れ
さぁ、「強運の3人」、ラストは誰でしょう?
それは・・・ばばです!
じじが、大病から復活して約10年だけど、
ばばは、じじより20年位前に、
やはり「三途の川」を渡りかけて、
親戚のおばさんに追い返されたの。
このことも、ばばの過去ブログに書いたので
ざっくりと。。。。。
ばばは、抜歯後の傷から細菌が入ったのか
高熱が出て下がらず、当時の上司からは
「敗血症かも知れないから、ちゃんと診てもらいなさい。
今日は、町の診療船が来る日だから」と言われ
じじが付き添って、集落の海岸にやって来た船の中で受診。
当時、加計呂麻島は月に何回か
町の診療船が各集落の海岸に停泊し
具合の悪い人達を診察してくれていたのよ。
受診はしたもの、はっきりした病名が分からず
翌日、じじも付き添って、船に乗って古仁屋の
抜歯をした病院へ・・・・
ばばは、その時、40度近い高熱が続き、
口が大きく開けられなくなり首も上手く動かせなくなっていた。
ばばだけ入院して様子を見ることにし
じじは、夕方の最終便で加計呂麻へ帰る予定だった。
ところが、船が出てしまっていた。
仕方なくじじは病院へ戻ってきた。
翌朝、1番の船に乗れば勤務には遅れず、
加計呂麻へ戻れるから。
じじが船に乗り遅れ、戻って来たのも幸運だったが
たまたま、その病院の院長先生が県外出張から夕方戻って来た。
ばばのことを聞いたのだろう。
すぐ診察してくれ、「これは破傷風ですね」と的確な判断がやっと出た。
1秒を争う症状だったらしい。
その後の、病院の動きは速かった。
奄美市の病院や薬局に次々連絡を入れ、
破傷風の血清を掻き集めて(と言っていた)
タクシーやパトカーまでも動員して血清をリレーし
病院へ届けてくれた。
後日聞いた話では、普通の人の何百倍もの血清を接種したらしい。
今考えたら、ゾッとするね。
接種?投与?後、ばばの意識は無くなり
3日ほど、静かで真っ暗な部屋に入れられていたそうだ。
光とかも当たったらいけないので、真っ黒な分厚いカーテンを引いてあったって。
それに、音も聞こえたらいけないって。
今はどうなのか分からないけれど、
当時はそのような部屋に隔離されたんだって。
周囲の人は、ばばが意識不明で心配もしただろうし
加計呂麻島の方達は
「死んでいくばばちゃんは仕方ないけど
残されるじじさんと次女ちゃんが可愛そう」と泣いておられたそうだ。
でもね、意識不明と思われていたばばだが
夢を見て、その中で、向こう岸に色とりどりのたくさんの花が咲いている
ばばが大きな川を渡りかけたら、急に大きな四角い布のの真ん中に乗せられて
顔もはっきり分からない者達が、ばばを高く高く放り上げるの。
そしたら、上の方から、ばばを可愛がってくれていたおばさんが
ばばの方に向かって「来るな、来るな」って
両手を大きく振って、ばばを追い返そうとするの。
そんな夢?を診ている途中で、ばばは目覚め意識が戻ったらしい。
意識が戻ってからは、2週間ほどの入院で無事退院出来
今日まで、大きな病気も無く元気に過ごせている。
※今日は、昼間色々あって、時間も大分遅くなってしまったから
この続きは明日書くね〜