名乗るほどの者ではありません

2月13日(金)晴
ばばの行動は、綿密な計画の下に動くか、
行き当たりばったりかのどちらか。
今日も10時過ぎてから「病院へ行こう!」と思った。
思ったのは良いけれど、洗濯は仕掛けているし・・・・・
結局、洗濯して干して・・・・
家を出たのは11時15分過ぎ。

じじが取材でばばの車を使うので
ばばは、ウオーキングを兼ねて歩いて病院へ。
病院へ着いたらビックリした!
待合室の中は満員。
40人以上くらい座ってる。
病室の前の椅子も満席。
車で来ていたら車の中でも待てるけど・・・座る場所が無い。
仕方が無いので、階段の隅っこに座って待つ事にした。
雑誌を2冊読んでもまだ名前が呼ばれない。

3冊目を読み始めた時、やっと名前が呼ばれた。12時少し前だ。
診察室に入ると、先生が聴診器を当てて
「心臓の音は奇麗ですね。薬はいつも通り出しておきましょうね」
と言って、はい、お終い。
この間、3分足らずかな?
診察室を出て、又、階段の下で座って本を読みながら待っていたら
名前を呼ばれ、会計。

今度は、調剤薬局へで薬を貰わなくてはならない。
処方箋を持って外へ出たら、80代と思しきお婆ちゃんがウロウロしている。
と、そこへ50代か60代位の男の人が来て
方言で何とか、かんとかお婆ちゃんに言って、又何処かへ行ってしまった。
おばあちゃんは途方に暮れているようだったので
「薬を貰いに行くんですか?」と尋ねると「ハイ」と言う。
「私も、行くので一緒に行きましょう」とばばが言うと
「ウイ、タルガ?」と方言で聞く。
「あなたは誰ですか?」と。。。。。
(ばばは、名乗るほどの者ではありません・・・・・・)
「薬局へ行くんでしたら、ご一緒しましょ」と言うと
「オボラダレン(ありがとう)」と答えて、ばばの後から付いてきた。
ばばも、おばちゃんを気にしい、しい薬局まで先導した。
お婆ちゃんに先に薬局に入って貰い、ばばも入ってドアを閉めた。
お婆ちゃんは薬局で薬剤師さんに処方箋を渡した。
薬剤師さんがお婆ちゃんに話しかけているのに
お婆ちゃんは、又々ばばの方を振り向いて「ウイ、タルガ」と言うので
仕方なく、「近くの者です」とだけ答えたら
又「オボラダレン(ありがとう)」って・・・・
薬剤師さん達もニコニコ笑って、お婆ちゃんとばばを見ていた。
その後、薬剤師さんが「薬の外見が変わったけど
中身は同じだとか、今までと同じように服用して下さい」
とか説明しているけど、お婆ちゃんは「お金が足りるかなぁ」
などと言っている。
そこへ、先ほど病院の庭で、お婆ちゃんに何か話しかけていた男の方が来入って来た。
薬剤師さん達は、お婆ちゃんに話したのと同じ事を男の方にも話していた。
男の人は、お婆ちゃんを連れて帰って行った。
きっと、遠くの集落から息子さんと一緒に病院へ来ていたのかな?
無事、診察が終わって、お薬も貰えて良かったね、お婆ちゃん。

家を出てから、薬をいただくまで約1時間かかったけど
月1回の大仕事が終わって、ホッとした。

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿