ブライダルファッションショー

11月17日(月)曇時々小雨
昨夜は、いつもお世話になっている美容室の
「ブライダルファッションショー」があり、姉と二人行って来た。
徳之島で、ファッションショーって、ほとんど聞いたことも無かったし
かれこれ30年近くお世話になっているオーナー、
K姉さんの手がけるファッションショーなので
早めにチケットも買って、楽しみに待っていた。
ショーは6時30分開場、7時開演となっていたので
6時20分に自宅を出た。
会場のホテル近くに行くと、駐車できる場所はどこも満杯。
漁港まで行かなくて停められないかな・・・と思っていたら
会場から少し離れた場所に、
軽がギリギリ1台停められるスペースを見つけ駐車し
足早にホテルへ・・・
開演まで30分近くあるのに、会場はほぼ満員。
老若男女、大勢の方が詰めかけていた。
定員200人?か250人?と聞いていたけど
もっと多かったかも知れない。
会場入り口付近には、花輪が並び、オーナーのK姉さんが描いた
絵も数点飾られ、写真屋さんが制作した
ウエディング写真冊子も置かれていた。
会場のに入ると中央にはランウエイが設けられて、
シャンデリアが輝いていた。
彼方此方見回してみると、顔見知りの方々が大勢・・・
定刻になり、ライトの光が落とされ
舞台中央の幕に、K姉さんが手がけた新郎新婦の写真が
次々と映し出され、それが終わると
男性の太い声で奄美大島の島唄「行きゅんにゃ加那」と同じメロディーで
歌詞の違う歌が流れた。
そして、ばば達の前から立派な体格の花婿さんが登場し
ランウエイを、ゆっくりゆっくり舞台の方へ歩いて行った。
厳かな、もの悲しいメロディー、
ゆっくりゆっくり歩むがっちりした体格の男性の後ろ姿。
歌詞の内容が「離れていっても島唄・島口忘れるなよ」というところでは
グッと胸が熱くなり、涙が出そうになった。
結婚式は、晴れ舞台でおめでたいことではあるけれど
親にとって、特に花嫁の両親にとっては
可愛がって大事に大事に育てた娘が、
親元から旦那さんの元へ旅立っていく・・・・
「掌中の玉」を手放すようで、嬉しさの中にも一種の寂しさがあるんだよね。
島唄が朗々と流れた後には、和装の新郎新婦が登場。
ゆっくりランウエイを歩き、舞台へ戻って行く・・・
新郎新婦の衣装・着付けが素晴らしい!
新郎役のモデルさんは2人しか居なかったので
何名かの花嫁モデルさんと一緒に登場した。
10組以上の和装花嫁さんが登場したが
1つとして同じ衣装は無く小道具の髪飾りなども
K姉さんの工夫を凝らした手作りがたくさんあり、見ていて飽きなかった。
最近は和装と言っても「純和装」では無く、少し洋風な物を取り入れたりもするそうだ。
K姉さんは、ファッションショーの話が決まってからも
ネットチュールを新しく注文して装飾品を作ったり
色々な種類の帽子も手作りしたりしていた。
和装に続いては洋装の花嫁さんが又次々と登場し、
色々な装いを見せてくれた。
最初緊張気味だったモデルさん達も、後半は笑顔が見られるようになり
ランウエイの端っこの方まで来てポージングしたりして
テレビ等で見る本物のモデルさんのようだった。
モデルさんには、ばばの教え子ちゃんや友人のお嬢さんもいたが
ばばの近くに座っていた何名かのお母さんがたが
モデルさんが登場すると「今度はうちの娘よ」とか、
「あれが、うちの娘よ」「うちの息子よ」と嬉しそうに教えてくれた。
又、モデルさん達がランウエイの端まで来た時、そのお母さんや
おじいちゃん、おばあちゃん達が
小さな花束を渡すというシーンもあった。
「生まれてきてくれてありがとう」
「元気に成長してくれてありがとう」という意味を込めての
我が子、我が孫達への花束贈呈だとアナウンスがあった。
和装・洋装のショーが終わった後は、つい最近結婚したばかりの
新婚さん夫婦が仲良く登場したり、結婚はしたけど結婚式をしていないという夫婦が
3名のお子さんと登場したりした。
そして、K姉さんが25年前、最初に手がけた花嫁さん、花婿さんのHさんご夫婦が登場。
仲良く腕を組んで登場したHさんご夫婦、ばばもよく知っている方だ。
25年前という事で、奥様はシックな洋装、ご主人はシルバーグレーのスーツに
山高帽子、そして腕には何故か小さな傘を・・・
歩く時もわざと剽軽な歩き方をして、観客を爆笑の渦に巻き込んだ。
フィナーレは、モデルさん達全員が2列にランウエイに並び、
その間をK姉さんが登場し、モデルさん、観客にお礼を述べた。
会場全体から大きな拍手がわき起こり、K姉さんの声も潤んでいた。
2時間30分。
大成功のうちにブライダルファッションショーは終了。
会場入り口で、帰る観客に挨拶をするK姉さん、ご主人、息子さんに
姉とばばもお礼と慰労の挨拶をして、会場を後にした。
今日のこのファッションショーまでのK姉さんのご苦労を知っているだけに
ばばも、K姉さんの手を握って、心からの言葉を伝えた。
「「ショーをして良かった〜」と、涙ぐみながらK姉さん。
ご苦労が報われましたね、K姉さん。
色々なバリエーションで手作りの「オンリーワン」の
花嫁さん&花婿さんを作り続けてきたK姉さん。
25周年・・・・
この間、400組近い花嫁さん&花婿さんを作ってこられたとのこと。
これからも、たくさんのカップルと
その周囲の方々の笑顔を作り続けて下さいね。

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ばば
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