この実、何の実?

10月28日(火)晴れ
数日前、姉とふたりで、あるお宅へ行くと、その家のお姉さんが
「これ、見てごらん」と、赤い実の付いた細い枝を持って来た。

「今日、花屋さんに行ったらこの枝が売られていて買ってきたの。
ふたりも持って行って」と、数本の枝を姉とふたりに・・・・
「その実の赤い部分を奇麗に洗って、熱湯を注ぐと
奇麗なピンク色になって、飲むとスッキリして美味しかったのよ〜」と。
何か、ハーブティーの一種らしい。
「何という植物ですか?」と聞くと
「えぇ〜〜とね、たしか・・・ハイビスカスと言ったような・・・」と自信なさげ。
ハイビスカス???きっと大きな花が咲く種類なんだろうなぁ。
この実は、花びらが落ちた後の「ガク」と「種」の部分なのかなぁ?
赤い部分が「ガク」で、その中に包まれているのが「種?」
・・・と、ばばは勝手に解釈し、お礼を言って枝をいただいた。
その後、たまたまこの枝を売っていた花屋さんへ行く用事もあり
珍しい実の事を話すと、ガラスポットに入れた「お茶?」を出してきて
「飲んでみる?」と勧められたが、「いえ、今はお腹いっぱいなので・・・」と断った。
その後も店先で、その植物について立ち話・・・・
ご主人が、畑で育てたという。
たくさんの芽が出たので、喜んでいたら
天敵の害虫にやられてしまい、あまり多くは収穫出来なかったそうだ。
そう言えば。。。いただいた枝の下の方には
既に小さな芽のような物が見えていたのを思いだし
「茎を切って、挿し木にしても生えますか?」と聞いてみた。
「いやぁ、そのままほったらかしておいて、種が黒くなってきたら
紙袋にでも入れ、来年5月頃蒔いてごらん。」と教えて下さった。
「この植物の正式な名前は、何と言うんですか?」と聞いてみると
「サン○ー○○・・・」と。
その時点では、しっかり頭に留めておいたのだが
近くのお店で買い物をして、レジを通る頃には
植物の名前がすっかり頭から飛んでしまっていた。
そこで、姉に「お願い。もう1回、あの植物の名前を聞いて来てくれる?」とお願い。
姉は快く花屋さんに向かった。
買い物を済ませ、車の中で「あの花の名前、何て言うんだったっけ?」と聞くと
「サン○−○○だって」と言うので、頭の中で何回も
「サン○−○○、サン○−○○・・・」と言い続けながら帰宅。
その夜、忘れないように日記帳に書き留めておこうとしたら
・・・・・・思い出せない!
あんなに車の中でも唱え続けた植物の名前が。
しばらく頑張ってもダメだったので
「よし!こんな時はインターネットで!」と
「サン○−○○」と入力し検索したが、植物の名前は全然出てこない。
窮余の策、姉に聞いてみようと思ったが、時計を見ると10時前。
いくら姉妹でも、申し訳ないな・・・明日まで我慢しよう・・」とその晩は寝た。

次の日、姉が来た。
姉は、お友達のお姉さんが教えてくれた通りに
あの植物の外側の赤い部分1個分を洗って、熱湯を注いでみたそうだ。
時間が経つごとにだんだんピンク色が濃くなってきたらしいが
まだ、飲んではいないと言う。
ばばが突然「ところで・・あの植物の名前、何て言うんだったっけ?
夕べ、どんなに思い出そうとしても思い出せなくて、
芽恵山に電話しようと思ったけど、もう10時前だったから・・・・」と切り出した。
すると姉も、一瞬戸惑ったようで・・・
「朝、ハーブティ−作った時までは覚えていたんだけど・・・
「えぇ〜〜っと、えぇ〜〜っと」と言い始めた。
記憶力抜群でいつも頼りにしている姉が
今回は、すっかり忘れてしまったらしい。
忘れた時のあの方法・・・50音順に言ってみる・・・
今回は「サン」は合っているのでその後を次々とふたりで言い続けたが
最後まで正解は出てこなかった。
「花屋のお姉さん、確かサンローゼって言わなかった?」とばばが言うと
「姉も自分もそう思うんだけど・・・・」と言う。
でも、そんな植物は無さそうだし・・・・
こうなったら、恥を忍んで、もう1回花屋のお姉さんに教えてもらわなくちゃ。
そして、忘れてならないのは、聞いたらすぐメモ!
今度こそ、絶対、あの植物の名前覚えるぞ!


 

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿