カメ騒動!

10月21日(火)晴れ
「カメ騒動!」と書けば・・・・

じじとばばが飼っていたカメが逃げ出したのか?
ばばの頑張りに感心した、竜宮城の乙姫様が
「ばばを連れてきなさい」と、お使いのカメを差し向けたのか?
いえ、いえ、「カメはカメ」でも「亀」ではなく、「甕」なんだよ〜
何故、騒動なの?
実は、最近「断捨離」を実践しているばば、
昨日は両親宅の小さな倉庫の片付けをした。
以前、リフォームの際にも一応は片付けたのだが
まだまだ捨てても良い物がたくさん!
そこで、倉庫内の物を一旦全部引っ張り出し
必要な物だけ再び入れたのだが・・・
母が元気な頃、使っていたであろう甕が2つ・・・・

1個は高さが80センチぐらいで、もう1個は50センチ位かな?
奇麗な形だし、ばばが、もっと若かったら玄関とかに置いて
色々活用するだろうが、今は、何も置かずスッキリしておきたい。
勿体ない・・と取っておいても、絶対使うことは無い。
かと言って、倉庫に入れっぱなしなのも気になる。
どうしたものだろう?
町の、民俗資料館に電話してみたら
もらってくれないだろうか?
友人知人に声をかけてみようか?
色々考えながら、甕2つは外に引っ張り出した。
昔は、自家製の漬け物や、お味噌の保存・
お正月に各家庭ごとに潰す豚肉を塩漬けにし
甕で保存して1年中、使いたい時に甕から出して使っていた。
しかし、今の時代、こんな大きな瓶に
ばばが、何かを保存することは無いし、
我が家の娘達だって使わないだろう。
このまま倉庫に入れていても「宝の持ち腐れ」にしかならない。
じじにも話して、一応、欲しい人がいないか探してみることにした。

ばばは、早速、出先で友人に「こんなこんな甕があるんですけど
使い道ありませんか?」と聞いてみた。
すると即「頂戴!」と。
この友人は、甕など好きで家に飾っていたらしいが
数年前、引っ越しの際、割ってしまって、
とても残念に思っていたらしい。
まさか、こんなに簡単にもらい手が見つかるとは思わなかったが
ばばと、気心知れた友人が引き受けてくれてとても嬉しかった。
ばばもラッキー!
友人もラッキー!
心が軽くなって帰宅した。

玄関に入ると、じじが「ばば〜、あの甕、友人がもらってくれるって」と・・・
えっ?
まさしく、ダブルブッキング!
どうしよう?どうしよう?
ばばも、じじも、それぞれがお互いに大事な友人に
声をかけてしまった。
でも、声をかけたのは、ばばの方が少し早いことが分かったけど・・・
じじの友人は、その友達が、甕など欲しがっていたので
もらって行って、その友人にあげると言ったらしい。
ばばは、ばばがいつもお世話になっている気心知った友人に・・・・・
どうしたもんだろう???悩みに悩んだ。
じじは「僕が、ちょっとせっかちすぎたなぁ・・」と言ったが
それは、ばばが早く粗大ゴミを無くしたいと言っていたのを汲んでのことだから
じじが謝る必要は無い。
ばばに気を遣うじじにも、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
結局、ばばの友人に譲ることにはしたが
じじの友人に、断るなら早く断らなくちゃ・・・
明日、車で運びに来てから「ゴメン!」と告げても・・・・更に申し訳ない。
じじは、先ほどの友人に10分おき位に電話をかけたが
夜9時になっても繋がらない。
悶々として、一夜が過ぎた。
朝も気になって仕方が無い。
じじの友人が仕事に行く前に電話で謝らなくちゃ・・・
今朝、7時きっかり位に電話をしたら、繋がった!
「ゴメン、昨日、甕を・・・」とじじは開口一番謝ってくれた。
友人も分かってくれ「良いですよ〜」とあっさり了解してくれたそうだ。
良かった〜〜〜!!!!
ヘナヘナ〜〜〜と、座り込みたいほど安堵した。
こんな経験、滅多にある事では無い。
が、今回、ばばは学習した。
今後、同じような事があったら、先ず、じじかばばかが
行動を起こし、その結果を踏まえて、次の行動に移るという事・・・・
今回、じじの友人にイヤな思いをさせてしまって
とても申し訳なく思う。
たまたま、今日お昼過ぎにその友人と会うことが出来て
ばばからも謝って、ホッとした。
失敗を重ねるのでは無く、その失敗を次、正しく行動出来るように生かす!
そう、心に決めたばばでした〜。

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