怒濤の日々

8月18日(月)晴れ
今年の7月26日から昨日8月17日までは、
ばばにとって、かつて無いほどの怒濤の日々であった。
三女の帰省。
次女の帰省。
じじが旅行出発。
毎日、義母と面会。
お盆。
じじ妹夫婦の日帰り帰省。

あっと言う間に過ぎた20数日間。
慌ただしかったけど、張り合いがあり楽しい日々だった。
娘達の帰省中は、いつ以来だろう?毎日ベッタリ行動。
一緒に台所に立ったり、パソコンを教えてもらったり、
毎日、母と面会に行ったり・・・
カフェへ行き、徳之島を巡り、生サーカスを楽しみ
初の徳之島アートプロジェクト会場を巡り・・・・・
何ヶ月ぶりかで、孫と一緒に帰省してくれた、
じじ妹夫婦との楽しい時間。
楽しい時間が過ぎるのは、本当に早い。
娘達とも、妹夫婦とも、もう少し一緒に過ごしたかったけど
それぞれの生活があるから、仕方ないね。
夕べから何だか、ポカ〜〜ンと心に穴が開いたよう。
でも、のんびりしている間はない。
実家の木の剪定や掃除を、
7月末にシルバーセンターにお願いしてあるので
今週辺り、作業計画の連絡が来るかも知れない。
そしたら、数日は実家通いかな?
忙しいことは良いことだ!
家で、ボォ〜〜としているより、体を動かした方が
ずっと良いもんね。

多忙だった3週間で、特に印象に残ったのは
やはり、「戸森線刻画」を探して動き回った日々のこと。
ルートは幾つもあるはず。
娘が調べたルートは、秋利神大橋近くの旧道から行く方法。
天城町役場の方が教えて下さったのは
徳之島ダム近くから左折していくルート。
ルート探しをしていた時、親切に教えて下さり
さらに、反対方向に進もうと車に乗り込むばば達に
「引き返しておいで」と手招きしていたという、おじさん。
きっと、自分たちの計画を少し変更してまでも
ばば達を案内してあげようと思ってのことだったかも知れない。
ばばは、おじさんの手招きに気づかなかったが
娘と姉は気づいたらしい。
いくら何でも、初対面なのに申し訳ない。
そのまま、逆方向へ走ったこと、申し訳なく思う。
引き返して、一言お礼を言ってから走り出せば良かったと
今でも反省する。
おじさん達とは反対側に走って、偶然娘が見つけた
「西阿木名方面迂回路」という立て看板を頼りに
「秋利神ルート」へ向かったけど、偶然は重なり
まるで、ばば達を導くかのように線刻画への道案内が
次々現れ・・・・・本当に、何者かが導いてくれているかのような気がした。
「1日がかりでも、絶対探して行こうね」と誓い合った、娘とばば。
その執念が実ったのだろうか?
願いを、神様が聞き届けて下さったのだろうか?
誰にお礼を言えば良いのか分からないけれど
言葉にしてお礼を言わなくては・・・・と、
今朝、改めてばばは仏壇の前に行って頭を垂れたよ。
「願えば叶う!」
「熱く思えば、その思いは通ずる」んだね、きっと。

16日、線刻画を見た帰り道のこと。
来た方向とは逆へ走り、県道へ出て伊仙回りコースで
他のアートプロジェクト会場も回ろうと車を進めた。
相当な方向音痴のばば。
畑の中を走り続けるうちに、まるで山の中でグルグル走り回っているような気になった。
県道近くなれば、少しは海も見えるはず・・・・
ところが、行けども、行けども畑と鬱蒼と木が茂る場所ばかり。
上手く県道まで出られるのか?内心焦りつつも平気な顔をして
交差路に出ると、本能的に広い道へ、広い道へと進んだ。
どれだけ走れば県道に出るの?
と思いながら走り続け、今までより少しだけ広い道路に出たので
思い切って右へ進路を取った。
しばらく走ると、アラッ!
見覚えのある「西阿木名小・中学校の正門に出た。
こんな所に民家があるんだ〜とビックリしながら走っていたのは
既に県道に出ていたのだ。
それにしても、伊仙方面とは全く逆へ走っていたばば。
初めての場所を、畑の中から走ってきたので、
通り慣れてるはずの県道に出たのさえ気づかなかった。
たまたまバスにすれ違ったので、「こんな畑の狭い道を
バスが走っているの?へぇ〜初めて知った〜」なんて言ったばば。
何十回も走り慣れているはずの県道なのに、
まるで初めて通る道のようで、道幅も狭く感じられたのは、なぁ〜〜ぜ?
家を出て2時間ちょっとで線刻画を見て、伊仙町の県道に出られたのは
ばばにしては上出来、上出来。
家族に呆れられる、ばばの方向音痴。
今回も遺憾なく発揮した〜。
時折、雨も降り出す生憎の天気だったけど
見ず知らずのばば達に優しくしてくれた「優しいおじさん」にも出会えたし、
目的は達成できたし、今回のドライブで、又ひとつ大切な思い出が出来た。

これからも、未知のルートで、生まれ育った徳之島を探検してみよう、
そして、「優しいおじさん」のように、
他人に優しく接することの出来る人になろう!

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ばば
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