若いって良いなぁ〜〜〜

7月28日(月)晴れ
娘が帰省した日から、毎日母と面会に行っている。
昨日行った時、母が娘の肌の綺麗なことを
異常なほど褒め、ばばに対しては
「もう少し身だしなみをしっかりした方が良いね」と
繰り返し繰り返し言う。
それも、ばばに直接ではなく、娘を介して言うのだ。
母の言う「身だしなみ」とはお化粧のことらしい。
ばばはほとんど化粧をせず、面会に行くので
きちんと化粧をした娘と比べると、
肌の色の白さや、張り、艶、きめの細かさなどで
雲泥の差があるのだろう。
娘の肌を褒め、ばばには、もっと化粧をしなさいと言う。
母は、60才を過ぎても外出時など
きちんとお化粧をし、髪型を整え、お洒落な格好をしていた。
延々と同じ話をしたかと思うと、
今度は「あなたのお母さんは色はあなたより黒いけど
鼻は一番綺麗。こんな綺麗な鼻、見たことが無い」と
褒めちぎる母。
娘とばばは、顔を見合わせて笑うしか無かった。

そして今日、昨日よりはきちんと化粧をして
又面会に行った。
娘が「おばあちゃん、お母さんね、
今日は昨日よりきちんとお化粧して来たから綺麗でしょ」
と言うけれど、それには答えず、又しても
ばばの鼻が綺麗だと褒めちぎる。
そして、お母さんの鼻一番綺麗けど、
お父さんの鼻も綺麗だったよ.と言う。
母の言う「お父さん」とは、自分の旦那様のこと。
母にとって、鼻の綺麗な人は、「自分の旦那様」と、「嫁のばば」らしい。
ここまで「鼻」を褒められたら、
もっと鼻を磨き上げなくちゃならないのでは・・・と考えたよ。
小学生のころ、少しでも鼻を高くしようと
洗濯ばさみで、毎日、鼻を摘んでいた成果が出たのかなぁ???
生まれてこの方、自分の鼻が褒められるなんて
夢にも思わなかったよ〜。
お母さん、ありがとう!

施設では、親しくしている入所者さんが何名かいる。
そのうちの、ひとりのばあちゃんが娘を指さして
「あの子は誰?」と聞くので「娘です」と答えると
「あんたに似ないで、綺麗だね」って。
あぁ〜若いって良いなぁ〜〜〜
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夜な夜な、9時を回る頃になると
我が家の裏にある溝からは「クゥワァ〜〜〜ン、クゥワァ〜〜〜ン」という
カエルの合唱が聞こえていた。
それが、娘が帰省した晩からピタッと止んだ。
不思議でたまらない。
じじとばばふたりだけの時は、一晩中うるさいほど鳴き叫んでいたのに、
若い子がいると、カエルも鳴かなくなるのかい?
もしかして、若い子にはもっと綺麗な「カエルの合唱」を聞かせてあげようと
場所移動して、練習をしているとか???
カエルも、若い子と、じじとばばを区別するんかい?
あぁ〜若いって良いなぁ〜〜〜

 

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