アクチの花満開・他
5月31日(土)晴れ
今朝、ラジオを聴いていたらエッセイストの岸本葉子さんが話していた。
友達と喫茶店へ行って、友達がコーヒーを頼んで
「あなたは何にする?」と聞かれた場合「コーヒーで」と言った時の
「で」は、「友達に合わせたような・・・」「そんなに好きでもないけど・・・」って
いう感じがするというような話をしていた。
本当にコーヒーを飲みたいのであれば「コーヒーを」と言った方が良いのでは・・・と。
「で」と「を」。
たったひらがな1字の違いだけど・・・・・
その人の、全く逆の気持ちを表しているんだね。
ばばは、他の場面でも考えてみたよ。
自分のパートナーを決める時、
「あなたが良いです」と言われる時と
「あなたで良いです」という時。
「が」と「で」、たった1文字違いだけど意味は大きく違うよなぁ。
意識して言葉を使わなくてはいけないと思いながら
話を最後まで聴いていたので家事のスターとが少しだけ遅くなったけど
とても良い勉強をしたと思って嬉しくなった。
岸本さんは又、次のようなことも話していた。
自分が乗ろうとしていた電車のドアが目の前で閉まった。
次の電車も又同じように・・・
そんな時は「こんな日もあるさ」という考え方をしたら良いのでは・・・とも。
運の悪いことが続く日は「こんな事もあるさ」って
ばばも割り切って考えられるかな?
ばばはね、辛いことがあった時「明けない夜はない」
「止まない雨はない」って自分に言い聞かせるようにしている。
誰の言葉か知らないけれど、若い頃から好きな言葉だった。
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さて、話は全く違うけど昨日お昼3時を回ってから
姉とふたりお墓参りに行って来た。
よっぽどのことが無い限り、1日・15日はお墓参りに行く。
1日・15日でなくて1日、2日早く行くこともある。
遅く行くよりは早く言った方が良いと思うので。
3カ所のお墓をお参りしていると前方の、右手と左手の両方で
アカショウビンがまるで鳴き交わしているかのように鳴いていた。
後方には母校となだらかな山々・・・・
左手には真っ青な海。
好きなんだよなぁ〜この風景が。
いつまでも変わらないで欲しい、故郷の風景の1つである。
墓参りを終えて帰ろうと車を発進させてすぐ
左手に満開のアクチの木が4,5本。
あまりにも見事だったので撮影した。
子供の頃は、この花が実になるのを待って鉄砲の玉として遊んだ。
空気鉄砲と同じで前玉と後ろ玉にアクチの実を使うのだ。
鉄砲と言っても人や物に向けて遊ぶのではなく
何処までたまが飛ぶか競って遊んでいた。
ばばって、子供の頃から男勝りだったのかなぁ〜。
高い木に登ったり、川に潜ったり、畑を走り回って落花生を拾い集めたり
田んぼでは落ち穂拾いをしたり、イナゴを一升瓶のいっぱい捕まえたり
紙鉄砲や空気鉄砲で遊んだり・・・・
実家集落に行くと、何故か幼いことの頃が無性に思い出される。
そんな時、「やっぱり此所がばばの故郷なんだ」という思いを強くする。
故郷に勝る物はないなぁ・・・