ばば、無罪放免!

3月24日(月)晴れ
今日は一月前から予約してあった甲状腺のエコー検査に。
甲状腺に異状を感じたのは、退職直前。
職場の靴箱の前で、何気なく喉を触ってみたらしこりが。。。。
(もしかして?)
どうしよう?
怖くて怖くて・・・・ばばの人生、もう、お終いだと
勝手に思って気分は落ち込む一方。
退職して、これからが自分の好きな事いっぱい出来るぞ〜
と、ウキウキしていたのが絶望のどん底へ。
病院で検査を受けて結果を聞くのが怖くて
病院へも行けなかったが、退職して半年ぐらい経った時
町の健康診断で、たまたま診察して下さった先生が
ばばの喉を両手で挟むように触り、
「腫瘍がありますね。すぐ病院で検査を受けて下さい」って。
わぁ〜死刑宣告・・・と思ったが
治療すれば治るかも知れないと気持ちを切り替え
病院へ行って採血をし、エコー検査を受けた。
その場で、すぐ結果が出るわけでなく
「1週間後に結果を聞きに来て下さい」って言われたけど
待っている間も、1週間が経っても怖くて
病院へ足を向ける事が出来なかった。
日にちはどんどん過ぎて・・・ばばが病院へ向かったのは
検査から3週間目。
診察室へ入る足も竦む思いだったけど思い切って入った。
先生の説明は「確かに腫瘍はあるけれど、まだ小さいし
これから経過観察をしてどんどん大きくなったりする場合は
手術という事もあるかも知れませんが、今のところ大丈夫ですよ」って。
さっきまでの落ち込んだ気持ちは何処へやら
もう、すぐにでも飛び上がって万歳をしたい気持ちだった。
人間って、本当にコロッと変われるんだね。
その日まで、食欲も無かったばばだが
現金なもので、検査結果が深刻でなかったと分かった途端に
食欲もモリモリ、気分まで明るくなって家事もテキパキと出来るようになった。
あれから7年が過ぎ、まだ半年に1回検査は続けている。
ばばの周辺の知人達の話に寄れば
女性には結構、甲状腺異常の人は多いらしい。
ホルモンバランス等とも関係があるらしい。
7年経ったけれど、別に腫瘍が無くなったわけで無し、
治療薬とか飲んでいるわけで無し、
7年前の状態が続いているというわけだけど
やはり、喉に異状を感じたりすると
「腫瘍が大きくなっているのでは?」と心配になっていたので
先月、又検査を予約し今日行って来たわけだが・・・・

やはり怖かった。
検査技師の方も前回は男性だったけど、今回は女性。
仰向けに寝たばばの喉を、ゼリー?のような物を塗った器械で
撫でるように動かしたり、ある箇所ではギュッと押さえたり・・・・
右が終わると、次が左。
右に比べて、腫瘍のある左は特に時間をかけて
器械を細かく動かしている様子。
あまりに時間がかかるので、又々心配になってきたばば。
「枕を外して貰って良いですか?」と言われ
喉が更によく分かるように喉を突き出すような姿勢で静止。
ようやく終わったかと思うと「もう1回上の方、良いですか?」と。
検査しながらも、何か書き込んでいるかのような気配もするし・・・・
「前回までと少し違うな。やはり、腫瘍が大きくなるか
別の異常が見つかったのか?」と胸がバックンバックン。
検査は20分以上かかったかも知れない。
やっと「終わりましたよ〜」と言われ、診察室の前に移動して待機。
すると、検査技師の方がばばの資料らしき物を持って診察室へ。
チラッと見たら、用紙の下の方と真ん中辺りに黄色い部分が。
(蛍光ペンか何かで異常が見つかった部分に印をしてあるのかな)と思った。
先生が何と仰るやら・・・・・
10時前から病院へ来て、時計を見ると12時を回っている・・・・・
(じじが待ちくたびれているかなぁ)
じじの事が急に心配になる。
(もし、ばばが鹿児島辺りで手術となったら、
じじは自分で食事の準備が出来るだろうか?
入院中の義母はどうなるんだろうか?
ばばの手術は義母がすっかり良くなってから受けよう)
自分勝手に色々と悪い方へ悪い方へ・・・と考えていく。
妄想が次々とストーリーを作って行く。
ハァ〜〜〜〜っと、一番底まで気分が落ち込んだ時
名前が呼ばれ、思わず飛び上がりそうになったけど
平静を装って診察室へ。
先生は検査結果表らしき物を覗き込んだまま
なかなか口を開いてくれない。
先生が口を開くまでの時間が長い事、長い事。
やっと診断結果が。
「半年前と腫瘍の大きさは変わっていませんね。
ダァ〜〜〜〜〜↑↑↑
思わず「ありがとうございます!」っていう言葉が口に出た。
何で「ありがとう」って先生に言うのか、自分でも訳分からなかったけど。。。。
その後も先生が血液検査の結果なども話したけど
半分は上の空。
ヒャッホ〜〜無罪放免だ〜〜〜
周囲の景色までくっきり見えるような気がし
調剤薬局までもスキップするような気分で歩き
自宅までもなるべく早足で歩いて、じじにも報告。

良かったぁ〜
万歳!
あまりに心配しすぎたなぁ・・・ばば。
少々反省もしたけど、とにかく良かった。
これからも「元気ばば」を発信し続けなければ!

 

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