親思う 心に勝る・・・・・
3月9日(日)曇
昨日、娘から電話があった。
「お母さん、荷物届いたよ〜ありがとう」って。
木曜日に送った荷物が土曜日に届いたらしい。
どうしても今週中に届けたい物があり
慌てて荷造り送ったのだ。
以前、大きな飛行機が飛んでいた頃は、
朝9時まで郵便局へ持って行けば
翌日には東京へ届いていたが、エアーコミューターになってからは
送った日を入れて4日目に届くようになってしまった。
エアーコミューターになってからは東京-鹿児島間の便数が増えたため
東京への乗り継ぎなどは便利になった。
プラス面もあれば、マイナス面も・・・・・
そうそう、娘達への送り物の中に「お○○○」も入れた。
じじが上京する時に、娘達にも何かお土産をと思い
「何か欲しい物ない?」と聞いても
「別に何も要らないよ〜」と言う、娘達だが
「お○○○」をじじの荷物に入れて持たせると喜ぶらしい。
だから、じじには少し荷物が重くなるけど
「お○○○」を持たせるようにしている。
で、先日は娘からりクエストがあった品物の上に
「お○○○」も入れてみた。
予想外に1日早く荷物が着いたという事でホッとしたが
「わざわざ島から、お○○○を送るなんてねぇ」と
娘と笑い合ったが、子供たちが喜ぶんだったら
何とかしてあげたいと思うのが親心。
昨日は、知人姉さんからも電話があった。
過日、ばばが「春一番赤土バレイショ」とタンカンを送ったのだが
タンカンは箱を開ける事もせず、そのまま娘さんに送ってあげたと言う。
親心って、そういう物なんだよなぁ・・・・
自分は我慢しても、子供を喜ばしてあげたい・・・・
現在、介護施設でお世話になっている義母も
自分がもらったおやつなどを、面会に行くじじやばばに、くれようとする。
「私達は、お家で食べてきたから良いよ。
お母さん食べてね」と言うけれど、次行く時、又同じような事がある。
義母が、じじやばばを思ってくれる気持ちは家にいた頃と全然変わっていない。
まずは「我が子優先」って、世の親たちはみんな思うんだね。
ばばが小学生の頃、父が「親思う 心に勝る親心 今日の訪れ 何と聞くらん」
と言う言葉を教えてくれた事がある。
これは、吉田松陰が処刑直前の心境を歌ったもので
「子が親を思う気持ち以上に親が子を思う気持ちは深く尊い、
今日の処刑のことを聞いたらどんなにか悲しむことだろう」と
いう気持ちを歌ったものだと父が説明してくれた。
この話を聞いてから、ばばは「両親に迷惑をかけたり
悲しませたりする事だけはすまい」と心に決めた。
成長するにつれ、「親思う 心に勝る親心 今日の訪れ なんと聞くらん」
のうちの前半「親思う 心に勝る 親心」の部分だけを
良く思い出していた。
「どんなにばばが両親の事を思ったって、両親がばばに対する思いの方が強い」と。
じじと結婚して、義父母を見ていて、又同じ事を思った。
親って、本当に子供に対して無償の愛を注げるんだね。
自分の両親や、義父母と比べると、
ばばは、まだまだ娘達に対する愛情が不足しているのかな?
と思う事もある。
元気なうちは、娘達に迷惑がられようが
もっともっと「お節介母さん」になりたい。
だから、これからも「お○○○」を送ってあげたいと思う。
じじも、「あの子たちが一番喜ぶのは
ばばの(お○○○)だから、冬場は時々送ってあげなさい」って
お昼ご飯を食べながら言った。
いつまで経っても、「子離れ出来ない、じじとばば」だけど
それでも良いか〜と思っている昨今である。