1円玉

3月7日(金)曇
徳之島では、毎週、木・金・土・日の4日間は
スーパーなどの売り出しがあり、
そのチラシが水曜日に配達される。
我が家は、じじとばばふたりだけなので
食糧品などそんなに買いだめはしない。
・・・と言いつつ、缶詰類や粉類など結構溜まっているけどね。
でも、毎週ばばが買いたいのは卵。
娘達が小さかった頃・・・・・・(何十年前かな?)は
卵10個98円・白糖1?98円という時代もあった。
それが今では卵10個は200円以上、
白糖だって200円以上に値上がりした。
思えば倍以上・・・・

じじとばばふたりしかいないのに、卵は毎日使う。
朝は必ずじじが半熟卵を食べるし
最近はばばが「ふくれ菓子」や「ポテト餅」を作るので
10個の卵もすぐ無くなってしまう。
そこで、スーパーの卵の特売を狙って買い物に行く。
2つのスーパーは毎週卵の特売がある。
あるスーパーは700パック限定だが
「おひとり1個限り」となっているが家族で買う人もいるし
ひとりに2パック買う人もいるから700パックでも
すぐに売り切れてしまう。
以前は昼から買いに行っても買える確率は高かったが
先週と今週、ばばはお昼2時前に行ったら
もう、特売の卵は売り切れ、平常の値段「228円」の卵しか無かった。
だから諦めて、別のスーパーが4時から卵を138円で売り出すというので
そこで買うことにして、卵以外の黒豆とヨーグルトを買って帰宅した。

前置きが長くなった・・・・・
ばばが、卵は売り切れていて黒豆やヨーグルトをカゴに入れ
レジに並んでいる時、心に残る事があったので、書くつもりだったんだけど・・・・
黒豆とヨーグルトを買った後、小麦粉が特売になっていたことに気づいた。
1kg198円。
普段なら200円より3,40円は高いのかな?
「安い!」」と2袋カゴに入れレジに並んだ。
ばばの前には80歳前後のおばあちゃんが
2つのカゴいっぱいに品物を入れ計算してもらっていた。
その間、ばばは(198円の小麦粉2個だから396円だな)と計算して
支払いの準備をしていた。
おばちゃんの分の計算が済んだのでばばの分を店員さんがレジに打ち込み
「○○5円です」と言った。
(えっ?396円じゃないの?)
ばばは財布の小銭を集め396円、キッチリ払おうと思っていたが
生憎1円足りずに400円から支払おうと思っていた。
「○○5円」なら1円玉が5個あるし丁度合わせて払えるや・・・
1円得したなぁ・・・なんて暢気に思っていたら・・・
小麦粉2個で405円!と言う。
それでも、ばばは396円のつもりしていたので
店員さんが「405円」と言っているにもかかわらず
「395円」と思い込み、1円得した気分になっていたよ〜。

「何で405円?」と思っていたら396円に消費税が付くんだって。
今、スーパーでも4月からの消費税のアップに備え
税抜き価格で表示してある品と、税込み表示の品とが入り交じっている時期みたい・・・
「何で405円?」聞き返しはしなかったが396円と信じ込んで
小銭をチャラチャラキッチリ合わそうとしていた自分が可笑しくなったよ。
ばばが計算してもらっている間も先ほどのおばちゃんは荷物が多かったので
ばばの前に並んだままだったが、自分の財布から1円玉を出し
黙ってばばに差し出した。
ばばが「6円は無いのですが、5円なら小銭があります」と
店員さんに言ったのを聞いて、おばちゃんは見ず知らずのばばに
1円玉を差し出してくれたのね。
そして「昔から1円を大事にしなさいって教えられたよ」と言った。
ばばも「私も1円を笑う者は1円に泣くと親から教わりました」と言うと
おばちゃんは「そうだよね。1円が足りなくて困ることもあるからね」と言った。
ばばの勘違いから、ちょっとした「1円騒動」だったけど
ばばに1円を差し出して下さった、おばちゃんの行動に感動し
「今日のブログは、この事を書くぞ」と決めた。
今時、1円玉が落ちていても拾わない人もいるけど
1円だってお金、大切にしなくちゃね。
そうそう、我が家では、じじが「1円を笑う者は・・・」と
ばば両親が言っていた事と全く同じ事を言いながら
時々ばばに1円玉や5円・10円玉を数個くれる事がある。
じじ曰く「僕は、財布が小銭で膨らむのがイヤなんだ〜」だって。
じゃ〜じじの財布は小銭でなく、紙幣で膨らんでいるのって?
いえ、いえ、いつでもじじの財布は空腹のペッタンコなんです。
そりゃ〜いつの日か宝くじでも当たれば・・・・・・・・ねっ!

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ばば
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