備えあっても空振りだった〜
1月25日(土)晴れ
昨日も、じじが相撲観戦のためテレビをつけたのを機に
ばばは買い物に出かけた。
先ず・・・有人市場でタンカンを買って、近くの池で
「白鳥!」が飛来してはいないかと偵察。
その後は、いつものようにお魚屋さんへ。
お店に着いた時、たまたま店主のS姉さんが外出中で
(どうしようかなぁ・・・・?)と階段を下りた時、
お店の前からすぐ前にある民家へ赤い何かが飛び込んだ。
???何?慌てて走って行って、民家の庭を覗き込むと
目の前2メートルほどの場所に「アカヒゲ」が!
カワセミが「蒼い宝石」なら、アカヒゲは「紅い宝石」だぁ〜〜
ばばは興奮して、すぐに携帯を取りだした。
携帯で撮影なんかしたことも無いのによ〜
とにかくカメラの絵のボタンをクリックしてOKして
「携帯を横にして撮影して下さい」と画面に出たので
言われる通り、携帯を横にしてアカヒゲを狙った。
でも・・・ほぼ初めての事ゆえ、ズームのきかせ方も何も分からないが
急いでシャッター???
写ったかな?
アカヒゲはばばがすぐ近くにいても慌てる様子も無く
花園の縁石に乗ったり、地面に降りたり悠々と採餌し続けている。
2回、3回とシャッターチャンスを狙うが、なかなか思うように行かず
そのうち木々の中へ潜り込んで出てこなくなってしまった。
はぁ〜〜〜残念!
デジカメ携帯していれば良かったなぁ・・・・
10分ほど待っているとS姉さんが出先から戻ってきたので
ばばは夢中になってアカヒゲの事を話した。
S姉さんにもアカヒゲ見て欲しかったなぁ・・・
二人アカヒゲ談義で盛り上がっている所へ
Yさんご夫婦が刺身を買いに来店した。
S姉さんが又、アカヒゲの事を話すとYさんも興味津々だったけど、
もう、アカヒゲは姿を現さなかった。
ガッカリするばばに「明日も又今日の時間くらいにアカヒゲが来るよ〜」とp
S姉さんが慰めてくれた。
ばばは直帰して、じじにもアカヒゲの事を話し
何とかシャッターを切った1枚が写っていないか
じじと二人して、彼方此方いじって画像を出してみた。
残念!肝腎のアカヒゲは写らず、周囲の植物だけ写っていた。
はぁ〜〜〜、ショック!せっかくのシャッターチャンスをみすみす逃してしまった。
よしっ!明日は必ずデジカメを持って行くぞと、カメラを出している時電話が鳴った。
受話器を取ると、「ばばちゃん〜私だけど〜〜もうちょっと待っておけば良かったよ〜
ばばちゃんが帰った後、すぐ目の先までアカヒゲが飛んで来たのよ。
店先のベンチに止まったり、階段に止まったりして、
Yさんと二人、ばばちゃんもう少し待っていたら良かったねぇと話したのよ。」
電話はS姉さんからだった。
本当に残念だったけど、又きっと会えるよね、アカヒゲ君!
オスで格好良いアカヒゲ君だったよ〜
じじが近くにいたらなぁ・・・
じじのカメラで、あの近さで写せたら最高の写真が撮れただろうに
かえすがえすも残念!
で・・・満を持して、今日はデジカメちゃんと持って行ったんだけど
「備えあれば憂いなし」ならぬ「備えあっても空振り〜」でした!
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一昨日仮通夜をしたM兄さんの告別式が今日だったので
朝から出かけた。
最近、自宅葬はあまりないけれど、今回は
仮通夜から告別式まで「自宅葬」だった。
ばばの実家集落では「結いの精神」が未だに生きている」と思うのが
お葬式や新築棟上げの時等である。
「結い」とは「協力し合う・助け合う」というような意味である。
特にお葬式などは隣近所は勿論、集落の方々ほとんどが協力する。
今日の告別式も、M兄さんのお家の中は勿論、庭にも
沢山の参列者が集まっておられ、火葬場にも
100名以上の方が行って下さり、お墓にも7,80名の方が参列された。
ばばも知人・友人と一緒に、今日は実家集落を2往復し、
帰宅したのは4時過ぎだった。
人口もだんだん減りつつある集落だけれど
まだ「結いの精神」が残っていることを嬉しく思った1日だった。