そうだったのか〜

1月20日(日)晴れ
朝、10時少し前に電話が鳴った。
出ると、Hちゃんからで「昨日ばばちゃんの同級生,
Yさんのお母さんが亡くなって10時から告別式なので
お知らせしようと思って」と。
慌てて喪服に着替え斎場へ走った。
斎場は,既に満席で椅子が足りなくて座れない人たちが外にまで溢れていた。
ばばは、ペンキ屋さんが塗装をしてくれているので
焼香だけ済ませしばらく座って居たが、
告別式が始まる前には斎場を後にした。

話変わって・・・
昨晩、6時半を回ってから、ちょっとした物が欲しくて買い物に。
用事を済ませて家に向かっていたら、
どこか後ろの方からばばを呼ぶ声が聞こえたような気がした。
でも・・・・こんな暗くなってからばばに用事の人なんかいないよなぁ・・・と
歩を進めていると「ばばちゃ〜〜ん」と,今度ははっきり聞こえた。
ばばの右手後ろのお店の前から呼んでるようだ。
ばばが振り返ると,男の子がばばの方へ走ってきた。
辺りも暗くて,顔がはっきり分からない・・・・・
ばばの目の前まで走ってきた男の子、
「Yです。覚えていますか?」て。
覚えていますとも,覚えていますとも・・・・・
懐かしい・・・・8前に担任した男の子だった。
暗闇で,良くばばって分かったね・・・・
「一目でばばちゃんだと分かりました」って。
ありがたいよね、わざわざ昔の担任に声をかけてくれるなんて。
それも、男の子が・・・
しばらくお兄ちゃんやお父さんのこととか立ち話をした。
温厚で,真面目な頑張り屋さんだったY君が,もう、高校生か〜。
「誰か迎えに来るの?」と聞くと「単車で帰ります」って。
20キロ以上、夜道で帰るの〜。
「わざわざ声かけてくれてありがとう。嬉しかったよ。
気をつけて帰ってね」と言って別れた。
嬉しい再会だった・・・・・
Y君達がどんな大人になるか楽しみだな。
いつまでも、陰ながら応援しているよ〜。

少し遅めに夕食が始まった。
「世界一受けたい授業」というテレビ番組を観ながら・・・
冬の火災予防について話題が移った時、じじが言った。
「僕、小学校3,4年生の頃・・・」
じじの話によると、じじが小学生の頃、学芸会は
体育館が無かったので教室と教室の間の仕切りを外して作った舞台で
土曜日か日曜日に行われていたそうだ。
自分の出番が終わったら子供達は帰っていたんだって。

じじも自分の出番が終わり帰ろうと、
舞台になっている教室の裏側を通りかかると
何やら黒い線が垂れ下がっていた。
子供って好奇心旺盛だよね。
じじも、その線を「何だろう?」と触ったんだって。
次の瞬間!!!「ビビビビビビビッ」と体中を電気が駆け巡ったって。
持った線を話そうにもなかなか離れず、
渾身の力を振り絞って振りほどくようにしたら
何とか線を話すことが出来たらしい。
じじが触った線・・・それは、アース線だったんだって。
わずか何秒かの出来事だったらしいが、とてつもなく長い時間に感じられ
言いようのない恐怖に駆られた瞬間だったって。
アース線を振り払ってからもしばらくは茫然自失で
その場に蹲っていたらしい。
その時、じじは思ったんだって。
「電気のことを勉強したい!」って。

話を聞いて、納得!
じじが、理系に興味を持ち電気・機械関係について学び、
自分でも色々研究し、未だに追求し続けていることのルーツ。
なるほど〜。
そうだったのかぁ〜。

「恐い、痛い体験」をしたことから,
その原因を作った物について知りたいって・・・・
何だか、とてつもなくじじが格好良く見えたんですけど・・・・

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