毛虫と氷枕
7月28日(土)晴れ
焼け付くような日が続きま〜〜す。
夏だから、仕方ないかな?
暑い中でも取材に出かけていたじじ。
日中の暑さを追い出して、夜中気分よく眠れるように
寝る数時間前から寝室をガンガン冷やす。
練る時にじじが、大体28度〜27度に設定し直して寝る。
ところが、日中の暑さ&夜中の冷房による寒さで、
じじは、ここ数日あまり元気が無い。
ばばは、夜の冷房は全然気にならないんだけど
じじは、夜中に自分で温度設定したにもかかわらず
「寒い!」と叫んで飛び起きることがある。
そんな日が続いていたが、ついに今日じじは発熱。
最初37度くらいで微熱かな?位だったが
徐々に上がり、38度近くにまで・・・・・
うわっ、一大事!病院行かなくちゃ。
と、ばばは慌てるがじじは「大丈夫」の一点張り。
昼間からこんなんでは、夜中に熱が更に高くなったら大変だもの・・・・
もしかしたら?夏バテかもしれないから
先生の診察結果によって、点滴でもして貰えばすぐ治るかも知れないのに
じじは、本当に病院嫌いなんだから・・・
・・・と言うわけで、今日、じじは屋内から外へ出さないように
ばばは、見張り役。
水分補給をさせつつ何回か熱を計らせる。
以前、熱を下げる時は脇の下を冷やせば良い・・・と
聞いたような記憶があり、じじに話したら半信半疑のよう。
しばらくして、ばばが台所で何かしていたら
「下がった〜」と叫ぶじじの声。
「何??」と言ってみると「熱が36度」に下がったと言う。
何故?30分も経たないうちに2度近くも熱が一気に下がるの?
(何か細工したなぁ〜じじ!)と睨むと
「脇の下を冷やすと、熱が下がるってホントだね」ってさ。
さらに「脇の下を氷枕で冷やして、すぐ計ったら36度になっていた」って。
何てことを・・・・・
じじのこの行動から、ばばは小学時代のある出来事を思い出した。
以前もブログに書いたけど、結核菌感染の有無を調べる為ツベルクリン反応注射をしていたのね。
注射をした後、赤く発赤した大きさ?で陽性・擬陽性・陰性と判定され
ばばは、ずぅっと陰性だった。
陰性の人はBCGっていう痛い注射をされるんだよね。
この注射が痛かった!
今でも、その痕跡はばばの左腕の肩の下あたりから肘の上まで
何個か残っているよ。
・・で、ばばと同じ集落にとてもひょうきんな男子がいた。
名前はAくんとしよう。
A君もばばと同じく陰性でBCG接種組だった。
ある年のツベルクリン反応を判定した時、
A君の接種後は見事に赤く膨れてまでいた。
「良いなぁ・・・A君は。今年はBCG受けなくて良いんだ」
と、羨ましく思っていたが、クラス全員の判定が終わった時点で、
驚くべき事実が判明。
見事に発赤したA君の注射跡の周りは黒いマジックで囲まれ
その横に「虫さされ」と大きく書き込まれていた。
何と!A君はBCG接種を受けたくないから、ツベルクリン反応の注射の痕に
わざと大きな毛虫を這わせて、自分の腕を刺させ発赤させたと言うことだった。
何て頭の良いA君!と思った。
ばばだって、同じ事をしたいくらいBCGはイヤだった。
でも・・・・A君のような勇気と実践力、ばばには無かったなぁ。
何十年経っても忘れられない、小学校3,4年生頃の思い出。
この事件?当のA君も、もう忘れてしまっているかも知れないけどね。
いつの世も、注射好きって子供はそんなにいないよねぇ・・・・
先ほどのじじが脇の下を冷やしてから、同じ場所で検温したという
信じられないような「いたずら」から、ばばは久しぶりに
同級生のA君のことを思い出したよ〜。
さぁ、さっき昼のお茶の時間の後、じじの熱が少しでも下がるようにと
「ナロンエース」という解熱剤を飲ませた。
そろそろ1時間経ったから、もう一度じじの熱を計ってきてみるね〜。