どなた?・バネ指
4月20日(金)雨時々曇り
6,7年前、ばばがまだ仕事をしていた頃
出勤しようと車庫に行くと、入り口に大根や人参、葉物野菜
カボチャや冬瓜などが無造作に置かれていることが良くあった。
「どなたが置いて下さったのかな?うちにくれたのかな?」
と思いながら、職場で話したりすると
ある時は同僚が、ある時は顔見知りのおじさんが・・・とわかったのだが。
昨夕、買い物から帰るとベランダに
葉っぱも付いた柔らかそうな土付き人参が
ホームセンターの大きなレジ袋いっぱい置かれていた。
「じじ、誰が下さったの?」と聞くと「知らない」って。
薄暗い中でレジ袋に名前をメモした物でも入っていないかと探したが見つからず。
もしかして?ポストにメモでも・・・と探したが見つからず。
夜、下さった方から連絡があるかなぁ・・・と待っていたが
今現在連絡無し。
たくさんの新鮮な人参を下さったのは、何処の何方でしょうねぇ・・・
いただいていいものやら・・・
ちょっと迷いながらまだベランダに置いたままだが・・・・
お礼を言おうにも送り主が分からないので、困っているばばだ。
今日は、朝9時前から病院巡り。
初めての眼科受診と、いつもの「頭が良くなる薬」をいただくためと
義父の見舞い・・・・そして週末売り出しで新鮮な野菜を買ってきた。
ほうれん草が1把118円で嬉しかったなぁ。
ほうれん草・小松菜・シソ・タマネギ我が家で絶対切らしてはいけない野菜。
買い物に寄ったあるスーパーで友人と会って少し立ち話。
彼女が数週間前から左手に包帯をしているので気になっていた。
「バネ指」とのこと。
ばばも、今から6年ほど前になったことがあるよ。
親指が意思と関係なくガクッと曲がって元に戻らなくなったり・・・・
病院へ行くと、最初「骨折」と言われ金属製の添え木と貼り薬を処置された。
仕事でも家事でも手が自由に動かせず大変な思いを数ヶ月した。
いっこうに直る気配はなく時間は過ぎ・・・・
同じ病院に専門医が来るというので仕事を休んで受診した。
「手術で治る」と言われたが仕事柄右手の親指が使えなくては困る。
事情を話すと「夏休みに手術をしましょう」ということで
応急処置として親指と人差し指の付け根中間に注射をすることになった。
注射をする前から先生が「痛いですよ。痛いですよ。我慢して下さいね」と言う。
どれだけ痛いのだろう?
先生がわざわざ患者さんを怖がらせるようなことを言うの??・・・と思いながら
手を出すと。注射針が挿された。
何と表現したら良いのだろう?
本当に後ろにひっくり返りそうな痛みだった。
この痛みを我慢して、少しでも症状が緩和されるのなら・・・・
注射をした翌日から日に日に症状は良くなり、
何と手術なしで完治した!!!
やったぁ〜。
あれから約7年が経過したが、その後再発することもなく今日に至っている。
友人は、数年前手術したそうで、今回2度目の手術になるそうだ。
同じバネ指でも、ばばは注射1本で完治し、友人は再手術。
無事手術が終わり、今度こそ完治すると良いね。
最近つくづく思う。
人間、何が幸せかって、まずは健康だと。
自分で食べることができ、歩くことができ、排泄ができる・・・
健常な人は当たり前のことだと思っているかもしれないけれど
もし、先述のことがままならなくなったら・・・・
毎日病院へ義父を見舞い、時々義母と面会に行く時、
いつも胸塞がる思いで帰ってくる。
ばばは十数年前から体調が悪くて病院へ行くと
よく先生から「年のせいですね」と言われ、凄く胸に引っかかる物があった。
「年のせい」と言われることに抵抗があったんだよね。
でも確実に「年のせい・・」による症状を自覚することがある昨今。
時間を止めることが出来ない人生の歩み。
何だか切ないねぇ・・・・