再び・・・
4月5日(木)曇り時々小雨
数日前、欲しくて欲しくてたまらなかった
郷土料理のレシピ集を入手したことを書いた。
その晩、早速寝る前にざっと目を通したのだが
その中で嬉しいことがあった。
何と、このレシピ集、ばばの実家集落の先輩達が
力を合わせて作り上げた物だったのだ。
何故、それが分かったかというと
巻頭言友いうべきページの文中にそれが書かれていたから。
このレシピ集が出来たのは、もうかれこれ20年近く前だと思う。
と言うのは、巻頭言を書いているのが当時の町長さんだからだ。
当時の町長さんは、現町長のお父さん。
複数期町長を務められたが、どの時期にレシピ集が出来たかは分からない。
日付がないから・・・
それでも、その後、町長さんが代わり数期務められ、
更にその後レシピが出来た当時の町長さんの息子さんが現町長になっている。
グダグダ書いて複雑になったが・・・ばばの単純計算でも
このレシピ集が出来てから
20年以上は経っていると思う・・・ということを言いたかったから。
町長さんは、レシピ集の巻頭で、こんな事を書いている。
「上花徳の古い呼称が(サト)であることは
皆さんも良くご承知のことであります。
このサトの(ウスクバテ)という遺跡で、
縄文晩期とみられる住居跡が確認されたことが
新聞で報道され人々を驚かせました。
さて、冒頭からこのサトのことを持ち出しましたが、
これは他でもありません。
皆さんの住みついている上花徳が、
町内でも飛び抜けて古い歴史と伝統を持っている
誇りある地域だったからです。
このような古い歴史のサトに、
またひとつ歴史を刻む食文化の記録集が編まれたことを
心からお喜び申し上げます。
「ふるさとの味・上花徳の味)と題するこの記録集は
集落の年中行事から筆を起こし
そして、それにまつわる農作業や伝統的な食べ物を解読し
次第に現代風の料理にも及び、しかも内容が変化に富んでいて
楽しい読み物になっていることが、ことさら印象に残りました。
又作り方も箇条書きにして分かりやすく、すぐにも役立つように
編集されていることが素晴らしいと思いました。
この記録集によって、我が町に新しい食文化への関心の波が
広がっていくのかと思うと私の胸も弾んでまいります。
皆さん、本当にありがとうございました。」(後略)
この町長さんの文を読んで改めて集落の歴史や、先輩方の偉大さを再認識したばば。
ばばが入手したのは原本をコピーした物で
レシピ集の名前などはなく、ただ色画用紙で表裏の表紙になっていたが、
正式な名前は「ふるさとの味・上花徳の味」だっというのも初めて知った。
レシピ集の中には、たくさんの料理があるけれど
上花徳に生まれ、中学まで育ったばばでも知らない料理もたくさんある。
「花徳おこわ」とか「ジャガイモうどん」など・・・
ばばにとっての「おふくろの味」は
「豚骨煮・アンバムッチ・かき餅・アンバそうめん」等だが
レシピ集には、昔ながらの料理から現代的な
「卵フライ」「ワインゼリー」「カステラ」「ドーナツ」
「インゲンの巻き焼き」等というのもある。
ばばも、このレシピ集を参考にしながら少しずつ料理を覚えていかなくちゃ・・
残念なことに、このレシピ集、冊子を開いた状態で
2ページずつコピーしてあるので黒くなっている部分があったり、
B4の横長になっている状態で閉じてあり使いにくい。
必要な分は、使いやすくするためにA4版に書き直してみようかな?
とも思ったりしている。。。。。