ピーナッツの殻を剥きながら・・・・
11月29日(火)曇り後雨
数日前から、殻付きピーナッツの皮むきをしている。
知人の先輩姉さん方からの頂き物。
殻付きのまま保存しておいても良さそうなものだが
1年もおいておくと、殻を見る限りきれいなのだが
剥いてみると、ピーナツの実は茶色っぽくなっている。
だから、8月に戴いた物だけど、今年中に殻を剥いて冷蔵しようと思って・・・
3日前は姉が手伝ってくれ、約8カップ分くらい剥けた。
早速保温鍋で薄味の塩茹でにし・・・1カップ分くらいは取り分けて昆布と炊き常備菜に。
実が割れた物は選り分けて、薄皮を剥きミキサーでガァ〜〜と回して
味噌味のピーナッツ呉汁にしお昼に食べた。
そして、残りは、小分けにして冷蔵した。
あと、数ヶ月は保存できるでしょう。
残ったピーナッツ、昨日・今日と天気が悪いので
姉も寄ってくれず、ばば一人でがんばって剥いている。
剥くのは大してきつい作業ではないけど
何せ殻が固いので、何百個も続けて剥くと親指の腹が痛くなってくる。
剥きながら、ふと小学生だった頃のアルバイト・を思い出した。
パーナッツ剥きのアルバイト。
隣近所のお宅へ行って筵いっぱいに広げられたピーナッツの殻を剥くのだ。
一個、一個・・・根気よく剥いていく。
そのうちに親指の腹が痛くなり、酷いときには水ぶくれのようなマメができる。
それでも頑張る。
なぜなら、ピーナッツの実が一升になると10円もらえるのだ。
その10円で何を買ったかなぁ・・・・
きっと、飴玉を買ったはず。
だって、「50銭飴」といって、1円で2個の飴玉が買えたから。
お家で貰えるおやつと言ったら「黒糖」「芋」「はったい粉菓子」
「油味噌」季節によってはサトウキビ・ミカン・バナナくらいしか無かったからね。
お店で買える飴玉なんて夢のまた夢。
だから、指に大きなマメができるまで頑張って「アルバイト料10円」を戴き
「50銭飴」を買っていたと記憶している。
他に、桑の実から種を取り出すバイトもしたなぁ・・・
家の畑へ行って、桑の木に登り、熟した実を取って集め
家に帰ったら、洗面器などに入れた実を手で揉み潰して
水で何回も漉して種だけにするのだ。
根気のいる作業で、これは種が杯の1杯になれば、10円いただけた。
家では小遣いをもらうことなんか無かったから、
自分で働いて?いただく10円は貴重で「大金=宝物」だったなぁ・・・
今の時代、10円あれば公衆電話で話せる・・・他に何ができるかなぁ・・・・
時代の変遷・膨大な時間の流れを思いながら、黙々と一人でピーナッツの殻を剥く。
明日も、明後日も・・・・きっと明明後日くらいには剥き終えることができるだろう。
いくら剥いても、アルバイト料がもらえるわけでも無いけれど
なんだかちょっとほろ苦い物がこみ上げてくる・・・切ない作業。
剥き終えたら、そうねぇ・・・ピーナッツ豆腐でも作りましょうか?
それに、味噌豆も作りたいし、油味噌豆にもしたい。。。。
じじは何が食べたいかなぁ?
1日10粒くらいピーナッツを食べるのは健康に良いって聞いたから
少しずつ食べ続けましょうね、じじ〜。
そうそう、今まで島のスーパーで売られている生ピーナッツの実は
島内産と思っていたんだけど、ほぼ100パーセント中国産なんだって。
何十年も島に暮らしているのに、つい数年前に初めて聞いたときは
びっくり、びっくり、又びっくりで。。。。。
たま〜ぁに島内産のピーナッツの実がビニル袋に入って売られているけど
目ん玉が飛び出すくらいの高値。
1升なら4000円くらい?
とても手が出ないけど・・・・
そんな高価なピーナッツを大きな袋に入れて毎年届けてくださる
T姉さん、本当にありがとうございます!