悪夢再び?

11月2日(水)曇り時々雨
何だか空が重い・・・って言うか、雲がドンヨリ垂れ込めている。
今朝から、ずぅっと、あるニュースが気になっている。
それは奄美市近辺や瀬戸内町に記録的な豪雨が・・・というニュース。
被害が出なければ良いけど・・・と思いながらニュースを聞いていたが、
お昼前に、瀬戸内町加計呂麻に住む友人にメールを送ってみた。
すぐに返信が来て、十数年前、ばばが住んでいた家は玄関まで浸水し
床下収納の収納庫が浮き上がったとのこと。
現在、この家には知人のお嬢さん家族が住んでいるが
家にいては危ないので、小学校へ避難させたとのこと。
また、ばばが懇意にさせていただいているおばあちゃんの家や
その息子さんの家は床上浸水していて、
更に小学校前の道路が決壊し通行止めになっているとのこと。

集落には、若い方が少なく高齢者が多い加計呂麻。
被害がこれ以上広がらないように
祈るだけしかできないばば、もどかしいな。

実は、十数年前ばばが加計呂麻に住んでいた時にも
短時間記録的豪雨があり、集落中が大きな被害に遭った。
多くの家が床下・床上浸水し
土砂の排除に膨大な尽力と時間がかかった。
ばばの車の中にまで浸水していたが、幸い電気系統に被害がなく
すぐ動いたことが嬉しかった。。。。

あの時は、確か土曜日だったかな?
月遅れで行われる運動会の準備をして、家に帰り
うたた寝をしていたが、激しい雨音で目が覚めた。
ばばの目の前で、見る間に増水し玄関先まで水が流れ込み
台所で「パカッ」という音がするので慌てて走って行ってみると
床下収納庫が浮いていた。
床下収納していた物を全部取りだし、
パソコンや、書籍などを押し入れに入れた。
他にも、動かせる物は少しでも高い所へと・・・
押し入れに上げた・・・・・

数時間で雨は止んだ。
集落内の様子が気になり外へ出てみると、各家庭水が流れ込み
川の近くに停めていた上司の車は、スーメートル流され・・・
川の近くで一人暮らしをしていたMばあちゃんの家は
家の中が土砂だらけだった。
職場は少し高台になっていたので被害は無かった。
すぐさまMばあちゃんの家の土砂出しの手伝いに行った。
他にも数名手伝いに来ていたが、ほとんどの人が自宅も床下・床上浸水していた。 
夕方までかかっても、完全に土砂を取り除くことはできなかった。
計画されていた運動会も中止。
翌日からは集落中が豪雨後の後始末に追われた。
区長さんが被害調査に廻ってきた。
ばばの家は床下浸水だけだったが、それでも後日お見舞い金が配布されたので
家主さんに届けた。
集落中の門口には畳や家具など土砂で汚れ使えなくなった物が山積みされ
ひとまず落ち着くのに数ヶ月かかったと記憶している。

夕べからの豪雨は、十数年前の豪雨よりも被害が大きいかも知れない。
雨はまだ続くらしい。

加計呂麻では豪雨になれば、山道を走る唯一の交通手段バスも
使えなくなる可能性がある。
崖崩れとかある可能性も高いから・・・・
停電も心配だ。
道路が決壊すれば、停電の修理に来ることができないのだから・・・
冷蔵庫の中身処分やや、電気が無いと使えないレンジやお風呂等、
十数年前のばばも苦労した。

高齢者の多い加計呂麻島。
自然は美しく、人の心は温かく現代のパラダイスのような加計呂麻。
どうぞ、被害が拡大しませんように・・・

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ばば
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