ばばの結論
10月11日(火)晴れ時々曇り
夕食の準備で、野菜を千切りにしたり
茹でたり、水切りしたり張り切っていたばば。
台風後、青野菜の値段が高騰しているけれど
我が家の食卓には欠かせない青野菜。
花壇に植えてあったシソがそろそろお終いだ。
花が咲いているけれど、それでも日々若葉が出るので
2,3日待っては摘むようにしている。
過日、NHKの「ためしてガッテン」という番組で
シソの香りを飛ばさないようにするためにも
シソ産地の方々は、シソの裏側をなるべく触らないように
優しく丁寧に丁寧に扱っているそうだ。
それに比べ我が家では裏表ゴシゴシ・洗い、
さらにはスピナーでグルグル5,60回も回す。
これじゃ、香りの半分以上は飛んでるだろうな・・・・
今日も夕方の買い物に出る前花壇を覗いたら
約20枚のシソが摘めたので、小さな小皿に入れ
階段の途中に置いて買い物に出かけた。
もう一度階段を上がるのがイヤなので、
階段の途中に置いておけば、
散歩から帰ったじじが持って上がってくれるのだ。
摘んだ小さなシソでは物足りないだろうとお店でも立派なシソを買ってきた。
ワンパック10枚入りで138円。夏頃は88円とか98円で買えたのに、
やはり季節によって値段も大幅に変わるんだね。
さて、ばばが流しで準備した野菜。
ピーマン・シソ・小松菜・ほうれん草・キュウリ・パパイヤ
水菜・キャベツ・・・・・・等
洗って茹でたり、生のまま切ったりで、ほぼ終わったんだけど・・・・
一種類ずつタッパーに詰めた後、皮や傷んだ葉を捨てましょうと
流しのゴミ受けを見て吃驚!細長い何かが動いてる!
まさか!・・・その、まさかなの!
よくよく目を凝らして見ると・・・・ゥワァ〜〜〜〜
ばばの一番苦手な「芋虫系」のニョロ君!
どうしよう〜!どうしよう〜!
一旦は、割り箸か何か持ってきて挟んで窓の外へ投げようかと思い窓も開けた。
そして、割り箸を取りに行き・・・戻ってみると・・・
わぁ〜スポンジに這い上がって、クネクネ踊ってる〜。
こんな時、頼りになるのが・・・・
そう、じじ!
じじの元へ一目散!
「じじ〜、じじ〜、お願い!虫挟んで窓から投げ捨ててちょうだい!」とばば。
「なに????」と訳が分からないじじ。
「あのね、流しの野菜屑に虫がいるの!だから、挟んで捨ててちょうだい!」
と同じ事をばばが言う。
「ゴミ受けを見たじじ「虫?どこにも虫なんかいないよ。」
「いるでしょう。野菜屑の上!・・・」
「いないよ。どこにも・・」
(あっ、野菜屑の上ではなくスポンジに這い上がっていたんだ)と気づいたばば。
「ほらっ、ほらっ、スポンジに這っているでしょ!」と、訂正。
「速く、割り箸で挟んで捨てて!」と言いつつも、
割り箸が見つからなかったんだよなぁ・・・いざとなると。
どうしよう?ティッシュで捕まえさせるか?
火鋏を玄関で取ってくるか?
ばばが逡巡している間に、じじはさっさと、つまんで裏玄関の方へ行く。
「え〜っ、窓から投げ捨てれば良いのに・・・」とばば。
でも、本心は台所から取り去ってさえもらえたら、
どこへ投げようが、そんな事は、いちいち文句言わなくてもいいかぁ〜。
「じじ!ありがとう〜」
こんな時のじじって、ありがたいなぁ・・・
さすが、じじ!
普段は「何にも仙人」なんて悪態ついてるけど
本当は頼りにしているんだよ〜。
一件落着の後、つらつら考えてみるに・・・・
あの虫はどこから来たんだろう?
最初、ゴミ受けに入れた水菜の茎に這っているのを見たから
水菜に付いていたのか!と思ったけど、
小松菜・ほうれん草・水菜など、全部スーパーで買った物。
これまでスーパーで買って、包装されていた野菜に大きな虫がいたなんてことは無かったなぁ。
でも、実際いたんだよなぁ・・・・と腑に落ちないまま夕食を始めたが
ハタ!と気づいた!
「あっ、花壇で摘んだ自家製のシソに付いていたかも・・・って。
そうだ、そうだ、そうに違いない。
だって、これまでも色々なバリエーションの「芋虫系」君達が
ばばに悲鳴を上げさせたじゃない。
自分なりに解答が出るとホッとしたけど、
大変な思い違いをしていたなぁ・・・
スーパーなどで買う野菜はきれいだけど、
基準値内の農薬とか使われているんだろうね。
ばばもね、シソとかに坊虫網を張ろうとかも思ったんだけど
普段でさえ、半日しか日光が当たらない場所だから
少しでも、日光にちゃんと当てた方が良いだろうと、防虫網は断念したんだ〜。
そしたらさ、青虫・赤虫・茶色虫・・色々なカラフルな「芋虫系」君が・・・
でも、良いか!
共存共栄。虫君達にも少しは分けてやらねば・・・
という、ばばの親心を踏みにじって、ミカンの幼木の葉っぱなんか
全滅させるし、シソもツルムラサキも、ハンダマさえも
若葉が出た途端穴を開けるし・・・
やはり「芋虫系」君との共存は難しいと・・・これが、ばばの結論!