上棟式の餅拾い
9月14日(水)晴れ
「今日、夕方5時から○○(場所)で、○△邸の
上棟餅投げがあります。
ご近所の皆さんは誘い合わせてお出かけ下さい」
と、昨日朝、集落放送があった。
○△さんは、ばばの後輩に当たるし、日頃お世話にもなっている。
建築現場も,ばば姉の家の近くで,棟梁ははばばの同級生。
4時450分、(久しぶりに餅拾いに行こうかな?)と、
姉も誘って車で出かけた。
車なら2分で行ける距離だ。
行って見ると,実家集落の先輩や後輩達がお手伝いをしていた。
ばば達も何か・・と思ったが、
「もう、餅投げが始まるから,餅を拾いなさい」と言われ、
お喋りをしながら待っていると,程なく始まった。
まず、棟梁が家の中心から大きな餅を投げ落とし、
それを家主奥様が下で大きなざるのような物で受け取った。
その後、4人の大工さん達がビニル袋に入れた大きな白餅を持って
家の四隅に立った。一個のお餅は500グラム以上はありそうだよ。
そして、後ろ向きに餅を投げた。
大きな白餅がばばの真ん前に落ちた。
ばばが屈んで拾い上げたその時!
小学生とおぼしき男の子がばばが拾った餅を,サッと横から取り上げた。
アララララ!!!!何てことを!!!
内心(何で、ばばの物横取りするのよ!)と思ったが
大人気ないと思い、平常心を保った。
大きい餅の次は,小さな白餅・飴玉・現金などが次々と投げ落とされる。
息つく間もなく中腰で拾い集める。
拾った!と思ったら横からサッとさらわれたり・・・・
大人も子供も笑い,歓声を上げながら夢中で拾う。
餅投げは5分ぐらいで終了!
着ていたパーカーの両ポケットのいっぱい
餅・雨・お菓子・お金を拾った。
こんなに拾えると思えば、拾った餅を入れるビニル袋持ってきたら良かったな。
みんな、戦利品を手に三々五々散っていく。
姉は、パーカーの裾をたくし上げ、そのいっぱい拾ってあった。
いったん姉とばばも車に戻り、車の外で戦利品を整理することに。
幸い車の中にビニル袋が一枚だけあったので、姉に渡した。
姉は袋いっぱいの戦利品であった。
お金が210円ほどだったそうで・・・
ばばは、お餅が8個、
現金は50円玉1個・10円玉4個・5円玉1個で95円、お菓子が4個。
小さいお餅は,夕ご飯の時レンジでチンして、じじの分はお汁に入れ
ばばはそのまま食べたよ。
久しぶりの白餅、一個3,40グラムくらいあるのかな?
ばばは一気に2個も食べたよ。だから、ご飯は食べない。
美味しかったな・・・・
上棟式の餅投げって都会でもあるのかな?
島では昔からの行事。
新築する家では必ずと言っていいほど行われる餅投げ。
ばばは、小さい頃から餅拾いは苦手だったが、
唯一、大きな餅を拾ったことがある。
その時は,後の小餅を拾うのを忘れるほど興奮していたなぁ・・・
所々土が付いた大きなお餅を
大切に胸に抱えて帰った時の嬉しさは、今でも忘れられない。
ばばが、何故餅拾い苦手かというと、
常に餅を投げる人を見ているからって母に言われたことがあった。
餅の落ちてくる地面を見ていなくちゃ,餅は拾えないよって。
昨日も、ばばは常に屋根の上の人が
どの方に向いて投げようとしているかばかり見ていて、
地面を見て拾おうとした時には,他の人に瞬時の差で拾われていた。
だから、8個拾えたって事は上出来だったよ。
昔は、お餅もお金もむき出しで投げられていたが
最近はお金はアルミホイルで包まれ
お餅は小さな袋に一個ずつ入れられている。
お店で買おうと思えば、買えるお餅だけど、
上棟式で拾ったお餅は格別。
冷凍した5個のお餅も、順次解凍して、ご飯代わりにしたり
おやつにしたりして、美味しくいただきま〜〜す。