ごめんね

9月13日(火)晴れ
朝、朝食を食べながら「みのもんたの朝ズバッ」を見ていると、
「20代でやりたいこと」「60代以上でやっておきたかったこと」の
アンケートをし、その結果を発表していた。

アンケート結果がはっぴょされる前に,じじとばばも
若い頃にやっておけば良かったなぁ・・と言うことをそれぞれ出してみた。
じじ
1位・・・ もっと勉強しておけば良かった。
2位・・・ バイクでもっといろいろな所を走っておけば良かった。

ばば
1位・・・もっと親孝行をしておけば良かった。
2位・・・ もっと彼方此方旅行しておけば良かった。
だった。

さて、番組のアンケート結果では、
若者が今のうちにやっておきたいこと
1位・・・ 海外旅行
2位・・・ おしゃれ
3位・・・ 肌の手入れ

60代以上の方が若いうちにやっておけば良かったと思うこと
1位・・・ 親孝行
2位・・・ 自由な恋愛
3位・・・ 英会話
だった。

人の人生それぞれだから、
考えることも,一人一人違って当然だと思うが
じじが、「もっと勉強しておけば良かった」と言ったのには驚いたし、
「なるほどね〜」って納得できるところもある。

ばばが、もっと親孝行したかったと思うのは
末っ子で、一番横着で,
特に母親に対しては中学校の頃、すごく反抗的で
「今の生活があるのは両親のおかげ様」
「母が言っていたことの方が正しかった」と
心から思えるようになったのは、社会人になってからだった。

ばばは、両親が40代の頃生まれたので
ばばが社会人になった頃、両親は既に60代。

希望通りの就職をし、結婚をし、子供が出来て
自分が親になっても、年老いた両親の前では子供だったばば。

親はいつまでも元気でいるものだ・・と信じ切っていた。
しかし、自分が40代になった時・・・
夜中など寝ていると「もし、親がいなくなったら・・」と考え
心細く、何とも言えない気持ちになる事も多かった。

じじと結婚してから、じじの両親の身を持っての行動も
ばばの考えを大きく変えた。
娘二人をじじ両親に預け、加計呂麻で生活していた4年間。
じじ両親は「孫は,私達だけの孫ではないから・・・
ばばちゃんの両親にも孫を会わせてあげないと・・」
と、週末には必ずご馳走を携え、孫二人をばばの実家まで連れて行き
ばば両親と共に過ごさせてくれていた。
又、じじ両親が「我が事よりも、子供達のこと優先」を
常に実行してくれていたことにも強く心動かされた。
当時は素直に感謝の気持ちを口にすることは出来なかったが
ばばは、退職した時じじ両親へ感謝の気持ちを込め手紙を書いた。
直接言えば、きっと涙が溢れ言葉にならないだろうからと
思いの丈を文章にしたため,両親に渡した。
これまで、私達のために行きたい旅行にも行けなかった両親に
せめて、好きな所へ旅行でもして欲しいと思い、
退職金から心ばかりのお小遣いを添えて・・・・

次の日、両親が我が家へ上がってきて
涙ながらに「ばばちゃんの気持ちで気で私達は充分よ。ありがとう、ありがとう」と言い
お小遣いと渡したお金は「まだ、子供達にお金がかかるんだから,
私達のことは心配いらないよ」と返されてしまった。
当時、じじは旅行中で留守だったが、ばばは一人で何日か泣き続けた。
「親の愛って,こんなにも大きいんだ」と改めて知り
仏壇の自分の両親にも手を合わせた。

もっと、もっと親孝行しておけば良かった。
孫達の成長ぶりを見守っていて欲しかった。

ばばはね、1日・15日・両親の命日にはお墓に行くことにしているの。
「お墓に一人で行ったら行けないよ」って忠告も受けたけど
世界一大好きな両親が眠るお墓に行くんだもの、
きっと両親が守っていてくれるよねって思っている。
こう思うこと自体、まだまだばばは両親に甘えているんだなぁと思うけど、
子供に甘えられると親は喜ぶよね。
天国に行ってまで,ばばに甘えられるとは・・・両親もきっと思っていなかっただろうな。

甘えるばかりで、親孝行できなくてごめんね,お父さん、お母さん!

 

 

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿