毛虫の行列
7月30日(土)晴れ
「毛虫の行列」なんて見たい人はいないよね〜。
ところが、ばばはこの「見たくもない毛虫の行列」を
昨日、見てしまったの。
場所は、両親宅の花壇。
「花壇」と言っても、今はシソやハンダマやニラ、カランコエやキンモクセイ
クチナシ等、何の脈略もなく、ただ雑然と生えているだけ。
元はと言えば、ばばが種々雑多次々植えたり
種を播いたり挿し木したからなんだけどね。
義母が介護施設に入所してから荒れ放題になっていた庭に
ばばが、次々色々増やしていったの。
本当に育てたいのはキンモクセイとクチナシなんだけど、
じじの刺身のツマとしてシソやハンダマも育てているの。
最近は朝方晴れていても、突然ザァッと雨が降ったり
昼間晴れていても、夜雨が降ったりするので
水掛をサボっていたの。
降る雨で充分水は足りていると思ったからね。
ところが、一昨日の夜、大事なシソが
クタンと萎れているのを偶然気づいたの。
「これは一大事!」とばかりに、昨日は朝のうちに充分水をあげるべく
ホースで水を撒いていたの。
蛇口がいろいろな水撒きパターンに換えられるホースなので
シャーにしたり、ストレートにしたり、霧にしたりして
水を撒いていたんだけど、「ハンダマにはうんと強くかけたい」
と、何故か思い、ストレートで水圧を上げバンバンかけていたら・・・・
ばばの目の前でポトリ、ポトリと次から次へ・・・・
何が落ちてきたかと言うと・・・
黒と黄色っぽい縞々の体長4センチくらいの毛虫。
ハンダマに付くなんって、一体何の幼虫?
落ちた虫たちも吃驚したんだろうね。
先を争って、水道の方へ走るの。
ウネウネと体が動く度にばばは目を覆いたくなったけど
もし、自分の方へ向かってきたらと思うと、
彼らの動きから目が離せないの。
「ヨシッ」とホースの水をストレートにして彼ら目がけて散水するも
一瞬にして立ち直り走り始めるの。
良い根性してるよね〜〜。
気味悪く思いながらも、少しは感心もしたよ。
でもさ、このまま放置したらハンダマやシソ等、全滅してしまうかも知れないでしょ。
ポトポト落ちては走り出す毛虫を「二度と野菜の戻してはいけない」
とばかりに、必死に水を撒くけど敵も然る者、ばばに見つからないように鉢の下や
ブロックの穴の中に走り込む。
「そうは、させじ」とばばは水を撒く。
水を撒いたって、1匹も退治できないことにやっと気づいたばば。
次に、倉庫から「アースジェット」を持ってきて吹きかけた。
一瞬クニャっと体をくねらせたが次の瞬間又しても走り出した。
アースジェットは毛虫には効き目ないのかぁ〜。
それでも諦められないばばは、次に水道の上にあった
食器洗い用の「液体ママレモン」を振りかけてみた。
一滴、二滴・・・・すると、やっと動きが鈍くなった。
さて、次の標的は・・・・と見回すも、
ほぼ全員ならぬ全匹?がどこかへ消えてしまっている。
ばばがウロチョロしている間に、葉っぱの下とか、
ブロックの隙間などに潜り込んでしまったのだろう。
20匹近くいたにもかかわらず、何とかママレモンで退治できたのは
たったの2匹だけ・・・・
効率悪かったねぇ〜と、改めて反省。
でも、いつまで経っても虫は苦手・・・・・
だから、じじに言ってやったの。
「じじ〜、これから、ばばはハンダマの葉は摘まないから
じじが自分で摘んでちょうだいね」って。
もう二度と、毛虫の行列なんて、遭遇したくありませ〜〜〜〜ん。