島のバス
5月11日(水)曇時々小雨
ゴミ出しで道路に出た時、道路を車で走りながら
バスを見かけることが良くある。
でも、いつも思うのは(乗客が少ないなぁ・・)ということ。
運転手さんだけが乗って走っているバスも多い。
乗っているお客さんは、1人とか2人のことが多い。
この様な現状で運行を続けられるのかな?と
不安になることも1度や2度ではない。
(県や国から補助があるんだろうな・・・)
ばばが子どもの頃は、バスなんかほとんど乗ったこともなく・・・と言うより
中心地、亀津へ出るということ自体ほとんどなかった。
食料品は、米を初め野菜も肉も自給自足だったし
調味料も集落内にあるお店へ入れ物(ビン)を持って行き
量り売りで買っていた。
衣料品は顔見知りのおばさんがカゴに入れて背負って売りに来た。
おやつだって、黒糖とか母の手作りの物だったので、
わざわざバスに乗って亀津まで出かけることもなかったのだ。
ところが、ばばが中学生になる頃からだったろうか?
亀津に大きなお店ができ、品数も格段に多くなり、
学校関係の音楽発表会なども中心地である亀津で行われることが多くなった。
否が応でも亀津へ出ることが多くなった。
ばばが初めてバスに乗ったのは、小学5年生の時の音楽発表会に出場した時だった。
初めて乗ったバスに酔ってしまい、気持ち悪くなって困ったことを鮮明におぼえている。
中学3年まで島で過ごしたが、よっぽどのことがない限りバスに乗ることはなかった。
高校は喜界島へ行ったが、住まいも学校の近くで
バスに乗って用事をすることもなく
高校時代も、ほとんどバスに乗ったことはない。
成人して、島で仕事をするようになって2年目に車の免許を取り
自家用車通勤をすることになったので、
またまたバスからは縁遠くなってしまった。
ただ、職場の行事で年に数回バスを利用することはあったけど・・・
そして、退職。
未だに移動は自家用車が多いので、バスを利用する機会はない。
たまたまバスに乗った時、見える風景が自家用車の時とは違い
新鮮な気持ちで同じ風景を見た記憶がある。
観光ブームによって島の交通事情も変わってきた。
観光バスも運行するようになった。
今、徳之島に観光で訪れる方々がどれほどか正確な数を知らないが
ばばが仕事をしていた時お世話になった、貸し切りバスの運転手さんの話によると
最盛期は、一旦客を目的地まで送って降ろし、すぐ引き返して次の客を運び・・・と
ピストン運行するくらい忙しかったそうだ。
そのうち、観光ブームは去り、マイカーブームになり、
島のバス事情も大部変わってきたようだ。
テレビなどで、「買い物難民」という言葉を耳にするようになって久しいが
徳之島は小さな集落もたくさんあり、高齢化が進み・・・・
本当に「買い物難民」も増えていると思う。
最近大手スーパーが「買い物バス?」を運行しお客さんの便宜を図っているけれど・・・
今後、島の交通事情はどうなっていくのだろう?
ばばは、島の中心地、亀津に住んでいるので、歩けるうちは
自分で買い物も出来ると思うが、遠く離れた集落の方々は・・・・・・
そう言えば・・・・
一昨年だったか?天城町北部地域と徳之島北部地域を対象に
「徳之島あいのりジャンボタクシー」なるものが
実証運行されることになり、各家庭にチラしも配られたが
このジャンボタクシーは、まだ運行されているのだろうか?
チラシには、
天城町、徳之島北部地域を運行する平土野〜花徳系統、
平土野〜与名間系統の(バスの?)運行を休止し、
同地域における代替交通として、事前予約があった場合にのみ
運行するデマンド・(需要、要求)型交通で運行します。
と書かれ、さらに
・事前に予約があった便、区間のみを運行し指定場所での乗降となります。
・基本経路が決められた乗降場所へ迂回しながら運行する「迂回方運行」です。
・途中で他の乗客を乗せて行くあいのりでの運行で、1人の予約でも運行します。
・・・・と記されていたが。。。。。。
たまたま今朝ゴミを出していた、ばばの目の前を
運転手さんだけが乗ったバスが通り過ぎたので
島のバスや交通事情のことが気になり・・・