良かった〜〜・他
4月25日(月)晴
お昼を少し回った頃「こんにちは〜」と玄関で人の声がした。
出てみると、お〜〜っ、久しぶりH兄さん。
かれこれ30年近く前からお世話になっている兄さんだ。
「これ」と手に提げた荷物をばばに差し出すので
「何ですか?」と聞くと「僕が作った野菜、食べてね」って。
キャベツと人参。
美味しそう・・・
H兄さんは、隣町に住んでいる。
わざわざばばに食べさせようと自家農園で作った野菜を届けてくれたのだ。
「T姉さんは車に?」と聞くと、「うん、うん」と頷く。
何時もご夫婦一緒に行動するH兄さんとT姉さんご夫婦。
栄養剤を握って階段を駆け下りた。
車の中にH姉さんは待っていた。
実は、去年末検査入院して検査が終わり、帰宅する前日に腰を痛め
長いこと入院・リハビリをしたT姉さん。
退院後も今までのように自由自在に動けなくなったと聞き、気にはなっていたのだ。
ばばの方から会いに行かなくては・・・と思っていた矢先、
ご夫婦でわざわざ立ち寄ってくれた。
車中のT姉さんを見ると、何だか涙が出そうになった。
「ばばちゃん、会いたかった〜〜」と言うT姉さん。
二人は両手を重ね合わせてしばらくじぃっとお互いの顔を見つめた。
去年の夏以来だから、もう、かれこれ9ヶ月近く会っていなかった。
「入院・骨折」ということが、ばばの脳裏にありT姉さんが少し痩せて見えた。
「大丈夫?」と声をかけると「階段は上れないけど、近所まで散歩できるようになったのよ」って。
良かったね、本当に良かった。
退院当時はお風呂、トイレもままならず、自分で移動するのが大変だと聞いていたから
元気そうな顔を見て、散歩が出来ると聞いて本当に嬉しかった。
T姉さんは、コーヒーの飲めなかったばばにコーヒーを教えてくれた人。
いろいろな「おふくろの味」を教えてくれた人。
何かと言えば自宅へ呼んで、ご馳走してくれた・・・・
ご主人のH兄さんも、ばばをまるで自分の妹か子どものように可愛がってくれた。
30年経っても、必ず年に数回は我が家へ立ち寄って下さっていた。
年下のばばが訪ねていかなければいけないのにね。
今日もこれから病院へ寄るということと、T姉さんが階段をまだ上がれないということで
階段の下で見送ったが、夏頃にはどんどん歩けるようになって再会できると良いなぁ・・・
T姉さん夫婦を見送った後、ばばは郵便局へ行った。
ばば母の貯金などの名義変更のために3月頃から動いているのだが
なかなか捗らない。
今日も「役場行って、これこれの書類をもらってきて下さい」と言われ
もらって提出すると、しばらく待たされて、
今度は「これこれの証明書をもらってきて下さい」と言われた。
何時になったら書き換えが完了するのか予想もつかない。
役場からもらう証明書などの有効期間が半年間だそうで
何とか10月頃までには手続きを完了すべく動き回らなければならない。
預けるのは簡単だけど、解約とかとなると大変な手間暇がかかる。
請求はどんどん来るけれど、支払いはなかなかしてもらえない。
難しいなぁ・・・・
でも、今回は絶対頑張る!最後まで。