100個で1カップ
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7月22日(木)晴なれど雲多し
今日は可燃ゴミを出す日だ。
小さな袋二つ分にまとめ、階段を下りようとしたが
ばばの家の前をゴミ収集車が通るのは9時半前後。
「ならば、すかすかのゴミ袋にもう少しゴミを入れて出しましょ」
とのせこい考えで、ばばは裏出入り口に先日から干してあった殻付きピーナツを集めてきた。
このピーナツ、過日、ばばの友人Tさんがビニル袋いっぱい持ってきてくれた物だ。
一見、乾燥しているように見えたので「暇々に殻を剥きましょ」
と、ビニル袋に入れたまま2,3日おいていたら・・・・・・
何と!殻にカビが付いていた。
まだ充分に乾燥はされていなかったんだ・・・と
慌てて裏口のコンクリートの上に広げて乾燥させることにした。
それから3日。
蒸し暑いけれど、結構良い天気が続いていたので良い加減に乾燥しているようだ。
ならば、殻を剥いて、殻はゴミとして出しましょ。
でも、結構な量あるけれど、ゴミ収集車が来るまで剥けるのかな????
大きなボールに殻付きピーナツ、小さなボールには実を入れましょうと準備。
部屋の入り口の涼しい場所に陣取って朝からピーナツの皮むき。
(ばば〜、それより先に済ませるべき仕事がワンサカあるんじゃない?)
と言う内なる声も敢えて無視。
そこで、ばばの癖、数数えが始まった。
夕方買い物に行く時や、病院へ行く時、
家の玄関を出たらすぐに「1,2,3・・・・」
と数を数え出す癖はいつ頃からついたのだろう・・・・・・・
おかげで馴染みの魚屋さんまで片道約500歩、病院まで約600歩等と
自分なりの数字を出しているばばだが・・・・
ピーナツも剥き始めるや「一個、二個・・・・」と数えだした。
ピーナツは大きなボールのいっぱいもあるので、全部剥くのはちょっと無理。
それに優先すべき仕事もいくらでもあるしね。
・・・・と言うことで、今朝は百個だけ剥くことに決定!
心の内で剥いているピーナツを数えているうちに、ばばの心に小さい頃の思い出が蘇った。
ばばが小さい頃・・・・
お小遣いなどもらえなかった。
そこで、休みの日など、お小遣いを稼ぐためにばば達はよその家のピーナツの皮を剥いていた。
一合マスのいっぱい(今で言えば200ccカップ一杯)剥いて、
たしか報酬10円ぐらいだったかな?
でも、当時は1円であめ玉が2個買えた時代だったからね・・・・
白糖も量り売りで10円分とか買えたかも・・・・・
少しでもたくさんのピーナツを剥いて、たくさん報酬を貰いたいばば。
必死で固い殻を剥いているうちに右手親指の先にマメが出来て・・・・それが潰れるの。
それでも剥き続けるため考えたのが、一定の長さの青竹を真ん中からクッと折って
それでピーナツを挟んで剥くの。
力を入れすぎるとマメが割れてしまうので、力加減を考えながら剥くの。
半日頑張ってどのくらいのピーナツを剥いたかな????
500円とか分は剥いてないはず、イヤ、剥けなかったはず。
せいぜい頑張って200円くらいかな????
何だか涙出てきちゃうな・・・思い出すだけで。
そうそう、ピーナツ剥きの他に桑の実の種だけ集めて売るってこともしたよ。
これは杯一杯が10円くらいだったかな????
家の近くや畑で桑の実をいっぱい取ってきてザルなどで漉して実だけにするの。
胡麻粒よりも小さい実だったかな????
一日頑張っても100円もらえたか、もらえなかったか・・・・
あぁ〜〜また切なくて涙が出ちゃうよ〜〜〜。
・・・・・と小さい頃のことを思い出し、妙に切ない気分になりながら
一個一個ピーナツの皮を剥くばば。
何分くらい経ったろうか?99・・・100!
終わった!!!!でも、ここで終わらないのがばば。
おまけに2個剥いたよ。
そこで、ふと思ったの。
殻付きピーナツ100個分の実ってどのくらいあるんだろうかとね。
そこで、剥き終わった実をもって台所へ行き計量カップに入れてみたよ。
さて、どのくらいあったと思う????
正解は、ジャ〜〜〜ン1カップ(200cc)とあと6粒でしたぁ〜〜。
おまけの2個を剥かなければ、ちょうど1カップってところだったかもね。
良い勉強?実験?になったなぁ〜〜。
まだまだ殻付きピーナツは残っているから、今度は「我が家の超暇人じじ」に
実1カップ剥く毎に10円ずつ報酬をあげて剥いて貰うことにしましょ。
そして更に乾燥させたピーナツの実で・・・・・・・・・・
そうねぇ・・・・アンバ味噌でも作りましょ。
おかずにもなるし、おつまみにもなるしねっ!