ばばにハイヒールは・・・・・・・
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7月5日(月)晴時々曇
先月中旬、我が家に来た友人の話・・・
友人夫婦は先日約10名の友人と鹿児島の霧島方面へ旅行をした
霧島で彼方此方観光している時、グループ内の一人の男の人が
変な歩き方をしているのに気付いた。
歩き疲れたのかな?と思っていたら一休みした時
「靴の底が抜けてギッタンバッコ(シーソー)みたいで
とても歩きにくい」と言ったそうだ。
見ると男の人の革靴は片方の底が見事に剥がれ落ち、無くなっていたそうだ。
そのまま観光を続けるにも歩きにくいし
かと言って霧島の山の中、グループは紳士靴を売っている店を探すために
彼方此方回ったそうだが、靴を売っている店は無い。
仕方なく男の人はギッタンバッタン歩き続けたそうだ。
ようやく山の中の観光が終わり市街地に出て、改めて靴屋探しを始めたそうだ。
すると、すぐ目の前に「洋服の青山」があったので、飛び込んで靴を買ったそうだ。
ホッとして車に戻って、車をスタートさせると
なんとまぁ、山の中では(当たり前のことながら)一軒もなかった靴を売るお店が
次から次へと出てきたそうで・・・・・・
その後は、楽しく観光を続けたと言うことだったが、
このブログにも数回書いているかも知れないが、
ばばも靴騒動に関しては他人様に引けをとらないくらい色々なことが・・・・
まず、小学生の頃、何故か紫色が好きになり下敷き、筆箱、鉛筆はもちろん
ついには靴まで紫色・・・と言っても藤色のを買ってしまった。
今にして思えば当時は校則なんて無かったんだろうな・・・・
ばばが何故紫色が好きになったか理由は分からないが
きっと集落のはちまきの色が紫色だったという単純なことからだったのかも知れない。
運動会など校区4集落対抗で行われ、ばばの実家集落は旗・鉢巻きの色が紫だったのだ。
その後は、紫色の靴を買おうなんて一度も思わなかったが
あの時だけは、何故か紫色に魅入られてしまっていた。
紫色に続いて真っ赤なハイヒール。
これは、結婚した時職場の女子職員がプレゼントしてくれた物だが
新婚旅行に行く時、真っ赤なスーツに合わせて初めて履いた。
今から考えると、自分が、真っ赤なスーツを着ること自体信じられないが
当時はばばも若かった!
普通、車の運転もあるしハイヒールなんか履いたこともないばばが
ハイヒールを履いた結果は推して知るべし。
旅行1日目から靴擦れは出来るし、まともに歩けやしない。
遂にばばの痛々しい姿に、じじはばばを背中におんぶして沖縄の中央通りをホテルまで戻った。
どのくらいの距離だったろう???
後にも先にもじじがばばをおんぶしたなんて一回きりだなぁ・・・・・・・・
あれから40年近く。
今なら絶対おんぶなんかしてくれないだろうな?ばばが足が痛いって訴えても・・・・
あの時の教訓からばばは思ったね、絶対ハイヒールなんか履かないぞって。
ところが、ところが又ハイヒールを履いてしまった。
姉と二人で姪の結婚式に出るため上京した時のこと。
東京に行くからにはビシッと決めなくては・・・・とスーツにハイヒールで飛行機に乗った。
東京に着いたのはだいぶ薄暗くなってからだった。
ハイヒールで歩いた距離なんかたいしたこと無かったんだけど、
又しても靴擦れが出来て痛くて歩けなくなってしまった。
じじになら、おんぶしてもらえるかも知れないが姉におんぶしてもらうわけにはいかない。
我慢しながら歩いていたが、遂に力尽き、目の前にあった小さな雑貨屋さんのようなお店で
上履きがちょっと進化したような形の靴を買い、踵には「傷テープ・カットバン」を貼って
足を引きずりながらホテルへ向かった。トホホ・・・
その時思ったこと(大東京でも、田舎と同じじゃない。小さな川が流れていて
お店だって島の店と変わらない)って・・・田舎者ばばだったなぁ〜〜〜
東京のほんのほんの一点を見て「大東京」を見た気になっていたんだね。
まさに「井の中の蛙大海を知らず」のばばだった。
それにしても、東京へ行くからって何もハイヒールまで履いて
正装することなんか無いのにね。
誰も、一旅行者になんか目も留めないのにね。
自意識過剰だったのかな?あぁ〜〜恥ずかしい!!!!!!!
今なら、旅行と言えば一番動きやすい服装で靴はもちろんスニーカー。。。。
時間と経験が色々教えてくれるんだよね。
・・・とここまで書いて今日はおしまい!
明日、またこの続きを書くね〜〜〜〜。