ベッドに横になる方法が分からないって・・・・
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6月27日(日)久しぶりの晴
最近のばばは、だらけている。。。。。
自覚しているんだけど、ブログも「今日は、やぁ〜〜めた」って決めると
さっさと寝てしまう。
昨夜はせっかくの「部分月食」も見たのに・・・ブログに書かずに就寝。
7時過ぎ、ベランダに出た姉が「あれっ?今夜、部分日食って言っていなかった?」と・・・
確かに東の空を見ると、月が何時も見る感じと違って
左の部分がぼやけて見える。
じじに「ねぇ〜、朝テレビで、部分月食って言っていたよ」と言うと
じじは慌ててカメラ担いで屋上へ。
何枚か写真を写して、食事開始。
食事の合間にも屋上に駆け上がったり、玄関先で空を眺めたり忙しい。
7時過ぎ気付いて、9時回る頃には半月より少し小さくなった月。
それ以上は小さくなりそうもないので諦めて食事に専念。
じじは日食用のフィルターをカメラに当てたり(結果はフィルターが厚すぎてダメ)
色つきビニルを当てたりしながら奮闘したが周囲が明る過ぎて
良い写真は撮れないと諦めた。
今年は部分日食を見たり、部分月食を見たりできてラッキー。
ばばは、毎日病院へ通っているが、当たり前のことながら
病院には色々な患者さんがいる。
ばばが毎日観察している患者さんはNさん。
年齢は70代かな?
隣町の方で最初の頃は、やはり70代の奥様が午前中の約半日付き添っていた。
入院した最初の晩は、両足が立たないのにトイレに行くと大騒ぎしていた。
でも、2日後にはしっかり自分の足で立てるようになった。
Nさんが元気になるに連れ奥様も初めの頃のように頻繁には病院に顔を出すこともなくなった。
最初の頃、奥様から聞いた話によると・・・・・・・・・
Nさんは軽い認知症で治療のため都会の病院へ行き、薬を服用していたそうだが
今回は軽い脳梗塞で足が立たなくなり入院したとのことだった。
外見は何処も悪そうには見えないNさん。
食事はご飯とおつゆ以外ほとんど手を付けない。
そして、今ベッドから起きあがってトイレに行ってきたかと思うと
すぐに又トイレに行く。
その度に「看護婦さ〜〜ん、起こして下さ〜い」と呼ぶ。
看護師さんは慣れたもので「Nさん、自分でちゃんと起きられるがね〜」と相手にしない。
すると、いつの間にか自分で起きあがる。
所が起き上がっても「トイレの場所を教えてちょうだい」と
毎回必ず言う。
部屋を出たらすぐ正面がトイレで、十数分おき?にトイレに行っているのに
必ず「トイレの場所教えてちょうだい」というのが不思議だ。
これも認知症の症状の一つなのだろうか・
昨日、可笑しかったのは(失礼かな?)トイレから戻って
ベッドに腰掛けたNさん。
「ベッドに横になりたいんだけどどうしたらいいのか分からないから教えてちょうだい」と言う。
ベッドの縁に腰掛けているから、そのままゴロンと倒れたらいいのに・・・それが出来ないらしい。
ばばは、もし万が一怪我でもさせたら怖いので看護師さんを呼んだ。
看護師さんが二人来て
「右手でベッドの柵を持って、そのまま倒れて下さい」と指示している。
次に両手でベッドの柵を持たせ体を引き上げるように誘導している。
さすがプロ。
見ていて感心した。
でも・・・・ベッドに座るまで出来て「寝る(横になる)ことが出来ない」って
どういうことだろう?
そう言えば、入院前の一時期、父が「僕、どうしたらいいの?」という言葉をよく発していた。
今のNさんと同じ状態だったのだと今にして思う。
今夕は、誰も介護士さんがNさんの近くにいなかったので
食後どうするかな?と見ていたら、俯せの姿勢からクルンと回って
ちゃんと一人で寝ていたNさん。
Nさんが時々本当に寝方を忘れてしまうのか?
いったん横になったものの、位置が気に入らないのか、
ベッドの上でずり上がったり、ずり下がったり
はては、足下のベッドの柵の間に両足を入れて立ち上がってみたり・・・・・
トイレの場所が毎回分からないのか?
また、どうして寝方が分からないのか?真実は分からないけれど
認知症のせいだとしたら怖いなあと思う。
毎日病院通いをしていると、自分の足で歩き、手を使って食事が出来るという
ごくごく当たり前だと思っていることが、恵まれていて幸せなことだと
再認識する。
じじとばばの健康管理をしっかりしなくちゃ・・・と改めて痛感する毎日だ。