こ・と・ば他、鳥から魚をプレゼント・・・・

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6月10日(木)曇

左足が萎えたようになって力が入らないと言っていた

80代後半のおばあちゃんを病院へ連れて行った。

名前を呼ばれて診察室に入ったが・・・・・・・・

おばあちゃんの症状を聞き「では、ベッドに上がって下さい」と。

おばあちゃんは腰も痛いので、半べそかきながらベッドに上がったが

その時、お医者さんが「左足が右足より先に動きましたよね」と、

まるで、「左足が萎えて痛いと言うのは嘘でしょう」とでも言いたげな口調。

更に、診察室の狭いベッドの上で俯せになった、おばあちゃんに

「両足を曲げて下さい」と。

おばあちゃんが曲げると、「ほらっ、同じように曲がるがね」って。

更に仰向けに寝かせたおばあちゃんに「両手をあげて下さい」と指示。

おばあちゃんは「万歳」のポーズをとると、

邪険に「そうじゃない!、こう!」と

両手を脇の所から足首の方に向けて上げるように指示。

だったら、最初からおばあちゃんの手を取って教えてあげればいいのに・・・・

患者さんとのやりとりを聞いているだけで

ばばは、腹が立って仕方がなかったが反発することも出来ず・・・・悔しかった。

 

「病は気から・・」と言われるようにお医者さんの優しい言葉で

患者さんはどれだけ救われることか・・・・

優しい言葉をかけるのにお金も体力もいらないのに・・・・

我が家の娘が小さかった頃、1週間に一回ほどの割で病院通いをした。

突発性発疹とか、急に高熱を出した、引きつけを起こした・・・・と。

娘を診てくれた先生は言葉も優しく、娘のことを「ちゃん」付けで呼んでくれ、

娘はこの先生のことを「優しい先生」と言って、例え注射をされようとも

この先生を慕っていた。

何処も悪くなくても「優しい先生の所へ行こう」と言うほどだった。

また、ばばが先日行った病院では、ばばが診察室の椅子に座るや

「お待たせしました。ごめんなさいね、担当が次々替わって・・」

と先生が先に言って下さった。

4月までお世話になっていた先生が転勤になり、5月に診て頂いた先生と

先日(6月)診ていただいた先生も違っていたから。。。。

4,5,6月と各月毎に診て下さった先生が替わっていたのだ。

でも、先生が替わったからとちっとも不快な気持ちにはならなかった。

それは、先生の優しい言葉と語り口にあったと思う。

今日、おばあちゃんを診てくれた先生も

「あら、ばあちゃん、今日はどうしたの?」

「あ、そう、足が萎えたの、大変だったね。

ベッドに上がって詳しく診てみようか」

「両手を少しずつ上に上げて、良しと言ったらそこで止めて・・」

と言うように言ってくれたら、おばあちゃんもばばも

どんなにか安らかな気持ちでおれたことか・・・・・・

「言葉」はその人の印象さえ変えてしまうね。

言葉巧みに人を騙す「振り込め詐欺」等というとんでもない極悪人もいるけれど

日常生活でも相手のことを考えて、相手に嫌な思いをさせる言葉は使わないように

ばばも気を付けようと改めて思った。

話は変わって、

ある所に90前のおばあちゃんが住んでいました。

おばあちゃんの一番好きな食べ物は刺身。

そのおばあちゃん、2年前の1月だったか、

鳥(ミサゴ?)から大きな魚をプレゼントされたことが

よっぽど嬉しかったらしく、今でもことある毎に周囲の人に話して聞かせるそうな。

ばばも、もう今年になってからでさえ5回は聞いた。

今日も、ある人に話しているのを聞いた。

「大きな鳥がね、海からこのくらい大きな(・・と、両手5,60センチの魚の形を作り)

魚を銜えてきて、キビ畑の脇に落としたの。

私が覗くと、鳥は何処かへ飛んで行ったので鳥が落とした魚を拾ったの。

近くにいた人に、欲しい?って聞いてもだれもいらないって言うから

じゃ、私がもらうねって持ち帰ったんだけど、

ふう〜〜〜あの魚の生き生きしていたこと!!!」って、

身振り手振り加えてうっとり話しているおばあちゃん。

ミサゴからプレゼントされた魚の運命やいかに????

おばあちゃんは、こんなことも言っていた。

ある人が池で魚を育てていて、生きたまま持ってきてくれたんだけど

ふぅ〜〜、生きた魚を刺身に切って食べたら口の中でも動いて

なかなか飲み込めないもんよ〜だから、あんまり新鮮な刺身も考えもんよ」って。

そんな話をする時のおばあちゃんの嬉しそうな顔!。

おばあちゃんの話を聞いていた人は笑い転げたり

顔をしかめたりしながら聞いていたけれど、

おばあちゃんは、刺身がいかに美味しいかを強調していた。

いくら、おばあちゃんが絶賛しようとも、刺身はばばには「猫に小判」。

そうそう、今年もある地方でオタマジャクシが空から降ってきたと

テレビで報じられていたけれど、ばばの家の屋上にも

月に一度で良いから新鮮な海の魚が降って来ないかなぁ?????

もちろん、じじの刺身用!!!

じじとばばで大きなビニールでも広げて待っていようか・・・・・・

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