ついに来た!「米軍基地移設反対1万人集会」の日

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4月18日(日)晴

ついに、この日が来た!「4・18・1万人決起集会」

朝、起きた時、少し風が強いかな?と思った。

でも、窓を開けると空は晴れ渡っていた。

「神様も味方してくれている」と思った。

集会は11時からなので10時半には家を出る計画だった。

しかし、我が家から会場である漁協の方を眺めると

9時前後からたくさんの人が歩いているのが見え、

交通整理する人の姿も見えた。

じじの計画で11時10分前に家を出た。

家を出たとたん、あちらからも、こちらからも手作りのプラカードなどを手に

たくさんの人たちが皆同じ方向へ歩いていた。

会場近くになって、じじは気合いを入れるんだと「基地移設反対」の鉢巻きをきりりと締めた。

会場に近づくにつれ、人々の数はますます多くなった。

じじの洋服を引っ張っていないと迷子になりそうだ。

会場入り口はばばが見たこともないほどの人・人・人でごった返している。

上空をヘリコプターが3機、セスナ機が1機飛び回っている。

その音がやけに耳に付く。

たった4機でこれだけうるさいんだから、これが軍用機となれば

この何十倍、何百倍もうるさいだろうな・・・・と

改めて、基地移設されると大変なことになるという思いを強くした。

会場ではチラシをもらった。

鹿児島大学の学生さんたちも独自のチラシを作ってきて配っていた。

若い人たちが関心を持ってくれることは良いことだと嬉しくなった。

会場では数年ぶりに合う元同僚たちと近況報告をしたりしながら

前の方に席を取った。

席・・・と言っても地べたに座るのだ。

もう少し気が利いていれば、何せこの様な集会にあまり出たことがないばばは

シートの準備などして無くて、持ち合わせていたエコバッグを敷いて座った。

ばばの目の前に座っている数千人の人たちも手に手にプラカードを持ち

頭には基地移設反対の鉢巻きをしている。

未就学児も、小中学生もたくさんいる。

お揃いのTシャツの背中に「基地反対」のゼッケン?をつけた一団も・・・

会場至る所に各集落や職場名を書いた幟がはためいている。


進行係の方が「1万人まであとわずかです。しばらくお待ち下さい。」と言った。

1万人に達したら開会・・・ってことかな?

そのわずか数分後、「今、1万人に達しました。開会します。」と・・・・

まず、奄美群島日本復帰の立役者、第一人者「泉芳朗先生」の

「島」という詩の朗読。(昨日のブログに記載しています)

その後・・・・・・・・・ついに開会!

徳之島町長の開会宣言に続き行政団体代表・Iターン者・教育関係者

婦人連の代表などが次々登壇し、基地移設反対のメッセージを力強く発表した。

その度に太鼓が鳴り響き、拍手が沸き起こり、指笛が鳴り

数千枚のプラカードが高々と挙げられた。

メッセージ発表の合間にも参加者の数が発表される。

開会時、1万人だったのが、しばらくたって1万2000人と発表され

中盤に入る頃には1万5000人と発表され大きなどよめきが起こった。

大成功だ!!!

徳之島の人口が約26000人。

その半分以上の人が今日のこの会に参加したことになるのだ。

基地反対メッセージの発表後、今日の来賓の方々の紹介もあった。

現衆議院議員・参議院議員・鹿児島県議会議員、沖永良部・与論町など自治体の長、

本土の方からもたくさんの賛同者が駆けつけてくれ遠くは宮城県から参加して下さった方もいた。

来賓のある方が「徳之島で1万2000人集まったと言うことは東京の600万人集会に

匹敵します」と話した。最終的には1万5000人の参加者だったことからしても

今日、あの亀津漁港に集まった人々の「島を思う熱い気持ち」が分かる。

今日の会でたくさんの方が登壇した。

赤ちゃんを抱いた若いお母さん、車椅子に乗った方、カトリック幼稚園の園長先生(外国ご出身)

どなたも、「なるほど、なるほど」と共感できる内容の発表をした。

中でも、去年末、初めての島民劇「北緯29度線」に

出演した高校生の「鳩山総理大臣・オバマ大統領にどの様にしたら

私たちの気持ちが伝えられますか?基地はいらないという私たちの強い思いは・・・」という

訴えが印象的だった。

この高校生は、昨年上演された「北緯29度線」という劇に参加したことで

戦後8年間も米軍統治下にあった奄美群島の人々の悲惨さ、

そして本土復帰運動に情熱を傾けた先人たちの姿や

島人のたくましさを学んだと述べた。

以前のブログにも書いたが、あの島民劇は今日の日(米軍基地移設問題)を暗示していたのかも知れない。

外国人の幼稚園園長先生は「基地移設賛成の方も島の発展を願う気持ちは同じはず」と語り

世界中から戦争が無くなれば基地なんて言う物はいらなくなる。

実現不可能かも知れないけれど、理想的な世界の実現を願う・・・」ような趣旨のことを話された。

今日登壇された方々の話されたことを詳しく書きたいが文もダラダラになるので

詳しいことは「じじの写真日記」や、「動画日記」をご覧下さい。

ばばの隣にいた友人は会の終わり頃「なぜ徳之島だけ、アメリカに統治されたり

核燃料再処理工場が誘致されようとしたり、今回又、基地移設と・・

国に振り回されているのでは・・・」と漏らした。

ばばも同感だ。

島の自然や民心を乱す物はいらない!

何時までも、ゆったりとした時間が流れる島であり続けてほしい・・・・・・・と願う。

今日の会に参加して、ばばは改めて島の方々が、いかに島を愛しているか再認識できた。

出身地域が違い面識はなくても今日あの場に集った1万5000人の「島を思う心は一つ」!

ばばは、高揚した気持ちで会場を後にしたが会場から出るまで人波に押され

遅々として前に進めず、なかなか出口に到着できないくらいの人・人・人だった。

 

今日の集会のことをばばは生涯忘れないだろう。

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