いよいよ明日・・・・・

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4月17日(土)晴

最近まれに見る良い天気だった。

明日はいよいよ「基地移設反対1万人決起集会」だ。

天気はどうだろう????

昨夕の散歩は、何時もと同じ「山田川コース」だった。

山田川沿いを歩いている時、先日来の雨で小川のような流れができていて

その中にカエルがいるのを発見した。

昔は、夜などうるさいくらいカエルの声が聞こえたものだが

最近はとんとカエルの姿さえ見えなくなってしまった。

珍しくて、じじは盛んに写真や動画を撮っていたが

周囲に雑草が多く、カエルがはっきり写らないと、カエルを素手で捕まえて

道路の真ん中に出して撮影しようとした。

しかし敵もさる者。一瞬にして藪の中に逃げ込んだ。ざんね〜〜〜ん!じじ。

今日はあまりに天気が良いので午前中、諸田池と和瀬池へ鳥たちと会いに出かけた。

11時前だったので、鳥たちはいないかも・・・・と、あまり期待もせず出かけた。

道すがら「基地移設反対」の看板があちらにもこちらにも立っている。

否が応でも、明日の決起集会のことを考える。

諸田池では、じじが期待していたカモとは出会えなかった。

暖かかったせいか、亀も砂地に上がって甲羅干しをしていて

じじは写真に撮った。

その時!ばばは見た!

じじの足下に茶色の「カナヘビ」が・・・・・・・

さらに、その近くには細長いトンボと珍しい小さな蝶も・・・・・

「じじ、カナヘビがいる!トンボも!」とじじをつつき、

じじがばばの方を振り向いた瞬間、「ドボ〜〜ン」という水音。

甲羅干しをしていた亀が池に飛び込んだ。

さらに、カナヘビも草藪に姿を消し、蝶も飛び立った。

二兎を追う者は一兎をも得ず。。。。。。

虻蜂取らず。。。。。。。。。。

その後、和瀬池へ回り、散策しているうちに

カモが3羽優雅に泳いでいるのを発見!

良かったねぇ〜〜じじ。

その後も、珍しいトンボや蜘蛛の巣、季節はずれ?の桃の花等を撮影、満足して帰宅。

そして夕方は4時過ぎから又散歩へ。

途中、ジョウビタキを見つけたが撮影は失敗。

大瀬川ではチュウサギやキョウジョシギ、ハラグロなどを撮りながら河口へ急いだ。

明日の「基地移設反対決起集会」の会場を見ておこうと・・・・

明日の会場は漁港だが、既に準備万端。

横断幕や看板がたくさんあって、あちこちからマスコミ関係の方も見えていて

明日の撮影をシュミレーションしている人もいれば

近くのホテルの屋上から会場全体を撮影している人もいた。

会場入り口には「奄美群島、日本復帰」に尽力した泉芳朗先生の詩も貼られていた。

ばばたちと同じように会場を見に来ている人も結構いた。

買い物を済ませ、東区集会場横を通るとそこにも大勢の人たちが。

会場から出てきた人の話によれば、徳之島出身の国会議員さんが

「なぜ、移設反対が必要なのか」について色々説明したそうだ。

その中で、移設賛成の地元の方が代議士に要望書を手渡したりもしたとか・・・

狭い集会場なのに、10社以上のマスコミ関係者がいたそうだ。

会場の外では、「基地移設反対」と染め抜かれた手ぬぐいを一本300円で売っていたので

明日の準備のため、じじと二人分買った。

ばばは退職後3年、毎日の散歩で、昔はごく普通に見られた動植物なのに

今は殆ど見られなくなっている物が多いことに気付いた。

環境の変化や気候変化の影響が大きいと思う。

島の自然環境を大事にしていかなくてはいけないと真剣に考えるようになった。

徳之島は珍しい動植物の宝庫だ。絶滅危惧種に指定されている物も多い。

美しい自然を残すために

子供たちが安心して島に帰れるように島を守っていかなくてはいけない。

そのためにも明日は決起集会に参加し、いろいろ学習してきたいと思う。

私は島を愛する
黒潮に洗い流された南太平洋のこの一点の島を
一点だから寂しい
寂しいけれど消え込んではならない
それは 創世の大昔そのままの根を かっちりと海底に張っている
しぶきをかけられても 北風に吹きさらされても雨あられに打たれても
春夏秋冬一枚の緑衣ををまとったまま
じっと荒海のただ中に突っ立っている
ある夜は かすかな灯台の波明かりに沈み
ある日は 底知れぬ青空をその上に張りつめ
時の思い余って真っ赤な花や実を野山にいろどる
そして 人々は久しい哀れみの歴史の頁頁に
かなしく美しい恋や苦悩の詩を捧げて来た
私は この島を愛する

南太平洋の一点 北半球の一点
ああ そして世界史の この一点
私はこの一点を愛する
毅然と己の力一ぱいで黒潮に挑んでいる この島を
それは二十万の私 私たちの島
わたしはここに生き継がなくてはならない
人間の燈台を探ねて

(泉芳朗詩集より)

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ばば
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