放任と過保護

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3月10日(水)曇り時々小雨風強

ばばの身近な「過保護」と「放任」について。

ばばの玄関先にはいくつかの鉢植えやプランター植えの植物がある。

ぐうたらばばも、一生懸命、水をかけ、草を抜き、肥料を与え世話をする。

でもねぇ〜〜、いくら手をかけてもばばの期待に応えてくれない植物もある。

その代表格がギンモクセイ。

過去、何回かブログにも書いたが11月に2本買って育てようとしたが見事失敗。

それならばと ・・・と1月には3本前を買い、園芸センターに育て方を相談したりして

(今度こそは・・・・)と意気込んでいた。

3本ともしっかり葉を増やし、喜んでいたのもつかの間。

ある日を境に葉が全部落ちてしまった。

温度が低すぎるのか?

風が強すぎるのか?

はたまた水不足か?水分過剰か?

考えに考え、風の強い日はビニル袋や段ボールで風を避け

夜は室内に取り込み、

お日様が顔を出す日には外へ出し日光に当て

水は鉢底から溢れるほどかけて、その後は土の状態を見ながらかけていた。

(我が子を育てていた時代、こんなに細かく気を遣ってあげただろうか?)

と思うほど気を配っていた。

・・・・・・・・・にもかかわらず、2月の初め頃には葉が全部落ち・・・・

ばばは絶望のドン底に・・・

毎朝起きれば、まず仏壇の水替えの次にギンモクセイを覗き、ご機嫌を伺い

夜寝る前にも覗いていた。

そんな日が続いて、ばばの願いが通じたかのように小さな小さな芽がいくつか出てきた。

米粒の10分の一くらいの小さな小さな芽。

愛おしく(絶対枯らしてなるものか)と日々気にかけているのだが

1週間経っても、2週間経っても、その芽は全然大きくならない。

気温も20度以上で寒い日もなかったのに・・・・・

どうして????

ばばも、ほとほと疲れてきた。

(もう、いい加減放任してみようか)と鉢を外に出したまま4日ほど放置したままだ。

この放任が「吉」と出るか、「凶」と出るか・・・・

もう、運を天に任せようと思っている。

 

過保護で育てているギンモクセイと反対に

もう名前すら忘れてしまった植物がある。

スズランの仲間だったかも知れない。。。。。。

もう、かれこれ5,6年にはなるなぁ〜育てはじめて。

たしか、生協から球根で買ったと思うが、その記憶すら定かでない。

鉢植えにして、水をかけ、たまに肥料を与え、雑草を抜き・・・後は、ほったらかし。

いつの間にか、その存在すら忘れてしまうこともある。

地上部分は何も見えない期間さえある。

・・・・・・・・ところがである。

この花は、何といじらしいんだろう?

毎年、お正月過ぎる頃からヒョッコリ細長い葉っぱを出し

2月中旬頃には地上ほんの4,5センチくらいに可憐な白い花をつける。

花も「どうだ!私を見て!」と自己主張はしない。

ひっそりと俯き加減に咲く。

派手さは全然無い。

しかし、ひっそり咲くその姿は清純ですがすがしい。

地上4,5センチに咲いていた花が、

いつの間にか茎が伸び地上10センチくらいまで背を伸ばしている。

それでも、花は決して誇らしげに上を向くことはなく下向きに慎ましやかに咲いている。

いくら手をかけても、成長してくれない花。

手をかけなくても、夏の暑さにも冬の寒さにも耐えて力強く生き抜き

自ら花開く花。

ばばは、玄関先の二つの花木を見ながら

人間の子育てと、植物を育てることってけっこう共通項があるなあと思っている。

過保護なギンモクセイ・・・・しっかり若芽を付けられるか?

試練が続きそうだ。。。。。

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