驚・笑・願
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2月22日(火)曇り後小雨
平成22年2月22日。
今日は2が五つも並ぶ日だと朝からテレビで何回も聞いた。
ふぅ〜〜ん。
次は後何年後にこんなに同じ数字が並ぶ日があるんだろう?
「算数恐怖症」兼「算数、大の苦手症」のばばの頭では考えられない・・・
日にちのことは良いとして、今日は昨夕のことを。。。。
昨日は、ほぼ一日、家を空けていて帰ったのは夕方5時頃だった。
姉と二人で夕食の買い物のためスーパーへ行くことに。
スーパーの手前まで来た時、いつもの癖で大瀬川を覗いてみた。
過日、何もないように見える中州にたくさんの小鳥たちを見つけて感動してからは
川の近くを通る時は必ず覗いてみる。
昨日もいつものように、何気なく川を覗いたら・・・・一羽の白い鳥がいた。
(白鷺か〜〜)と思い、スーパーへ向かおうとした時
鳥が体の向きを変えた。
一瞬だが、ばばの目に鳥のくちばしの形が鮮明に焼き付いた。
あ〜〜〜っ、会いたかったヘラサギだ!!!!
昼間、浅間の干潟で写真に収めようとしたら「山羊さん出現」で
ばば達の視界から遠ざかって行ったヘラサギが
今、ばばの目の前10メートルくらいの所にいる。
夕方で、雲も多かったけれど、そんなに暗くはない。
(じじに電話をしよう)と一瞬のうちに決断。
すぐに電話をした。
じじはあまり乗り気でなさそうだったが「じゃ、これから行く」と答えた。
家からここまでなら歩いても3分。
バイクなら1分では来れるだろう・・・と思ったばばが甘かった。
待てど暮らせどじじの姿は見えない。
サギのすぐ近くの橋の上をたくさんの人や車・自転車・バイクが通る。
サギが飛び去るのではと、ばばは気が気ではない。
ついには近くの家具屋さんの角まで走って行ってじじを待っていた。
バイクに乗ってやっとじじ登場!
じじを引っ張るようにして道路を横切り川縁へ。
川を覗いたり、ビデオを構えたり、カメラで撮影するじじとばばを見て
ひとり、ふたり・・・と人が集まってきて川を覗きだした。
中には車を止めて、ばば達の近くへ来て「何がいるんですか?」と聞く人も。
「ヘラサギがいるんです」と答えると珍しそうに携帯で撮影する人も。。。。。
そう、こうしているうちに「野次馬?さん」達も一人去り二人去り
残ったのはじじ&姉&ばばだけ。
周囲もだんだん暗くなってきたけれど、かまわずじじは撮影、ばば達はのぞき見。
もう少ししっかり見たいと、対岸へ走った。
対岸は堤防が高く背伸びしても川面ば見えない。
堤防によじ登るにもジャンプできない。
仕方がないので、橋の近くまで引き返し背伸びしてサギを観察することに。
初めはサギが何をしているのか分からなかったけれど
見ているうちに餌を探していることに気付いた。
長いヘラのようなくちばしを川の中へ入れ
体全体を大きく左右に揺らしながら川上へ川下へと移動し、魚をすくい取ろうとしているようだ。
敵も去る者。サギの奮闘虚しくなかなか魚は掴まらない。
よくよく見ていると、サギの方がボラの大群に囲まれてしまっている。
必死にくちばしを左右に振る・・・と言うより首全体を振っているサギ。
人間の行動で例えると、両手でざるを持ち左右に大きく動かしながら
上へ下と魚を追い回しているような・・・・
必死なサギのの姿は一種滑稽でさえあった。
長い奮闘の末、やっとのことでボラを一匹銜えることが出来たサギ。
ボラを銜えたまま水の無い所へ行き首を左右に振ってボラにダメージを与えているかのよう・・・
そして、ゴクン、ゴクン、ゴックンという風にボラを飲み込んでしまった。
その後は又しても上へ下へとボラの群れを追い、時にはボラたちに囲まれ・・・
その様子は見ていて飽きないし、サギの大奮闘に
「頑張れっ、もっと左!そこじゃないでしょ!左!」と声に出して叫んでしまうばば。
姉もじじも呆れたようだが、それでもサギの奮闘ぶりには拍手!!
ばば達が見ていた約2時間近くの間、サギの釣果はたったボラ一匹だけ。
どんなにか疲れているだろうに、辺りが薄暗くなっても、なおボラの追撃を止めないサギ。
ボラの姿は見えているのだろうか?
鳥って夜は目が見えないって子供の頃聞いたけど・・・・
だから、夜盲症のことを方言で「鳥目(トリメ)」って言うんだって。
7時前になったので、じじが「帰ろう」と言うので従った。
未練がましく、もう一度川を覗いたら、やはりサギは必死にボラを追いかけていた。
お腹いっぱいになるまで、あのように餌を追い続けるのかな?
それにしても、よくまあ、長時間、あんなに頭を左右に振り続けて
頭がふらつかないものだ。
ばばなら、一分も続かないよ。
帰りながらも必死にボラを追うサギの姿が微笑ましくもあり
滑稽でもあり、しぜんに笑いがこみ上げて来る。
あれからサギはどれくらいボラの群れを追い回したことだろう?
あの後も獲物はゲットできただろうか?
あのサギのねぐらはどこなんだろう?
親、姉妹はいるのだろうか?
夕ご飯の時、じじが言った。
あんなに必死に頑張って、あれだけしか餌が採れないとしたら
ヘラサギは生きていけるのかなぁ〜〜って。
今後繁殖していけるのかなぁっと真剣に心配しているじじ。
来年も、いや再来年も、ずぅっとずぅっと大瀬川でヘラサギに会えるかなぁ???
きっと会えますように・・・・
そのうち、大瀬川でボラの捕まえ方をサギたちの教える「じじ先生」の姿が・・・・
なぁ〜〜〜んてね。
追記
期待を込めて今日も大瀬川へ行ったけどサギと会うことは出来ずトボトボ帰ったばばでした。
サギはどこへ行ってしまったのでしょう?
○○池へ?それとも天城の干潟へ?
又必ず再会できますように。