川を越えて
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2月20日(土)曇り
いつもの散歩コース、「山田川コース」の距離を少し延ばそうと思えば
ある地点まで川を下り、今歩いた対岸を遡って、畑の中を通れば
1キロくらい延ばすことが出来る。
川沿いに歩く時、いつも「この川を突っ切って対岸に渡れたらね」と話していた。
川幅はほんの数メートルなので、橋か、飛び石があればすぐに渡れるんだけど
無いんだよねぇ〜〜。
それで、いつも橋のあるところまで川を下って対岸に渡り
またさっき歩いた道を見ながら逆行して、坂を上って歩いていた。
ところが・・・・・・・・今日は、じじが途中で川へ降りていった。
きっと水生昆虫でも写すんだろうと姉と二人が先に行こうとしていたら
「お〜〜い、向こう岸へ渡るぞぉ〜〜〜」とじじが呼ぶので慌てて引き返して川へ降りた。
川の中には堰のような物が作られていて、水量も少ないので
歩幅をうんと大きくすればなんとか渡れる。
川を渡ったら、今度は雑草だらけの崖を這い上るような感じで進むと
サトウキビの刈り取りが終わった、よそ様の畑に出た。
サトウキビの芽のある畝を踏まずに勝手に畑の中を通って
いつもの対岸の道へ出ようとしているのだ。
サトウキビの刈り取りが済んでいるから出来ることで
普通なら、とても出来ることではない。
今日でも、勝手によそ様の畑の中を歩いているんだから、褒められたことではないね。
でも、何だかワクワクしながら畑を横切り急な坂道を上がって行った。
このコースでは、今時分タラの芽が採れるのよね〜。
歩きながら手の届くところから数本手折ったけれど、
もう先客がけっこう採ってあって収穫は少なかった。
じじが、「タラの芽だけでなく、
茎もトゲをそぎ取って天ぷらにしたら美味しいよ」と言ったけれど、本当?
ばばは今まで芽の部分しか食べていなかったよ。
3日前だったかな?一回目の「タラの芽天ぷら」を食べたけれど
今夜も又、タラの芽天ぷらだ〜〜〜。
タラの芽を採りながら姉が友人Hさんの失敗談を話した。
以前、このブログにも書いたけれど・・・・
Hさんは、ある日たくさんのタラの芽を見つけ
「家族に美味しい天ぷらを食べさせてあげよう」と喜び勇んで収穫。
ホクホク気分で帰宅。
いざ、天ぷらを・・という時にHさんは身体に異状を感じた。
体中が痒くてたまらないのだ。
我慢できないほどのかゆみに耐えきれず、病院へ。
診察の結果「ハゼまけ」との診断が出された。
「ハゼまけ」とは方言で「ハゼの木にかぶれること」だ。
Hさんが喜び勇んで収穫したのは「タラの芽」ではなく「ハゼの木の若芽」だったのだ。
そう言えば、今日もタラの木のすぐ近くにはハゼの木の若芽もいっぱい出ていた。
一見、区別がつけがたいほど似ていて、
ばばも自分が取ったのが「タラの芽」か確信は持てぬままじじに預けた。
自然からのプレゼントを頂いて、前進、前進。
しばらくして,県道に出たので、道路脇の知人Nさんの畑に寄ってみることに。
ここでは去年、濃いピンクと白の桃の花がとてもきれいだったのを思い出したのだ。
予想通り、桃の花は満開だった。
濃いピンクの花はもう盛りは過ぎたようだったが
スモモの白い花は今が満開。
その、純白の美しさは息をのむほどで、ばばは「日本に生まれて良かった〜〜〜」
「この島に生まれて良かった〜〜〜」って、何回も言ったよ。
時間が、もう5時過ぎていて光量不足で写真はあまり綺麗ではなかったので、
明日あたりは、逆回りで今日のコースを歩くことにした。
大瀬川では、バン・小ガモ・バリケン・セイタカシギ・コチドリ・キセキレイ
カワセミ、白鷺が思い思いに遊んでいた。
島は良いなぁ〜〜。
自然って、良いなぁ〜〜。
この美しい自然が子・孫の時代、その次の時代もずぅっとありますように・・・・