じじ〜ご飯炊ける?〜

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2月18日(木)曇り時々小雨

夕方、散歩に行くかどうかさんざん迷ったが、

姉とばばは折りたたみ傘持って、

じじは「雨降れば走って帰るから良い」と傘を持たず出発。

コースも「山田川コース」か「一本松ゴルフ場コース」か迷い

「長いこと一本松コース行ってないから、一本松コース」という

「鶴の一声」ならぬ「じじの一声」で決定。

曇っているし、良い題材はないだろうなあと半分諦めつつも

やはり習性は恐ろしい。

目は上下左右、キョロキョロキョロキョロ。

ざっその繁みにも足を踏み入れ、しゃがみ込んでは花や葉っぱを触り・・・・

山田川コースでは見られない、雑草をいくつか見つけ

じじに写してもらった。

コースの約三分の二ほど過ぎた辺りで、

なんの脈絡もなく、ふとばばの頭に夕食のイメージが!

そして、重大なことに気付いた!

あっ、夕ご飯用のご飯がない!昼食でご飯全部食べたんだった〜〜〜。

どうしよう・・・

姉は「一旦家へ帰って、お米洗ってそれから又病院寄ったり

買い物したりしたらいいじゃない?」って言う。

だけど・・・せっかく病院のすぐ前を通りながら、

通り過ぎて家まで行ってお米を洗い出直すなんて・・時間の無駄だな〜〜と

ばばは内心思った。

病院寄って、買い物して帰り着くのがだいたい6時半。

じじが晩酌始めるのが7時頃。

ご飯を食べるのは、7時半過ぎから8時前ごろ。

だとしたら・・・お米洗って約40分浸水させて・・・と

算数大嫌い、逆算大好きのばばは、しきりに頭の中で計算する。

7時ちょっと過ぎにご飯を炊き始めれば良い・・・・ギリギリだぁ〜〜。

その時、じじが「僕が米洗っておいても良いよ」って!!!

まさに、じじが「世界一の夫」に見えた一瞬だったね!

「じゃ、お願い」と言ったは良いけれど、その後のじじは質問攻め。

「米は何に入っているの?」

「米びつはどこにあるの?」

「お米は計量スプーン(カップだよ〜〜)いくつ入れればいいの?」

「計量スプーンは、どんな色?白いの?」

「米びつは流しに向かって右?左?どっちにあるの?」

「お米何に入れればいいの?」

「水はどれくらい入れればいいの?」・・・・・・・・・・

ばばは、途中から、もう笑い出したいのを我慢するのが大変だった。

だって、姉とばばが病院へ、じじは家へと別れる所までも

ずぅっと質問攻めだもの・・・・

姉が「じじはご飯炊いたこと無いの?あなたが加計呂麻にいた間・・・」とばばに聞いた。

「圧力鍋でご飯は炊くから、じじは炊いたことないねぇ。

ご飯は、いつも週末など帰る時に私が炊いておむすびにして

冷蔵していたからねぇ」と言うと姉も納得。

炊飯器なら、じじもお米洗って炊飯器に入れスイッチポンで

自分で炊けただろうにね・・・・

結婚数年後からずぅっと圧力鍋でご飯は炊くし

おまけに、ここ数年は「十穀米」「十五穀米」「黒豆」「黒餅米」等を

必ず入れるので、じじにご飯は炊けないなぁ・・・

じじと別れたものの、じじが白米以外の物も万が一浸水させていたらどうしよう・・・と

心配になってきた。

雑穀の中には粒がとても小さいのがあるし・・・

黒豆などどれくらい入れて良いかも分からないはず・・・・

だけど、お願いした以上は、じじを信頼して任せなければ。

予定通り、病院へ寄り、買い物をして6時半頃帰り着いたばば。

まず、台所へ直行!

ばばが目にした物!それは・・・・・

小さな片手のおつゆ鍋に浸水して盛り上がるばかりに入れられたお米。

お米を洗う専用のボールもあるけれど、その在処をじじは知らないし

おつゆ鍋以外、お米を入れられそうな物が見つからなかったのね・・・・

じじの所へ行くと「お米計って水は入れたけど、洗ってはないよ」って・・・

じじが小学校の頃は「家庭科」でお米の洗い方などは勉強しなかったのね?きっと。

色々思うことはあったけど、

まぁ、じじが「お米を水に浸して」おいてくれた分でも大助かり。

じじありがとうね〜。

おかげで、20分後には美味しいご飯が炊きあがったけれど

ばばが「じじ〜もし、ばばがいなくなったら、じじは即ご飯食べられなくなるね」

と言うと「そんなこと、言わないでくれよ〜〜。

ばばは、じじより長生きしてもらわなくちゃ」ですって。

今時、コンビニや近くのスーパーに行けば

ご飯もおかずも手軽に買えるけれど、

やはり、ご飯・味噌汁くらいは自分で作れるように、じじに教えておかなくちゃ・・・・

炊きたての美味しいご飯。

し・あ・わ・せ〜〜〜。

散歩途中、手折ってきた「タラの芽」も天ぷらにして

先日、働き者のHじいちゃんから頂いた大根で、

ばばが作った切り干しの煮付けや、里芋の煮付け・お味噌汁など、

素朴なおかずばかりだったけど

何だかお腹も心も「ほっこり〜ほんわか〜」の夕食でした。

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