一瞬が分ける・・・・

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2月14日(日)曇り時々雨

昨夜7時前後、救急車の音が聞こえ、ばばの家の手前で止まった。

(何があったんだろう?)

(野次馬になってはいけない)と思いつつも道路側の窓を開けて外を覗いた。

ばばの家よりほんの10メートルほど下の道路左側で

女の子がしゃがみ、誰かが抱きかかえているように見えた。

周りの証明もなく、夜だったのではっきりとは見えなかった。

急病人ではなく、誰か怪我をしたのかな?

近くの家から人が出てきてみんな女の子の方を見ている。

女の子は黒っぽい車にもたれているようにも見える。

左側に黒っぽい8人乗りくらいの車、右側に救急車が止まっているので

他の車はなかなかスムーズに通れない。

そのうち、軽自動車がばばの家向かいにある駐車場に停められ

女の人が、うずくまっている女の子の方へ走っていった。

(もしかしたら女の子のお母さんかな?)

普通なら、すぐにでも救急車に患者を乗せて病院へ向かうはずなのに

どうしたわけか、救急車はなかなか走り出さない。

一体どうしたんだろう?

そうこうしているうちに、左右一車線ずつしかない道路は車が次々と来て

でも、救急車を見てスピードを緩め

お互いに譲り合いながら通過していく。

周りには多くの人々がどこからともなく集まりだし

じじも階段を下りて行った。

ばばは、あえて道路へ出ず、とにかくうずくまっている子が

無事であることを祈りながら夕食の準備に取りかかった。

しばらく経ってじじが帰ってきた。

何でも・・・じじが聞いた話によると

左側に止まっていた大きな黒っぽい車の右側にバイクに乗った女の子が

後ろから突っ込むような形でぶつかって行ったそうだ。

女の子は高校生だとか・・・・・

たまたま夜で、黒っぽい車が停まっているのに気付くのに遅れたのかなぁ〜。

女の子のバイクもライトは点けていたはずだけど・・・。

事故って、一瞬の隙に起こりますからねぇ・・・・

車を乗るばばとしても、自分のことのように怖かった。

ばばの家のすぐ前で、ばばが記憶するだけで3回、事故が起こっている。

家の前の道路はたまたま主要道路に脇からの道が交わるような形で

T字路の縦棒と横棒が交わる地点にばばの家はある。

だから、小さい道から主要道路に出る時、一時停止しているはずだけど

そのままばばの家の倉庫に車が突っ込んで来たのだ。

きっと、アクセルとブレーキの踏み間違いだと思うが、

一度は倉庫の扉を壊しただけで済んだものの

二回目はそのまま車が倉庫に突っ込んで、

倉庫の中に置いてあったいろいろな物が壊れ、扉も変形するほどだった。

その時飛び散った分厚いガラスが今でも、隣のお宅の倉庫の上にある。

又、ある時はばばの家の下にあった外灯に乗用車が突っ込み

外灯はへし折られてしまった。

不幸なことに三回も事故があった我が家の下の道路。

不幸中の幸いと言おうか、人命に関わる事故でなくて何よりであった。

車が倉庫に飛び込んだ事故の時、たまたま女子高生が我が家の前の道路を

歩いていたそうだ。

その子は、携帯電話を操作しながら歩いていて一瞬立ち止まったその瞬間

車が我が家の倉庫に飛び込んだと聞いた。

この女子高生が、普通に歩いていたら事故に巻き込まれていたかも知れない

きわどい時間のずれだったそうだ。

歩きながら携帯電話はとても危ないし、「悪いこと」と即断してしまうばばだが

あの時ばかりは、携帯電話に女子高生が救われたと言っても良いかもしれない。

夕べは、救急車が病院へ向けて走った後、だいぶ経ってパトカーも来ていた。

事故の子細は分からないけれど、島の道は狭いし、駐車場も少ない。

うちの前も路上駐車に注意を呼びかけながら、パトカーがよく行き来する。

ばばは、集落内移動では、よっぽどの重い荷物などがない限り歩くようにしているが

車を乗る時は、気持ちのゆとりを持って運転したいと改めて思った。

夕べ怪我をした高校生が、早く退院できますように・・・・・

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