甥,Hちゃん
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11月4日(水)曇り
10時過ぎに、姉が段ボールの箱を抱えて来た。
東京にいる長男から荷物が届いたと・・・・・
そう言えば、数日前姉が話してた。
「H(姉の長男)が仙台に旅行に行って、かまぼこやおじちゃん(じじのこと)の
ビールのつまみを送ったって」と。
今日荷物が届いたのだろう。
早速箱ごと抱えてうちへも「お福分け」を届けてくれたというわけ。
箱を開けると出てくる、出てくる・・・・まるで玉手箱みたい。
名物の笹かまぼこ・牛タンの味付けの違うもの三種・ホタテ・イカめし・
酒盗(マグロ)・牡蠣味噌・かに味噌(男性好み・女性好みの二種)等々・・・・・
びっくりするくらい入っている。
この中でばばが食べたことのあるものは、笹かまぼこ・イカめしくらい。
後は、食べたこともなければ、自分では買うこともない珍しい物ばかり。
自室にいるじじを
「じじ〜〜〜、Hちゃんがじじのお酒のつまみ、い〜〜〜っぱい送ってきてくれたよ。
見に来て〜〜〜」と呼んだ。
贈り物を見たじじは目を丸くして[こんなにたくさん!!!]とびっくりしていたが
アクションが小さいので、「じじ〜〜〜もっと喜びを表現したら?」と言うと
両手を頭上に上げてお尻を振り振り島独特の踊り「六調」の振りをしながら
又自室へ帰っていった。
それにしてもHちゃん、こんなにたくさんの贈り物有り難う!
「よっぽど思わないと出来ないことだよね」とじじ&ばば感謝、感謝。
甥のHちゃんはばばの三女と同級生。
小さい頃から兄弟のように過ごしてきた。
自分のお姉ちゃん、うちの三姉妹・じじ妹の子供たち四姉妹・・・と
多数の女の子に囲まれて育ったせいかとても温厚で優しい子だった。
鹿児島の病院で生まれて退院し島へ帰ってきた時は
あまりにやせ細って小さくて、みんなとても心配したけれど、
成長するにつれぐんぐん背も伸び今では誰よりも背が高く、逞しくなった。
沖縄の大学に進み、沖縄でコンピューター関連の会社に就職、
今は東京で研修中である。
いつも母親(ばば姉)のことを心にかけ、しょっちゅう電話もかけてくると言う。
大人になっても、優しさを持ち続けている甥が大好きで
じじとばばは「うちの長男坊」と勝手に「我が子」にしている。
姉の家族とばばの家族はずぅっと同一家族のように暮らしてきたので
ばばが結婚して子供が出来て、毎週土曜日、実家の両親に子供たちを見せに行く時は
必ず姉の母子も一緒に行った。
遊ぶのもほとんど一緒だった。
だから、姉の家族は自分の家族のような気がしているばばだ。
今日、甥から届いた荷物を冷蔵庫にしまっていると、じじが
「やはりH君に厳しくしたから良かったのかな?」って・・・・
実は、まだ子供たちが小さく、毎週末実家通いをしていた頃のこと、
実家へ行く時は必ず両親と一緒に夕ご飯を食べて帰ってくるのが慣わしになっていたのだが・・・
夕食の時、母は家族のうち唯一刺身が好きなじじのために刺身を準備してくれていた。
ある日、晩酌をしながら、じじはHちゃんにも刺身を一切れはさんで口に入れたのだ。
その後、夕食を食べ終え楽しく団らんし家に帰った、ばば家族と姉母子。
家の中に入ってから、Hちゃんがずぅっと口を閉じているので不審に思い
様子を見ていた・・・・・・・・・・
すると!!!!!!!!!
おぉぉぉ〜〜〜〜なんたること!
Hちゃんは、じじが挟んで口に入れた一切れの刺身をずぅっと飲み込めずに
口の中に入れたままにしていたのだ。
何てかわいそうなことをしてしまったのだろう!!!
おじちゃんが入れた刺身をはき出すこともせず、数時間口の中に入れたままだったHちゃん。
この時のことは、20年以上経った今でも両家の語りぐさになっているほどで
Hちゃんが帰省してばばの家に来る時は話題になることがあるほどだ。
Hちゃん、ごめんねぇ〜〜、ごめんねぇ〜〜〜。
大人になった今、刺身は食べられるようになったかなあ???
そう言えば〜今年の正月だったっけ???
うちの三女が「東京でレアがとても美味しいお店があるから
東京帰ったら行こうね」とか言ってなかったっけ・・・・
レアの肉も食べられるんだ〜Hちゃん。成長したねぇ〜〜。
今度の正月は、又みんなで集えるね。
Hちゃんが好きだという「鶏飯」作って、みんなで食べようね〜〜。
すき焼きや、水炊きもしようね〜〜。」
楽しみに待っているからね。
後しばらくの東京での研修、今しかできないこと、いっぱい経験して
吸収して幾回りも大きく成長して沖縄に戻ってね〜。
今日は本当に有り難う!!!!!!!!!!!!