手術

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11月2日(月9曇り時々小雨

昨夕、父の様子を見に行った時枕元に「明日13時〜・PEG・絶食」と書いた札があった。

「PEG」って何のことか分からなかった。

「OPE」なら、手術だろうけど・・・・・何かの検査かな?と思いながら病室を出た。

 

今朝、じじがジョギング帰りに病院へ立ち寄った時看護師さんがいたので

札のことを聞いてみると「今日昼から手術って言うことですよ」と説明があったそうだ。

でも、外来患者さんがあった時はそちらを優先するので

手術時間がずれることもあると・・・・・・

もしかしたら夕方からよるぬ手術ってこともあるのかなと思いながら

落ち着かない半日を過ごした。

家事をしていても父のことが気になり落ち着かない。

昼食を食べながらも話題は父の手術のことに。。。。

じじは体調を整えるために食事後しばらく昼寝。

じじが目覚めたら、病院へ行くことに決めた。

母と、奄美市に住むじじの妹からも父の手術のことで電話があった。

母は腰が痛いというので「じじ&ばばがきちんとしますから、

お母さんは休んでいて下さいね」と、念を押し

妹には「手術が終わり次第電話するからね」と答えた。

病院へ出発したのは3時30分。

父の病室へ入ったのが35分くらい。

(もしかしたら、もう手術は終わっているかもしれない。

父はどんな状態なのだろう)と思うと病室のが近づくにつれて

胸がドキドキしてきた。

室内へはいると、父はいつものように静かに横になっていた。

じじの体のあっちこちを見たけれど、何ら普段と変わらない。

布団をめくってみたが、手術をしたような様子はない。

じじが、ナースセンターに行って聞いてきたところによると

「まだ呼ばれていないのでもう少し待っていて下さい」とのこと。

待つこと約10分。

看護師さんが来て「さぁ、下へ下りましょう」と言う。

ばばが「手術は2,3時間かかるんですか?」と聞くと

「そんなにかからないと思いますよ。心配しなくて良いですよ」と優しく言う。

でも、心配性のばばは心配する。

もうひとりの介護士さんが来て父のベッドを押して廊下へ出た。

そのまま大きいエレベーターで一回の手術室へ下りるので

じじと二人は隣の小さいエレベーターで後から追いかけた。

15時45分、父のベッドは内視鏡室へ入れられた。

中から3,40歳代くらいのドクターが出てこられ

廊下に置かれてた机の上にいろいろな物を紙パックから出しては確かめるような仕草をしている。

そのうちに、出した細い管のような物大きな包帯のような物などを

次々と室内へ運んでドアを閉めた。

ドアを閉める直前にばばはドクターに向かって「よろしくお願いします」と頭を下げた。

この時、時刻は15時50分。

中ではどんなことが行われているのだろうか?

物音一つしない。

そのうち、おばあちゃんの患者さんがベッドごと運ばれてきて

廊下に置かれた。

・・・・・・・・・・と言うことは、もうすぐじじの手術が終わるということ。

内心ホッとしつつ待つ。

待つ時間って、けっこう長く感じるものなんですよねぇ。

手術室のドアが開いた。

入れ替わるように廊下で待っていたおばあちゃんのベッドが手術室へ入れられた。

時刻は16時05分。

父は入室からわずか15分で出てきたことになる。

えぇ〜〜〜っ、こんな短時間で終わるの?

ホッとすると同時に気が抜けたようになってしまったばば。

看護師さん二人が「無事終わりましたよ。お部屋へ戻りましょうね」と言った。

父の顔を見ても、顔色も様子も普段と全然変わらない。

良かった〜〜〜、良かった、良かった。

4階の病室へ戻ると廊下で母とばったり会った。

具合が悪いと言っていた母も家で待っている気にはなれなかったのだろう。

ばばは、父より母の体の方が心配なんだけど・・・・

何はともあれ、父の手術は無事終わった。

これからは傷口が安定すれば少しずつ食事も摂れるだろう。

それまでは点滴での栄養補給になるが、しかたないね、お父さん。

それにしても、最近は島でも内視鏡手術などもどんどん行われるようになってきた。

白内障の手術なども、1日数十人に行うそうだ。

島の医療体制もだんだん良くなってきたことを嬉しく思うばばだ。

又、病院は怖いところと言う先入観があるが

知っている看護師さんなどがいると心強いね。

偶然、父が入院している4階病棟には、じじとばばの知っている介護士さんや

機能訓練士さんが数名いて、この方たちと話すと少し気が軽くなる。

やはり、人との出会いを大事にしなければ行けないなあ・・・と又改めて感じているばばだ。

さあ、父の手術も無事終わった。

これからは父が今まで以上に元気になることを祈るばかりだ。

体調の良い時はしきりに何か話しかける父だが会話が成り立つことはほとんどない。

でも、父の手を握った時、じじやばばの手を握り返してくれる父の手の力と温かさで

「お父さんの言いたいこと分かりますよ」。

家のことも、お母さんのことも何も心配いらないからね、お父さん。

じじとばばが力を合わせて、ご心配かけないようにきちんとやりますからね。

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